Angie2014/03/14 21:47

 ザ・ローリング・ストーンズの有名な曲の一つに、"Angie" がある。
 アルバム[Goats Head Soup] に収録されているこのスロー・バラード。もともと、それほど名曲だとは思っていなかった。ストーンズにしては甘すぎるという理由だろう。

 ウクレレでなにを弾こうかと考え、ストーンズも弾いてみたい。 Angie" なら、どうにかなるのではないかと思った。
 例によって自分で譜面を起こすために、しつこく聴いている内に、だんだんこの曲が好きになってきた。
 譜面にするとさらに実感するのだが、曲の構造は実にシンプル。サビらしいサビはなく、メインテーマが延々 Am-E7-G-F-C で回る。それにブリッジらしき G-Dm-C-F-G がつくというだけ。

 しかし、ストーンズの録音を聴くと、実に美しく、説得力がある。穏やかな曲だが、ピアノ(もちろん、ニッキー・ホプキンズ)が素晴らしく引き立ち、ストリングスも分厚く、重厚なサウンドになっている。
 それでいて、アコースティック・ギターのエッジの効いた音が機関車のように曲を前に進めてゆく。
 単純で甘いけど、奇をてらわず、情感豊かに、素直に作った名曲ではないか。

 ミュージック・ビデオは2種類あるとのこと。こちらのバージョンは初めて見た。



 大人しいビデオなのに、ツッコミどころが多すぎる…。

 ええと、ギターの二人。なんですか、そのピンクのバラ。ネックと弦の間に挟んでいるのか?あそこは、タバコを挟むところではないのか?(歩く仏壇)なんだか、ニョキっと生えすぎて、笑うところにしか見えない。
 ミックの爪はゴールド。まだまだ化粧が濃い時期だから仕方がないか。
 そして、背後でかったるそうに叩いているチャーリー。
 いや、誰よりも突っ込まれるべきは、ミック・テイラーだろう。うむむ。これが、ミック・テイラーか…。このあいだ、東京ドームで見たおじさんは、本当に同一人物だろうか…?

 そして、最後に降ってくるピンクの花びら。
 降らすのが遅すぎるような気がする。もうちょっと早く ― せいぜい、3分くらいから、だんだん降らせていくべきだろう。

 つっこみを入れつつも、ミック・テイラーがピアノの前に座り、延々ミック・ジャガーのどアップが迫り来るもう一つのバージョンよりは良いような気がする。いや、"Angie" は音だけでじっくり聞き込むのが一番良いに違いない。

 ウクレレの発表会は今週末。笑ってしまうほど低次元な私の演奏ではあるが、少しでも良い "Angie" になることを願っている。

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