When I'm Sixty-Four2017/05/13 17:10

 いつもお世話になっている日本のトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ・ファン・コミュニティ,Heartbreaker's Japan Party に教えていただいたのが、ベンモント・テンチによる愛器紹介動画。
 ライブ会場のステージ上で、使用楽器を紹介している。スタイン・ウェイの上にあんなに山積みにして良い物だろうか…



 色々な音が出せる楽器の例として、ビートルズの "When I'm Sixty-Four" のイントロを弾いている。
 "When I'm Sixty-Four" はアルバム[Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band] の収録曲。[Sgt. Pepper] とベンモント,トムさんと言えば、二人が初めて出会った時のエピソードが思い出される。カントムこと、[The conversations with Tom Petty] では、こう語っている。

Q:最初にベンモントに会った時のことを覚えていますか?

TP:ぼくがベンモントに初めて会った時、ベンモントはまだ全然子供で、12歳か13歳そこらだろう。ある日、ベンモントがリパム楽器店にやって来た。そして椅子に腰掛けると、オルガンで古いビートルズのアルバムの曲を弾き始めた。たしか、[Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band] だ。最初から最後まで弾いちゃったんだ。鮮明に覚えているよ。
 何せベンモントはオルガンをやめたとたんに、ハープシコードで "Lucy in the Sky with Diamonds" を弾き始めたんだから。ベンモントを見ようと、ひとだかりが出来ていた。まったく、凄い光景だった。

Q:ベンモントは歌っていましたか?

TP:いや、完全にインストルメンタルだった。楽器だけで全て表現していたんだ。あいつ、何でも弾きこなすからね。たとえば、ぼくらが何もなくて退屈してたりすると、「ベンいじめ」みたいな遊びを始めるんだ。ベンモントが弾けないようなものをやらせるのさ。でも、弾けないなんてのは、まれ。とにかく信じられないほどの天才音楽家だからね。
 ベンモントほどミュージシャンに出会ったことが無いよ。彼は本物の名人さ。

 とにかく、ぼくとバイト仲間はベンモントが演奏するのを見ていて、言い合った「おい、あのガキ信じられるか?」ぼくはそのえらい演奏の上手いガキの姿が、記憶に焼きついてしまった。
 でも、しばらくぼくはベンモントに会う機会がなかった。そう…まさに1970年まではね。ある晩、ぼくのルームメイトが若い男を連れてきた。その男はひげを生やして、髪も凄く長かった。それで、腕にはレコードを抱えている。あの頃は、よくレコードを持って人に会いに行ったのさ。
 ぼくは段々、その男がベンモントだって気づいてきた。そう、「ああ!あのガキ!」ってね。
 そしたら、ベンモントが言った。「そうだよ。いま、ぼくはニュー・オーリンズでバンドをやっているんだ」
ぼくは即座に誘った。「明日の夜、ライブがあるんだ。一緒にやらないか?」
「自分のファルフィーサのオルガンしかないけど」
「オーケー、十分だ。」

 この話で面白いのは、子供だったベンモントのことをトムさんも覚えていたし、ベンモントもトムさんのことを覚えていたことだ。[Runnin' down a dream](本)によると、楽器店で [Sgt. Pepper] を一通り弾いた少年に、トムさんは声を掛けて自己紹介をしたらしい(トムさんだってせいぜい15か16の少年だが)。少年は Benmont という変わった名前を名乗ったこが印象的だったという。一方、ベンモントはトムさんのことを「ブライアン・ジョーンズみたな髪型の人」と記憶していた。確かに、金髪のマッシュルームならそうだろう。

 さて、"When I'm Sixty-Four"。こういう曲を聞くと、ポールは本物の天才だったのだと実感する。ジョンやジョージとはまったく異なるタイプの才能の持ち主で、彼がロックという分野を選ばなくても、ある程度ポップスの分野で成功できたのではないだろうか。
 この曲の鍵は、2本のクラリネットと、1本のバスクラリネット。ジョージ・マーティンの手腕の見せ所だ。



 この3人のクラリネット奏者はどこの誰なのか。Wikipediaには名前しかあがっていない。
 ビートルズのレコーディングでオーケストラ楽器を使う場合、よくロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラのメンバーが呼ばれているので、彼らもそうではないかと想像している。
 そのようなわけで、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラがモスクワで公演したときの、"When I'm Sixty-Four"。



 ついでにもうひとネタ。
 現在、ベルリン・フィルの主席指揮者はリヴァプール出身の英国人サイモン・ラトルだが、彼が2013年にコメントしているのが面白かった。2018年、自分が64歳になったら、主席指揮者をやめるというのだ。

"As a Liverpool boy, it is impossible not to think of the Beatles' question, 'Will you still need me.., when I'm 64?'"

 64歳というのは、指揮者にとってきつい年齢だろうか?ポールだって64歳をとっくに過ぎても相変わらず元気にやっているし、ベンモントも今年で64歳になる。
 ラトルは2018年にベルリン・フィルは辞めるとしても、その後も活躍するだろう。

12-String Guitar2017/04/13 22:43

 チャック・ベリーが亡くなったり、J.ガイルズが亡くなったり。
 そうかと思ったら、15年以上前に亡くなったジョージが、未だにリンゴ・ラブラブ爆弾を投下したり。


Olivia Harrison Discovers George Harrison Song Written For Ringo Starr

 ジョージもジョージだが、絶妙に投下してくる当事者である、オリヴィアもなかなかのものだ。さすがは最強の嫁。次はどんなラブコールが飛び出すのか、ドキドキしているおじさん方も多いのでではないだろうか。
とにかく。この世は色々なことがある。

 そんな中で、いつもお世話になっているトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの日本のファン組織,Heartbreaker's Japan Partyに教えてもらった、「12弦ギターを使ったロック史上・最高の曲」というランキングが気になった。

The Top 30 12-String Guitar Songs of All Time

 まてまてまてまて、ちょおっと待て!
 納得がいかないぞ。この雑誌と趣味が合わないのだろうが、とにかく納得がいかない。1位の曲はたしかに偉大だが、12弦と限定して強調するべき脈絡の曲だろうか?(もっとも、このバンドが好きではないという事情もあるのだが…)

 バーズとビートルズの曲でトップ5を固めるべきだ!そもそも "If I Needed Someone" がランクインしていない時点で、論外だ!

 そしてこれ。リッケン馬鹿はかくあるべし!



 どうやら、私の頭では12弦ギターというと、リッケバッカーのエレクトリック・ギターしかないらしい。やはりアイドルの存在は大きい。
 どうでも良い事だが、ウクレレにも8弦というシロモノがあるそうだ。冗談半分で買ってやろうかとも思うが、先生に全力で止められそうだ。

Movie: Into the Great Wide Open (Directed by Brent Carradine)2017/04/01 00:00

 ブレント・キャラダイン監督の映画 [Into The Great Wide Open] の公開が決まった。

 これは、キャラダイン監督が1970年代にマッドクラッチがフロリダからLAまで車で向かった時のエピソードをもとに、ロック・スターを夢見る青年たちの珍道中を、コメディ・タッチで描いたロード・ムービーだ。
 キャラダイン監督によると、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのドキュメンタリー [Runnin' Down a Dream] に登場した、マッドクラッチのゲインズヴィルからLAまでの苦労多き旅の様子を見て、インスパイアされたという。
 お馬鹿コメディとのことだが、ポスターは一見、真面目なロード・ムービー風。そのギャップがなんとも言えない。



映画 [Into the Great Wide Open] あらすじ
 1970年代、フロリダの田舎から、スターになることを夢見て、ロックバンド,ダーティレンチの五人組は、LAへ旅立つことを決心する。しかし旅費が足りず、ありとあらゆる物を売り飛ばし、家族の車を強奪するはめに。
 出発するや、初めて見るサボテンや、雪に大はしゃぎしつつ、道中様々な事件を起こしながら西に向かう。しかし、オクラホマでのトイレ爆破事件をきっかけに、警察に追われることになる。
 音楽あり、カーチェイスあり、乱闘あり。涙と笑いと友情の珍道中は、果たして夢のLAまでたどりつくのか?!

登場人物
トミー:ダーティレンチのボーカル兼ベーシストで良きリーダー。度胸も決断力もあり、年寄りにも可愛がられるが、車酔いをするため、車中では役に立たない。

ミック:ダーティレンチのギタリスト。無口で大人しいが、いったん乱闘になると一番強い。LAには文通相手の彼女がいる。爆弾の解体が得意。

ランディ:ダーティレンチのドラマー。行く先々で女の子たちのハートをわしづかみにするが、それがトラブルの元となる。

ベン:ダーティレンチのキーボーディスト。バンドで唯一、金持ちのお坊ちゃまだが、大学からトミーによって拉致され、無理矢理LAへ向かわされる。

ジミー:ダーティレンチのローディー。彼女に振られて自暴自棄になっているときに、宇宙人のお告げを聞いて勝手にローディーとなり、LAへ同行する。

モンティ:ミックの飼い犬。ミック以外の人にまったくなつかない。特にトミーとは仲が悪く、ミックをめぐって争ってばかりいる。

デル:怪しい自称音楽プロデューサー。言動が支離滅裂だが、ダーティレンチで一攫千金を狙っている。

バートン:ダーティレンチを追い回す警官。偶然ラジオで聴いたダーティレンチの熱烈なファンになるが、バンド名を聞き逃したため、正体が分かっていない。

 音楽担当はもちろん、TP&HBおよび、マッドクラッチ。
 アメリカでの公開は夏。日本では秋公開予定で、邦題は「爆走!俺たちロックンロールな珍道中」。もう少しマシな邦題は思いつかなかったのだろうか。

天辰保文さん2017/03/18 21:43

 私が初めて天辰保文さんの文章を読んだのは、ジョージのソロ・アルバムだった。
どのアルバムだったのかうろ覚えで、CDケースを片っ端から開いてやっと分かった。[33 & 1/3]。 1991年の文章とのことだが、私が購入したのは、市場に出まわっている最後の方の盤だろう。

 その1991年の文章は、とても印象深かった。というより、当時周りに同じ音楽が好きな仲間がいないなか、天辰さんだけは、自分を理解してくれていると感じた文章だった。ちょっと長いが、引用してみる。

   もともと、ぼくは、ビートルズ時代から、4人の中では、いちばんの贔屓で、何処となく、甘い翳りがあって、独特のムードを放っていた彼が大好きだった。中学、高校の頃だから、これと言ってしっかりした理由があるわけではかったが、彼の作品はビートルズであると同時に、ちょっぴりそこから逸脱していて、ジョージというひとりの個性を備えていた。股を開いてギターを弾く恰好も、悪くなかった。
 たとえば、ジョンが、ありとあらゆる意味で、歌をメッセージにまで高め、人間の弱さを露呈したものでさえも、そこに示唆的な意味が見出せたのに対して、何処となくだらしなさそうで、ジョージはむしろ、共感を覚えさせてくれるようなところがあった。と言って、ポールほど俗っぽくもない。彼の歌には、聴き手と、痛みを共有するようなデリケートなところがあった。そういうジョージをして、ぼくの周囲の女の子たちは、「年をとるととてつもなくいい男になるか、あるいはまったく駄目になるか、どちらかよ」などと、煙草をくゆらせながら、意味深げに喋るのであった。彼には、そういった大人びた女の子のファンが多かった。ロック好きな少年が次第に、大人の領域に足を踏み込み、人生の苦い味や切ない味、奥行きの深さや神秘と言った類いのものに触れていく。そして、新しい世界を少しづつ体験していく。彼のアルバムとの出逢いは、ぼくにとって、いつもそういうものだった。


 私は煙草をくゆらせながら、意味深げに喋りはしないが、「そう、まさにそれ!」と言わずにはいられなかった。
 ジョージを好きなる女の子と男子たちの、ごく微妙で密やかな愛情の機微を、うまく表現したのが、この解説文だった。ジョージの独特のムードを、「甘い翳り」と表現したのは絶妙である。

 学生時代、ビートルズ・ファンの仲間はいた。しかし、ジョージのファンとなるといない。そういう時に、天辰さんの文章は、ここに私を理解してくれる人がいると、心強く思わせたのだ。
 そういう意味では、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの解説文は、さらにもっと心強かった。私が買った彼らのアルバムの最初は、たしか [Greatest Hits]だった 。その解説を書いたのも天辰さん。
 最後のところで、TP&HBというバンドの存在について表現した文章は、何度も何度も読み返した。

 腕を振り上げたり、仰々しく叫んだりするようなことは一切ないけれど、ロックン・ロールが備えているダイナミクスと、と同時にデリケートな側面を見事に照らしだしながら、ロックン・ロールがいつの時代においてもしたたかに生命力を宿した音楽であることを実感させてくれる。ひょっとすると彼ら以上に歴史に名を残すグループは沢山あるけもしれないけれど、そういった栄光や業績と呼ばれる類いを抱え込みすぎることなく、時代が強要する贅肉など一切身に着けずに、ロックン・ロールの核心に触れようとするときにはいつもこのグループのことが想い出されるような、そういう気がする。

 トム・ペティがこだわる「ロックン・ロール」という言い方が繰り返されているのが、まず良い。「ダイナミズムと、デリケートな側面」、これこそTP&HBの魅力を凝縮した言葉だ。そして、バンドとしての潔さを「時代が強要する贅肉など一切身に着けずに、ロックン・ロールの核心に触れようとする」と表現する。
 TP&HBを好きになったばかりのころ、さすがに仲間はいなかった。(音大なので、「知っている」人はいた)そういう時に触れたこの天辰さんのこの解説文によって、私は一人ではない、完全な孤独ではなく、素晴らしき音楽を理解してくれる人は、この世に確実に存在するのだという確信を得たものだ。

 天辰さんの文章ということで、もうひとつ。これはおまけ。
 ロジャー・マッグインの [Back from Rio] は、吉祥寺のディスク・ユニオンにて600円くらいで購入したと思う。その一節。

 こうやって、この1,2年のロジャー・マッギンの動きを眺めていると、この新作『バック・フロム・リオ』は、出てくるべくして出てきたと言った感じのアルバムだ。彼のカムバックを呪うように、トム・ペティが、ザ・ハートブレイカーズの面々を率いて協力

 「祝う」のまちがいだろう。可愛い誤植。

Mike Campbell for "Jumpin' Jack Flash"2017/03/05 19:53

 昨日は、お世話になっている日本のトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ・ファン・コミュニティ,Heatbreakers Japan Party のオフライン・ミーティングだった。年に3回のペース、今回で記念の60回目となった。
 これほど長く、コンスタントに活動を続けている洋楽ファン・コミュニティがあるだろうか。本当に凄い事だと思う。

 TP&HBのファン同士で楽しく交流したり、情報を交換したり、TP&HB以外の音楽でも大いに盛り上がったり。
 知らなかった映像や、音源の情報を得るのも、貴重な体験だ。昨日、そういう新発見で一番良かったのが、これ。
 2013年5月23日に開催された、ザ・ローリング・ストーンズのトリビュート・ライブ,[Stones Fest] での "Jumpin' Jack Flash" にマイク・キャンベルが登場したのだ。ステージ上でも貫禄とオーラが全然違う。



 聞こえるエレキは主にマイクの音。凄まじく格好良い。そもそも、ストーンズの曲ということで、とっくに格好良いのに、ストーンズにも負けない世界最高のロック・バンドのギタリストである。イカしてないはずがない。

 "Jumpin' Jack Flash" の著名なカバーと言えば、アレサ・フランクリンが有名だが、ちょっとソウル風に上手すぎる。ロックの良さの中には、ある種の「拙さ」があると思う。アレサは上手すぎて、私が "Jampin' Jack Flash" に求める方向とはちょっと違う。
 やはり、[Concert for Bangla Desh] でのレオン・ラッセルが最高だろう。

 TP&HBには、1997年フィルモアにおける、"Time is on my side" と "Satisfaction" という伝説のストーン・カバーがある。"Jumpin' Jack Flash" もぜひともTP&HBで披露して欲しいものだ。

Ringo and Benmont2017/02/18 11:46

 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのベンモント・テンチは、すっかりリンゴ・ファミリーである。先日も、リンゴのレコーディングに参加したとかで、twitter に写真が挙がっていた。
 Love and peace! 家業さえなければ、すぐにでもオールスター・バンドに入りそう。オールスター・バンドで来日してくれてもいいよ。



 リンゴ、自分のスタジオの壁に、自分の巨大写真を飾っているの?

 リンゴのアルバム・レコーディングに参加するだけではなく、コンサートに参加したこともあるし、お誕生日イベントにもお邪魔。さぁ、ベンモントを探せ!ついでにジム・ケルトナーも探せ!



 ベンモントがリンゴ関係の画像に最初の登場したのは、いつなのだろうか。1992年の "Weight of the World" のMVではないかと思うのだが。最初にこのMVを見た時は、ベンモントが出ているとは知らなかったので、度肝を抜かれた。
 ベンモント、そのヒラヒラな紫ブラウスはどうしたの?家業の時は着ていないと思うのだが。

The MusiCare Gala2017/02/12 22:01

 トム・ペティがグラミー・アウォードの MusiCares Person of the Year を受賞。ガラ・コンサートが賑々しく開かれた。
 ジェフ・リン,ドン・ヘンリー,スティーヴィー・ニックス,ジェイコブ・ディラン、ダニー・ハリスンほか、大勢の豪華メンバーが揃い、客席にはリンゴ・スターもいた。
 リンゴなど、さっそく twitter に動画をアップしていた。楽しそうだ。

トムさんのスピーチも動画でアップされている。

 LAに出てきたばかりの頃、リオン・ラッセル,ジョージ,リンゴ,ジム・ケルトナーなどと出会った想い出も語っている。サングラスがちょっとずれていても、ジム・ケルトナーみたいで格好良いだろう?そしてリオン曰く、夜にサングラスってのは、イカして見せるもんだぜ。そういうわけで、サングラスをかけます!



 トムさん可愛い…!でも緊張して、顔が引きつっている!姿勢も悪いし。やだ、可愛い。
 豪華な演奏シーンも、細切れながらアップされつつある。

 

 ダニーの位置取り、最高ね。さすがだわ。以前は、ジジイ転がしと言えばトムさんだったが、いまやダニーがジジイ転がしね。

 写真も色々あがっている。
 マイク…いいよ…マイク…!


ウクレレ・トムさんがやってきた ヤァ!ヤァ!ヤァ!2017/02/08 21:34

 ウクレレ弾きお待ちかね、"Tom Petty for Ukulele" がアメリカから届いた!
 ワクワクしながら包みを開ける。
 じゃじゃーん!



 ええと…なんですかねぇ…この微妙な写真は。ウィルベリーズの頃かな?帽子は "Inside Out" の時のに似ているが。
 そもそも、この楽器はウクレレなのか?謎の4弦楽器…?ジョージから山ほどもらったウクレレ(ギブスン)を構えている写真がどうしても無いのか。私も画像検索したことがあるが、確かに見当たらない。むしろ、ベンモントがギブスンのウクレレ持っている画像とかある。あれは、ジョージ・ウクレレが流れた物だと思っている。
 まぁ良い。若くて可愛いトムさんなので全て許す。

 いよいよ、ワクワクの中身。



 ああ…え?これだけ?
 メロディの五線譜に歌詞、コードが書いてあって、ウクレレ用の各コードのポジションが添えてあるだけ。
 要は、コードをチャカチャカ弾きながら、歌えということか。
 それだったら、わざわざ一冊の譜面にしなくても…別に…良さそうだが… "American Girl" から "Walls" まで。"Walls" なんて、わざわざ(Circus)って但し書きがあるが、それってこの程度の譜面だったらどうでも良さそうな物じゃないか?

 私が期待したのは、ウクレレ一本でリフから、メロディから、ギターソロもバリバリ弾けちゃうイカしたウクレレ・ソロの楽譜だ!。

 ウクレレの先生曰く
「そりゃ、NIぶちさんが作って出版するしかないっすね…」

 そうっすか…。いや…薄々わかってはいたが…。リフもソロもないなんて… "The Waiting" なんて特に、期待していたのだが。私は歌が駄目だから、やたらと器楽をやるのだ。ウクレレを弾きながら歌う気なんてさらさら無い。
 まぁ、仕方がない。ウクレレを取り巻く環境など、そんなものだろう。自分で弾きたい曲は、自分で編曲するしかない。先生も面白がっていることだし、いま作っている "Crossroads" が出来上がって、暇ができたら、またトムさんに挑戦しよう。

Unplugged from Daryl's House Club2017/02/04 20:52

 シスター・ヘイゼルのライブ・アルバム [Unplugged from Daryl's house club] が届いたので、さっそく聴いている。ライブの様子が収録されたDVDもセットなので、とてもお得。
 このアルバムが発売されたのは、去年の9月。
 私はヘイゼルのファンのくせに、その新譜情報をキャッチするのが遅い。TP&HBは日本のファンコミュニティに参加しているし、ディランやビートルズ、ストーンズなら、情報は普通に日本語のニュースとして伝わってくる。
 しかしシスター・ヘイゼルとなると、自分で情報をキャッチする努力が必要。私は twitter もfacebook もやらないので、必然的に情報が集まってこない。
 さすがにこれはまずいので、さっきニュースレターの登録をした。

 さて、この [Unplugged from Daryl's house club] だが、その名に出てくる「ダリル」というのは、ダリル・ホールのこと。彼が自宅に作ったクラブで、小規模なライブを開き、それをインターネット番組として配信しているのだ。名だたるアーチストが出演しているが、シスター・ヘイゼルも、その仲間に加わったというわけ。
 タイトルのとおり、コンセプトはアンプラグド。ギターは三人ともアコースティックだ。ケンとライアンは日本のタカミネ、ドリューはギブスン。
 撮影機材にはそれほどお金をかけていないらしい。テレビで再生するなり、「画像粗ッ!」となってしまった。YouTubeで見た方がよほど綺麗。



 もともと、ヘイゼルの曲はアコースティックに作って、エレキで味付けする感じなので、アンプラグドにしたといって、それほどの新鮮味はない。いつもの素敵なロックをきかせてくれている。
 ライアンは少し減量したかな?首回りが、ややすっきり。やばそうなのは、ドリュー。典型的なアメリカの肥満体型。睡眠無呼吸症候群になっていやしないかと、心配になる。
 もともと、容姿で売る気がまったくないから、構わないけど。みんな良い年になっているので、健康に気をつけて欲しい。ジェットはスマートだし、いまやヘイゼルで一番格好良くなっている。

 じつのところ、90年代に猛威をふるった「アンプラグド」というアイディアを、私はあまり買っていない。ロックという単純な作りのポピュラー・ミュージックは、エレクトリック・ギターのサウンドをフルに活用して、威勢良く迫ってくるからこそ、魅力的なのだ。たまに別の側面として、アンプラグドなサウンドを聴かせるのも良いが、コンサートやアルバムのコンセプトがまるごとアンプラグドとなると、ちょっと物足りないし、やや退屈。
 ヘイゼルのライブ・アルバムとしても、同じ感想を持った。そういう観点から言えば、2003年のライブ・アルバム [Live*Live](映像作品としては [A Life in the Day])の方が、ロックバンドらしくて好きだ。
 今回の「アンプラグド」では、アンコールでドリューをピアノを弾きながら一人で "This kind of love" を歌っているけど、ややイマイチ。この曲、前のライブアルバム [20 Lives] ではオーケストラや合唱とコラボしていたが、これもちょっと空振り気味だった。

 やっぱり威勢良く、"Change Your Mind" や、"Mandolin Moon", "Happy" などを演奏している方が良い。もちろん、ヒット曲 "All for You" では大盛り上がり。
 最新アルバムからの "Something to Believe in" では、"Just a kid from Gainesville watching Petty with my lighter in the dark" という歌詞のところでちょっと盛り上がるのが良い。

 去年のアコースティックなシスター・ヘイゼルついでに、こんな動画も。ライブでの、"Listen to Her Heart"。ギターソロでライアンが失敗して、苦笑している。カワイイから許す。

Leave Virginia Alone2017/01/28 22:16

 ロッド・スチュワート1996年の曲に、"Leave Virginia Alone" があり、これはトム・ペティが作ったもの。
 話を聞くところによると、トムさん自身のアルバム [Wildflowers] 用だった楽曲を、録音までしていたが、結局ロッド譲ったのだという。
 アルバムの看板曲にはならないが、素朴で、素敵な曲だ。



 [Wildflowers] と言えば、確か "You Wreck Me" もミック・ジャガーのレコーディングに検討されたという話も聞いている。この時期、トムさんやマイクの曲が各方面に求められていたのだろうか。
 もともとトムさんが書いたとなると、当然トムさんのバージョンも聴いてみたいものだ。

 そういえば、[Wildflowers – All The Rest] の情報は、その後聴かれないのだが、どうなっているのだろうか。"Leave Virginia Alone" も収録されていることを期待しているのだが。
 期待を持ちつつ、[Wildflowers – All The Rest] に収録されている(はず)の、"Somerware Under Heaven"。これがカットされたというのだから、恐ろしい。