Bob Dylan in Tokyo 19th April 20162016/04/20 21:44

 ボブ・ディランの来日公演、私にとっては2回目。前回と同じく、オーチャード・ホール。
 ストーンズの時もそうだったのだが、日を追うごとに観客が盛り上がってくる。ディランでそれは無いだろうと思ったら、さにあらず。やはり観客達も盛り上がり方が分かってきて、だんだんと「上手く」盛り上がっていくようになる。

 セット・リストは先日と完全に同じ。時代は変わったものだ。
 今回印象的だったのは、"That Old Black Magic" のゴキゲンなノリ。ライトも明るめで、軽快な曲調に、ディランがとても楽しそうだった。
 "She Belongs to Me" では、あのうなるようなハーモニカが相変わらず印象的なのだが、バンドが一瞬演奏を止めて、ハーモニカだけが鳴り響くところで、ちょっと盛り上がり損ねてしまった。その代わりに、後になって吹きまくるのが可愛らしい。

 演奏が終わるたびにライトが落ちるのだが、今回はそのライトが落ちきらないうちにギター・テック・マンが飛び出してきてしまったのが可笑しかった。特にライティングが背景の幕を大きな絵画のように演出する、"Long and Wasted Years" でやってしまったのでなおさら。あの荘厳な絵画から、ごつくてカジュアルな服装のおじさんがピョンと飛び出してきた。

 前回は会場内をよく見ていなかったので気付いていなかったのだが、ギブソンの、ディラン・モデル・ギターが展示されていた。
 SJ-200 Bob Dylan,175本限定。お値段90万円(税別)なり。



 ははぁ。こういう物は、どういう人が買うのだろうか。ギターを生業としている人とか、かなり上手い人とかは手を出すのだろうか?コレクターズアイテムとして、ギターを弾くより、所有するのが好きな人、もしくはディラン様のファンが買うのだろうと思う。
 何にせよ、"Super Jumbo" なので、私には構えることすら出来ないだろう。これがディラン・モデルのウクレレだったら…?9万円なら、予備用に買うかも知れない…どうせ、無いだろうけど。

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