Martin Freeman goes to Motown ― 2012/07/15 22:01
Cool Dry Placeにアップした、ロンドン・ツアー・レポートに、何かを書き忘れていたと気になっていたのだが、思い出した。
ホテルで見たテレビのCMに、ELOの "Mr. Blue Sky"に使われていた。それが、このBritish GasのCM。ガス会社ではなく、プールらしい。
本題。イングランドの俳優、マーティン・フリーマンはかつては [The Office] や、[Love Actualy]そして私も大好きな「銀河ヒッチハイクガイド」などで活躍して、コメディ俳優として有名だったが、最近は[Sherlock]が大ヒットし、さらに「ホビット」では堂々主役に抜擢されたとのこと、どんどんビッグになってゆく。
彼はかなりマニアじみた音楽ファンで、自宅にはアナログ版がたくさん並んでいる。ロックでは、ビートルズや、ザ・バンドが好きとのことで、私とも趣味が合うだろう。
さらに、彼は50年代から70年代頃にかけての、モータウン・ミュージックの大ファン。特に好きなのは、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズや、マーヴィン・ゲイなどなど。
そんなマーティンの趣味が功を奏したのが、2009年。BBCが、モータウン・レーベル設立50周年記念番組として、"The Culture Show: Martin Freeman goes to Motown" を制作。マーティンをナビゲーターとして、デトロイトや、LAのモータウン関連の場所を訪ね、人々にインタビューを行った。
YouTubeにも5パートにわかれてアップされている。
デトロイトでは、モータウンレーベル縁の地(今は博物館にもなっている)や、マーヴィン・ゲイ,スモーキー・ロビンソン,スティーヴィー・ワンダーが録音したスタジオを見学して、テンションがあがり、さらに縁の人々にもインタビュー。かなりマニアなレコードショップでは、大量のドーナツ盤と首っ引きになって、夢中になっている。
このデトロイトでは、いかにも「マーティンだな」と思わせるファッションが可愛く、特に私物らしい(他の番組でもみたことがある)、ユニオンジャックのバッグが可愛い。
音楽もよく耳にする名曲が目白押しで、特にロックファンとしては、"You've Really Got a Hold on Me" や、"Dancing in the street" にテンションがあがる。
場所をLAに移すと、マーティンのファッションもガラリと変わって面白い。こういう格好、UKではしないんじゃないかな。
この番組が制作放映された当時、まだマイケルは生きていたと思うが、ともあれジャクソン・ファイブの3人にも対面。インタビューの最後には、逆にマーティンが「モータウン・ミュージックのどんなところに惹かれたのか」と聴かれて、熱弁を振るっていた。曰く、「完璧なポップである」とのこと。私もまったく、その通りだと思う。
別に揃いのピカピカしたドレスやスーツを着なくても、マイケルが軽快に踊らなくても、モータウンは、音楽そのものだけで、ポップとして完璧なのだ。本当に、隙が無く、よくできている。ロックがある程度素人仕事の良さを反映させるのに対し、こちらはどのスタッフも立派なプロで、素人臭さを排除した質の良さを追求している。ある意味、クラシックの世界に近いのではないだろうか。
番組の最後に、マーティンはスタッフに、「今、お気に入りの一曲を選ぶとしたら?」と尋ねられる。そして少し考えて、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの "The Tears of a Clown" を選んだ。
偶然だが、私の机の上にはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのベスト盤があり、その1曲目が、"The Tears of a Clown" なのだ。素敵な選曲。残念ながら、番組の動画の最後が切れているので、ここではフルで上がっている動画をあげておこう。
ホテルで見たテレビのCMに、ELOの "Mr. Blue Sky"に使われていた。それが、このBritish GasのCM。ガス会社ではなく、プールらしい。
本題。イングランドの俳優、マーティン・フリーマンはかつては [The Office] や、[Love Actualy]そして私も大好きな「銀河ヒッチハイクガイド」などで活躍して、コメディ俳優として有名だったが、最近は[Sherlock]が大ヒットし、さらに「ホビット」では堂々主役に抜擢されたとのこと、どんどんビッグになってゆく。
彼はかなりマニアじみた音楽ファンで、自宅にはアナログ版がたくさん並んでいる。ロックでは、ビートルズや、ザ・バンドが好きとのことで、私とも趣味が合うだろう。
さらに、彼は50年代から70年代頃にかけての、モータウン・ミュージックの大ファン。特に好きなのは、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズや、マーヴィン・ゲイなどなど。
そんなマーティンの趣味が功を奏したのが、2009年。BBCが、モータウン・レーベル設立50周年記念番組として、"The Culture Show: Martin Freeman goes to Motown" を制作。マーティンをナビゲーターとして、デトロイトや、LAのモータウン関連の場所を訪ね、人々にインタビューを行った。
YouTubeにも5パートにわかれてアップされている。
デトロイトでは、モータウンレーベル縁の地(今は博物館にもなっている)や、マーヴィン・ゲイ,スモーキー・ロビンソン,スティーヴィー・ワンダーが録音したスタジオを見学して、テンションがあがり、さらに縁の人々にもインタビュー。かなりマニアなレコードショップでは、大量のドーナツ盤と首っ引きになって、夢中になっている。
このデトロイトでは、いかにも「マーティンだな」と思わせるファッションが可愛く、特に私物らしい(他の番組でもみたことがある)、ユニオンジャックのバッグが可愛い。
音楽もよく耳にする名曲が目白押しで、特にロックファンとしては、"You've Really Got a Hold on Me" や、"Dancing in the street" にテンションがあがる。
場所をLAに移すと、マーティンのファッションもガラリと変わって面白い。こういう格好、UKではしないんじゃないかな。
この番組が制作放映された当時、まだマイケルは生きていたと思うが、ともあれジャクソン・ファイブの3人にも対面。インタビューの最後には、逆にマーティンが「モータウン・ミュージックのどんなところに惹かれたのか」と聴かれて、熱弁を振るっていた。曰く、「完璧なポップである」とのこと。私もまったく、その通りだと思う。
別に揃いのピカピカしたドレスやスーツを着なくても、マイケルが軽快に踊らなくても、モータウンは、音楽そのものだけで、ポップとして完璧なのだ。本当に、隙が無く、よくできている。ロックがある程度素人仕事の良さを反映させるのに対し、こちらはどのスタッフも立派なプロで、素人臭さを排除した質の良さを追求している。ある意味、クラシックの世界に近いのではないだろうか。
番組の最後に、マーティンはスタッフに、「今、お気に入りの一曲を選ぶとしたら?」と尋ねられる。そして少し考えて、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの "The Tears of a Clown" を選んだ。
偶然だが、私の机の上にはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのベスト盤があり、その1曲目が、"The Tears of a Clown" なのだ。素敵な選曲。残念ながら、番組の動画の最後が切れているので、ここではフルで上がっている動画をあげておこう。
コメント
_ riek ― 2012/07/23 23:18
どもー。素敵な番組のご紹介、ありがとうございます。最近すっかりSherlockにハマっていて、関連動画を探してふらふらしてたらたどり着きました(笑)マーティン、モータウンLOVEなんですね。勝手に親近感を感じます。後でようつべチェックしますね!
_ NI ぶち ― 2012/07/24 00:43
>riekさん
どもー。こちらでは初めてでしたね(笑)。おや、Sherlockにはまりましたか。分かります。あれ、はまります。
当ブログにSherlockが初登場したのは、去年の8月。シーズン1の初回放映時でした。それから、シーズン2も先にDVDで見たり、アヤシゲ翻訳したり…そして、ロンドンで撮影場所巡りをする。今に至る(笑)。
それらの記事↓はこんな辺りにあります♪これ以外でも、チョコチョコ話題にしているかも。
http://echo.asablo.jp/blog/2011/08/26/6073789
http://echo.asablo.jp/blog/2011/10/19/6162591
http://echo.asablo.jp/blog/2012/02/04/6321307
http://www.asahi-net.or.jp/~ab8n-iwbc/tourrport/2012/2012london02.htm
マーティン・フリーマンと、ジョージの共通点。スモーキー・ロビンソンのファン!このモータウン番組、普通に音楽番組として面白いです。
どもー。こちらでは初めてでしたね(笑)。おや、Sherlockにはまりましたか。分かります。あれ、はまります。
当ブログにSherlockが初登場したのは、去年の8月。シーズン1の初回放映時でした。それから、シーズン2も先にDVDで見たり、アヤシゲ翻訳したり…そして、ロンドンで撮影場所巡りをする。今に至る(笑)。
それらの記事↓はこんな辺りにあります♪これ以外でも、チョコチョコ話題にしているかも。
http://echo.asablo.jp/blog/2011/08/26/6073789
http://echo.asablo.jp/blog/2011/10/19/6162591
http://echo.asablo.jp/blog/2012/02/04/6321307
http://www.asahi-net.or.jp/~ab8n-iwbc/tourrport/2012/2012london02.htm
マーティン・フリーマンと、ジョージの共通点。スモーキー・ロビンソンのファン!このモータウン番組、普通に音楽番組として面白いです。
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