Theme Time Radio Hour2013/04/04 19:21

 Theme Time Radio Hour は、ボブ・ディランのラジオ番組だ。
 2006年から3年間にわたり、毎回1時間、3シリーズ合計100エピソードが、衛星ラジオ局から放送された。毎回、「野球」や、「コーヒー」、「時間」など、簡単なテーマがあり、ディラン所有のコレクションから、それに関連した音楽を流す。その合間にディラン独特の語りも入るという構成。テーマは単純なものだが、中には「鉄道」「さらに鉄道」や、「死と税金」などもある。
 基本的に、ディラン本人の曲は流れない。当人が軽く歌うことはあったようだが…
 ディランの流す音楽というのが、かなり古い。およそ三分の一ほどは、新しくてもせいぜい60年代初期 ― つまり、ディラン自身がデビューする以前の音楽。私のようなロックファンにとっては、歴史の勉強に近い。

 2009年のアルバム [Together Through Life] の特典CDに、1エピソードだけ収録されたことがある。このときは、シリーズ1のエピソード17,「友人,隣人」だった。
 ディラン・ファンとしては、興味津々。もっと沢山のエピソードを聞いてみたい。ディランがピックアップした曲を一部集めた、コンピレーション・アルバムなどは発売されたが、やはりこのラジオ番組そのものが聴きたい。

 そしていよいよ、Theme Time Radio Hour が今日から毎週木曜日20時、日本の Inter FM で放送されることになった。これは凄い。再放送は、日曜日22時。

Bob Dylan’s Theme Time Radio Hour



 まず1時間、ディラン・オリジナルの番組を流し、最後の15分で、ピーター・バラカンが日本語で内容を要約してくれる。
 本来なら、「ディラン様のお言葉で英語の勉強ができる!」…と考えるべきだが、あまりにも神々しすぎて(要するに何いってるかワカラン)ので、バラカン氏の解説は非常にありがたい。その上、バラカン氏がディラン様自身の曲を流してくれるというのだから、日本のディランファンは非常においしい。

 某検索サイトのラジオ番組表の表示が、こうなっていた。



 「ボブ・ディランのラジオアワー天気」…?ディラン様がお天気おじさんになるのか?…と思ったら、シーズン1,エピソード1のテーマが「Weather 天気」だったのだ。続けて書かれると分からない。

 ところで、私にはラジオを聞くという習慣があまりない。学生時代まではあったが、社会人になってからは聞きたい音楽を自分で選んでCDやiPodで聴く習慣になってしまった。わずかに聞くラジオといえば、野球。オヤジ…。
 そのようなわけで、ラジオでディラン様を聞くべく、装備を整える必要に迫られる。

 そもそも、毎週木曜日の20時(もしくは日曜日の22時)にラジオの前に鎮座して逃さず聞くということは、無理だろう。当方としては、録音し、iPod に移し、通勤時間に聞くという形に持ち込みたい。
 ラジオを録音するとなると、懐かしの「カセットテープで録音」というアレしか思いつかない。もちろんカセットレコーダーなんても持っていない。PCでラジオは聞けるが、これをまたmp3で録音する方法が思いつかない。調べれば色々な、そして簡単な方法があるのだろうけど。
 ディラン・ファン仲間とも相談した結果、結局1台ラジオ・レコーダーを購入することにした。一応ポータブルだが、やや大きめ。音が良さそうだし、操作も簡単。録音予約や、録音量もそれなり。ポータブルラジオの一つくらい、持っていたほうが良いだろうという判断もある。ラジオにしてはお高めだがディラン様のためだ。

SONY ポータブルラジオレコーダーICZ-R51

 練習でのためし録音、PC移動、iPod への移動と、一通り上手く行ったので、今日の本番に備える。
木曜の夜に録音して、金曜の通勤で鑑賞する生活、さてうまく行くだろうか?

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの制作者名最初のアルファベット半角大文字2文字は?

コメント:

トラックバック