Blue Sky ― 2024/02/01 21:43
そういえば、しばらくシスター・ヘイゼルをチェックしていなかったなぁと思ったら、新曲を出していた。そのうちニュー・アルバムが出るかも知れない。
そして相変わらず活発なライブ。故郷ゲインズヴィルでも複数回公演をする。
ふむふむ、ヘイゼルも元気だなぁと思っていたら、去年のライブでオールマン・ブラザーズ・バンドの "Blue Sky" をカバーしていた。しかもライアン・ニューウェルがリード・ヴォーカル!!
これはびっくり。ヘイゼルはコーラス・ワークの美しいバンドで、リード・ヴォーカルのケン、ドリューも同等で、そこにジェットとライアンの二人がコーラスをつけるが、ライアンが独りでリード・ヴォーカルというのはとても珍しい。
ライアン、歌うまい!いつもコーラスは担当しているのだからあたり前だが、ちゃんとしたリード・ヴォーカルも歌えるんだ!
ライアンがこの曲を選んだのは、もちろん ABB のギター・サウンドに惹かれてのことだろう。
"Blue Sky" のオリジナルはは1972年で、作曲はディッキー・ベッツ。デュエイン・オールマンとのツインギター作品で、リード・ヴォーカルもベッツである。要するに、この曲はバンドのギタリスト用の曲というわけか。脈絡があるのか無いのか、なんとなくマイク・キャンベル先生に歌って弾いてもらいたい。
そして相変わらず活発なライブ。故郷ゲインズヴィルでも複数回公演をする。
ふむふむ、ヘイゼルも元気だなぁと思っていたら、去年のライブでオールマン・ブラザーズ・バンドの "Blue Sky" をカバーしていた。しかもライアン・ニューウェルがリード・ヴォーカル!!
これはびっくり。ヘイゼルはコーラス・ワークの美しいバンドで、リード・ヴォーカルのケン、ドリューも同等で、そこにジェットとライアンの二人がコーラスをつけるが、ライアンが独りでリード・ヴォーカルというのはとても珍しい。
ライアン、歌うまい!いつもコーラスは担当しているのだからあたり前だが、ちゃんとしたリード・ヴォーカルも歌えるんだ!
ライアンがこの曲を選んだのは、もちろん ABB のギター・サウンドに惹かれてのことだろう。
"Blue Sky" のオリジナルはは1972年で、作曲はディッキー・ベッツ。デュエイン・オールマンとのツインギター作品で、リード・ヴォーカルもベッツである。要するに、この曲はバンドのギタリスト用の曲というわけか。脈絡があるのか無いのか、なんとなくマイク・キャンベル先生に歌って弾いてもらいたい。
ルイスがフェラーリにやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ― 2024/02/05 19:53
2025年から、ルイス・ハミルトンがフェラーリに移籍すると発表した。
「フェラぁ~リ?!」
声が裏返ってしまった。
いやいや、待て待て。確かに一昨年来、ルイスがメルセデスに不満を持っているということは分かっていた。だがしかし。フェラーリだけは!フェラーリだけは無いと思っていた。アロンソやキミ(出戻り含む)、セバスチャンはアリだったが、ルイスだけは無いと。
アロンソやセバスチャンだってチャンピオンシップで善戦した年もあったから、フェラーリにだってそれなりの戦闘力は期待できるだろう。ルイスが加入して、化学反応が起きて、びっくりな展開になったら…?!面白いだろうな。いや今年のうちに、勢力図が変わっても構わないのだが。私は今のチャンピオン以外が勝ってくれればそれ良いのだ。(6月にオランダに行く予定なのだが、これで良いのだろうか)
フェラーリの動画を探したら、トム・オデール の "Time to rise again" のイケてる動画があった。
それにしても、ルイスがメルセデス・エンジンから離れる日が来るとは思わなかった。彼はマクラーレンでデビューしてから、2チームにしか所属していないし ―― しかもメルセデス初年に、マクラーレンのピットにはいってしまったことがある ―― エンジンは一貫してメルセデスだった。
おかげで「ルイスの穴は誰が埋める?!」という話題が熱い。だれもが「欲しい」ランド・ノリスはマクラーレンと契約済みだし…まぁ、F1 の世界は契約アクロバットがいくらでも跋扈するので、何が起るのか分からない。
一番おもしろい説は、「セバスチャンのカムバック」である。しかも真っ先に名前が挙がったから笑ってしまった。トト・ウルフは明確に否定しているし、まぁ無いんだろうけど、みんなセバスチャンが帰ってきてくれるといいなと、期待しているのだ。言うなれば、「ディラン,ノーベル賞受賞」のような一種のネタである。現実になる事もある。
最後に、BBC の古い映像を貼り付けておこう。12歳のルイスがカートを操る姿が ―― 特に背中の筋肉の動きが ―― 既に一流ドライバーだ。当時セナを模したヘルメットを被っており、なぜ今のカーナンバーが44なのかが分かる。そして本当に彼は「ロン・デニスの秘蔵っ子」であったことがよく分かる。
When 12 year old Lewis Hamilton dreamt of F1 stardom, 1997
「フェラぁ~リ?!」
声が裏返ってしまった。
いやいや、待て待て。確かに一昨年来、ルイスがメルセデスに不満を持っているということは分かっていた。だがしかし。フェラーリだけは!フェラーリだけは無いと思っていた。アロンソやキミ(出戻り含む)、セバスチャンはアリだったが、ルイスだけは無いと。
アロンソやセバスチャンだってチャンピオンシップで善戦した年もあったから、フェラーリにだってそれなりの戦闘力は期待できるだろう。ルイスが加入して、化学反応が起きて、びっくりな展開になったら…?!面白いだろうな。いや今年のうちに、勢力図が変わっても構わないのだが。私は今のチャンピオン以外が勝ってくれればそれ良いのだ。(6月にオランダに行く予定なのだが、これで良いのだろうか)
フェラーリの動画を探したら、トム・オデール の "Time to rise again" のイケてる動画があった。
それにしても、ルイスがメルセデス・エンジンから離れる日が来るとは思わなかった。彼はマクラーレンでデビューしてから、2チームにしか所属していないし ―― しかもメルセデス初年に、マクラーレンのピットにはいってしまったことがある ―― エンジンは一貫してメルセデスだった。
おかげで「ルイスの穴は誰が埋める?!」という話題が熱い。だれもが「欲しい」ランド・ノリスはマクラーレンと契約済みだし…まぁ、F1 の世界は契約アクロバットがいくらでも跋扈するので、何が起るのか分からない。
一番おもしろい説は、「セバスチャンのカムバック」である。しかも真っ先に名前が挙がったから笑ってしまった。トト・ウルフは明確に否定しているし、まぁ無いんだろうけど、みんなセバスチャンが帰ってきてくれるといいなと、期待しているのだ。言うなれば、「ディラン,ノーベル賞受賞」のような一種のネタである。現実になる事もある。
最後に、BBC の古い映像を貼り付けておこう。12歳のルイスがカートを操る姿が ―― 特に背中の筋肉の動きが ―― 既に一流ドライバーだ。当時セナを模したヘルメットを被っており、なぜ今のカーナンバーが44なのかが分かる。そして本当に彼は「ロン・デニスの秘蔵っ子」であったことがよく分かる。
When 12 year old Lewis Hamilton dreamt of F1 stardom, 1997
Rock 'Em Dead (Uranium Rock) ― 2024/02/09 21:32
自宅で仕事をしていると、好きな音楽が聴けて嬉しいシリーズ。
最近、気になったのは、1986年ボブ・ディラン with トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの "Rock 'Em Dead (Uranium Rock)" である。
格好良すぎるロックンロールで、明らかにディラン様の曲ではない。
まずハートブレイカーズを紹介。観客席に「やかましい」などと言いつつ、ゴキゲンなロックンロールが始まる。
この突っ走りながらも決して崩れない演奏、手練れ揃いのハートブレイカーズならではである。
やはりスタンのドラミングって大好きだ。元気で威勢が良くて、気分がすっきりする。ベンモントのキーボードも絶品だ。下手するとうるさいくらいの手数だが、けっして邪魔にはならず、疾走感を煽る。マイクのソロも含めたギターはもちろんのことだが、実はトムさんのリズムギターもすばらしい。トムさんはドラマーも務まるくらいリズム感が良く、しかもシュアーに刻むことが出来る。根が真面目で勤勉な性格も出ていると思う。
この演奏、本当に格好良い。ディラン様、マイクに頼んでハートブレイカーズをバックにまた演奏してくれて良いのですよ。コーラスはマイクが(!)拝命しますので。
"Rock 'Em Dead (Uranium Rock)" のオリジナルは、ロカビリーのウォーレン・スミス。ディラン様とハートブレイカーズの演奏を聴いてしまうと、びっくりするほど気が抜けているが、これが本来の姿だ。
ディランはスミスの大ファンらしい。[Theme Time Radio Hour] でも数回取り上げているし、"Rock 'Em Dead (Uranium Rock)" 以外にもカバーしており、"Red Cadillac and a Black Moustache" などはアルバムにも収録している。
カントリーやロカビリーなど、ロックンロールの源となった音楽はそれほど好きではないが、好きなロックスターがカバーするとその曲がたちまち好きになるのだから、ロックの魔力恐るべしである。
最近、気になったのは、1986年ボブ・ディラン with トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの "Rock 'Em Dead (Uranium Rock)" である。
格好良すぎるロックンロールで、明らかにディラン様の曲ではない。
まずハートブレイカーズを紹介。観客席に「やかましい」などと言いつつ、ゴキゲンなロックンロールが始まる。
この突っ走りながらも決して崩れない演奏、手練れ揃いのハートブレイカーズならではである。
やはりスタンのドラミングって大好きだ。元気で威勢が良くて、気分がすっきりする。ベンモントのキーボードも絶品だ。下手するとうるさいくらいの手数だが、けっして邪魔にはならず、疾走感を煽る。マイクのソロも含めたギターはもちろんのことだが、実はトムさんのリズムギターもすばらしい。トムさんはドラマーも務まるくらいリズム感が良く、しかもシュアーに刻むことが出来る。根が真面目で勤勉な性格も出ていると思う。
この演奏、本当に格好良い。ディラン様、マイクに頼んでハートブレイカーズをバックにまた演奏してくれて良いのですよ。コーラスはマイクが(!)拝命しますので。
"Rock 'Em Dead (Uranium Rock)" のオリジナルは、ロカビリーのウォーレン・スミス。ディラン様とハートブレイカーズの演奏を聴いてしまうと、びっくりするほど気が抜けているが、これが本来の姿だ。
ディランはスミスの大ファンらしい。[Theme Time Radio Hour] でも数回取り上げているし、"Rock 'Em Dead (Uranium Rock)" 以外にもカバーしており、"Red Cadillac and a Black Moustache" などはアルバムにも収録している。
カントリーやロカビリーなど、ロックンロールの源となった音楽はそれほど好きではないが、好きなロックスターがカバーするとその曲がたちまち好きになるのだから、ロックの魔力恐るべしである。
(Get Your Kicks On) Route 66 ― 2024/02/16 20:15
元同僚の友人が、仕事でオクラホマに行っている。
オクラホマ!その響きだけで気分が上がる。出張先の最寄り都市はタルサで、そこから通うのだそうだ。カウボーイ・ブーツ買わなきゃ!
オクラホマ州。アメリカ中南部、州都はオクラホマ・シティ。ナット・キング・コールによるジャズの名曲 "(Get Your Kicks On) Route 66" には、"And Oklahoma city is might pretty" と登場する。
もちろん、私がこの曲を知っているのは、オリジナルのジャズではなく、ロックンロール・バージョンである。
最初にこの曲をロックンロールにした最大の功労者は、チャック・ベリーである。まさにロックンロールの父、神。
さらに、ザ・ローリング・ストーンズや、ゼムがカバーして大爆発させた。どちらも素晴らしいが、ここはゼムのバージョンを聴いてみたい。
まぁ、そうはいってもやはり最高なのはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズである。私が最初に聴いたのは [Pack up the plantation: Live!] の演奏だと思う。
そしてここに貼り付けるのは、デビューして間もないころの、ロックプラストでの演奏。注目するべきは、トムさんとマイクが揃ってフライング V を弾いているところだ。リッケンバッカー二本もやらかし感があるが、ダブル・フライング V はもっとやらかしている。たぶんバンドのロゴの関係で、デビュー当初はフライング V を前面に押し出す必要があったのだろう。
そもそも、この二本のフライング V、トムさんとマイクの所有物なのだろうか。この二人のギターは時として所有者がよくわからない。共有というか、互いのギターは互いの物という感じ。一本はともかく、もう一本は現地での借り物かも知れない。
オクラホマ!その響きだけで気分が上がる。出張先の最寄り都市はタルサで、そこから通うのだそうだ。カウボーイ・ブーツ買わなきゃ!
オクラホマ州。アメリカ中南部、州都はオクラホマ・シティ。ナット・キング・コールによるジャズの名曲 "(Get Your Kicks On) Route 66" には、"And Oklahoma city is might pretty" と登場する。
もちろん、私がこの曲を知っているのは、オリジナルのジャズではなく、ロックンロール・バージョンである。
最初にこの曲をロックンロールにした最大の功労者は、チャック・ベリーである。まさにロックンロールの父、神。
さらに、ザ・ローリング・ストーンズや、ゼムがカバーして大爆発させた。どちらも素晴らしいが、ここはゼムのバージョンを聴いてみたい。
まぁ、そうはいってもやはり最高なのはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズである。私が最初に聴いたのは [Pack up the plantation: Live!] の演奏だと思う。
そしてここに貼り付けるのは、デビューして間もないころの、ロックプラストでの演奏。注目するべきは、トムさんとマイクが揃ってフライング V を弾いているところだ。リッケンバッカー二本もやらかし感があるが、ダブル・フライング V はもっとやらかしている。たぶんバンドのロゴの関係で、デビュー当初はフライング V を前面に押し出す必要があったのだろう。
そもそも、この二本のフライング V、トムさんとマイクの所有物なのだろうか。この二人のギターは時として所有者がよくわからない。共有というか、互いのギターは互いの物という感じ。一本はともかく、もう一本は現地での借り物かも知れない。
Steve Ferrone of Tom Petty & the Heartbreakers - Full Interview ― 2024/02/23 20:51
Secret Chord というYouTube チャンネルに、スティーヴ・フェローニの長いインタビューがアップされている。
中々興味深い内容だ。字幕も出せる。たぶん、Heartbeaker's Japan Party さんがメルマガで日本語訳を出してくれる…と思う。
スティーヴはイングランド南部海辺の保養地としても有名なブライトンの出身。12歳の時、町にやってきたバンドのドラマーを見て、その手さばきを見よう見まねし始めたのが、ドラマーとしての出発点だったとのこと。
エリック・クラプトンのバンドで活動していたときの話も興味深かった。エリックには、ロンドンのハーロドック・カフェでフィル・コリンズを介して出会ったとのこと。クラプトンは飲んだくれているか、しらふでいるか、とにかく行ったり来たりだったとか。でもスティーブもかなり飲んだくれていたのでそれなりの時代だったらしい。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズがスタンと上手くいかなくなってドラマーを探しているときに、スタジオに呼ばれたスティーヴ。マイクとジョージのバックバンドで一緒になった以外は、トムのこともよく分からず、心ぼそかったところ、スタジオのガラスの向こうで、録音を聴いたトムさんとマイクが顔を見合わせるのを見て、「なに?!なに?!なんなの?!」とドギマギしてたら、トムさんがひとこと。「心配するな。あんたで決まり。」
スタンのことはまだ未解決の時期だったが、スティーヴの希望としてはハートブレイカーズの一員になりたかった。結局、その通りになったというわけ。
最近も時々エリックに会うけど、そのたびに彼は「また一緒にやろうよ」というけど何も起きない。
ハートブレイカーズのスタンや、ストーンズのチャーリーのように、バンドにとってオリジナルのドラマーがいて、その後に座ることについて。オリジナルドラマーをコピーすることは出来ない。彼らの演奏は彼らの演奏。そして後釜の演奏は後釜自身の演奏。それは知った上で割り切るしかないとのこと。示唆に富んでいる。
終始笑顔でにこやかなスティーヴ。また日本にも来て欲しい。
中々興味深い内容だ。字幕も出せる。たぶん、Heartbeaker's Japan Party さんがメルマガで日本語訳を出してくれる…と思う。
スティーヴはイングランド南部海辺の保養地としても有名なブライトンの出身。12歳の時、町にやってきたバンドのドラマーを見て、その手さばきを見よう見まねし始めたのが、ドラマーとしての出発点だったとのこと。
エリック・クラプトンのバンドで活動していたときの話も興味深かった。エリックには、ロンドンのハーロドック・カフェでフィル・コリンズを介して出会ったとのこと。クラプトンは飲んだくれているか、しらふでいるか、とにかく行ったり来たりだったとか。でもスティーブもかなり飲んだくれていたのでそれなりの時代だったらしい。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズがスタンと上手くいかなくなってドラマーを探しているときに、スタジオに呼ばれたスティーヴ。マイクとジョージのバックバンドで一緒になった以外は、トムのこともよく分からず、心ぼそかったところ、スタジオのガラスの向こうで、録音を聴いたトムさんとマイクが顔を見合わせるのを見て、「なに?!なに?!なんなの?!」とドギマギしてたら、トムさんがひとこと。「心配するな。あんたで決まり。」
スタンのことはまだ未解決の時期だったが、スティーヴの希望としてはハートブレイカーズの一員になりたかった。結局、その通りになったというわけ。
最近も時々エリックに会うけど、そのたびに彼は「また一緒にやろうよ」というけど何も起きない。
ハートブレイカーズのスタンや、ストーンズのチャーリーのように、バンドにとってオリジナルのドラマーがいて、その後に座ることについて。オリジナルドラマーをコピーすることは出来ない。彼らの演奏は彼らの演奏。そして後釜の演奏は後釜自身の演奏。それは知った上で割り切るしかないとのこと。示唆に富んでいる。
終始笑顔でにこやかなスティーヴ。また日本にも来て欲しい。
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