Sitting in My Hotel ― 2024/04/13 20:14
ザ・キンクスはデビューからレコード会社がパイだったころが最高で、RCAに移籍した頃から聞かなくなり、私が持っている最後のアルバムは 1972年の [Everybody's in Show-Biz] だ。アルバム全体としてはそれほど好きでは無いが、曲を単体で捕らえると、良い曲もある。
その代表が、"Sitting in My Hotel" である。
ピアノのシンプルな伴奏から静かに始まり、穏やかで淡々とした歌唱。やがてオルガンが加わると、バンド編成になってぐっと力がこもる。さらにトランペットの輝かしい響きが重なり、壮大な曲想へと膨らんでゆく。その割にはせいぜい3分程という、短さがちょっともったいないくらいだ。
それほど複雑ではない。音楽は単純であっても、情熱と感情の表現でいくらでも芳醇なものになるという好例が "Sitting in My Hotel" とも言える。その後のキンクスがたどるみちのりは、私にはついていけなくなる。ロックは、横方向に繋がりを求める「ロック・オペラ」や演劇的な試みには向いていない。小さな、一つ一つの曲のパワーが縦方向に、心に突き刺さる。それがロックの持つ力だと信じている。
その代表が、"Sitting in My Hotel" である。
ピアノのシンプルな伴奏から静かに始まり、穏やかで淡々とした歌唱。やがてオルガンが加わると、バンド編成になってぐっと力がこもる。さらにトランペットの輝かしい響きが重なり、壮大な曲想へと膨らんでゆく。その割にはせいぜい3分程という、短さがちょっともったいないくらいだ。
それほど複雑ではない。音楽は単純であっても、情熱と感情の表現でいくらでも芳醇なものになるという好例が "Sitting in My Hotel" とも言える。その後のキンクスがたどるみちのりは、私にはついていけなくなる。ロックは、横方向に繋がりを求める「ロック・オペラ」や演劇的な試みには向いていない。小さな、一つ一つの曲のパワーが縦方向に、心に突き刺さる。それがロックの持つ力だと信じている。
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