odd Concertina effect2024/04/24 19:46

 先日の F1 中国GP は色々なことがあったが ―― ノリスくんの多数2位ぶりは、キミ・ライコネンと、全米2位の長期間記録を持つトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズを彷彿とさせる ―― レース後のニュース記事の一つに、私は目が釘付けになった。
 
Ricciardo blasts Stroll after Chinese GP collision

 セイフティ・カー・エンディングになったとき、全開になる前はだれもがぐっとスピードを落とし、車間が縮まるのは見慣れた光景である。そんな中ランス・ストロールは前のダニエル・リカルドに追突し、リカルドが激怒しているのだ。それに対して、ストロールのコメントは、
"It was a really odd concertina effect"
 日本語の記事では、「アコーディオン効果」と日本人にも分かりやすいようにしているものもあるが、とにかくストロールはコンサティーナを選んだのが、とても興味深かった。
 ストロールの言う「コンサティーナ効果」とは、一般道でも起きる渋滞のメカニズムのことで、それこそ「アコーディオン効果」とも「のびのびバンド効果」という言い方もあるそうだ。

 ついでに、決勝後のクールダウン・ルーム。追突を見て OMG!! なマックス。「My fault. 俺のせいです」まぁ、そうと言えばそうかもね。



 日本は学校教育の現場で、鍵盤のついた大きな鍵盤アコーディオンがよく用いられていたため、蛇腹のついたフリーリード楽器の中ではアコーディオンが一番良く知られている。逆にコンサティーナではイメージが湧かないほど、その楽器の名は知られていない。むしろ、バンドネオンの方が知名度があるくらいだ。

 私はアイルランドの音楽をやっているので、だんぜんコンサティーナに憧れがある。鍵盤ではなく、左右の手を固定して指先だけを動かして音程を出すため、早弾きも訓練すれば可能。
 近年もっとも素晴らしいコンサティーナ奏者の一人は、タリスクのモーゼン・アミニで間違いない。"Echo" があまりにも素晴らしすぎて、うっかりこの楽器に手を出しそうになってしまったほどだ。
 そういえばタリスクは最近どうしているのだろう?最新アルバムはちょっとテクノっぽくて好きではないが…ライブがあったら見に行きたい。

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