音楽鑑賞環境の再整備2022/08/27 22:11

 iPod が壊れた。
 厳密には、iPod Classic 第六世代 160GB が、記憶していたはずの約1万曲を、完全に喪失したのである。
 そんな恐ろしいことが起きたのが木曜日の午後。押しても引いてもひっくり返しても、記憶は戻らない。呆然とした。
 確かに、ハードでバックアップを取っておかなかったし、なおさらクラウドでも取っていなかったのは悪かった。でも、iPod が Windows に対応して間もなく使い始めて以来 3台、20年あまりに渡って、一度たりともメモリーが飛んだことは無かったのだ。
 一部パソコンのハードドライブに残っているファイル、予備の小さなプレイヤーにあるファイルが何かの助けになるだろうか。そして今、第五世代のiPod を発掘,再充電して、メモリを取り出せるか試そうとしているところだ。

 では、この記憶喪失になったiPod にもう一度曲を入れ直す必要はあるのだろうか?
 そこで、iPod について考える。そもそも、私はアップル信者ではない。むしろ冷めた態度でいる。古いiPhone こそ会社から貸与されているが、本当に最低限しか使わない。パソコンは仕事もプライベートも Windows だし、スマホは国産のアンドロイド、イヤホンは Bose, 時計は社会人二年目に買ったタグホイヤーだ。
 iPod は唯一使っているアップル製品と言っていい。その良いところは、「音楽が聴けるだけの機械」であることだ。音楽専用であり、バッテリーも音楽再生にしか使われない。ネットに繋がなくても、所蔵しているCDの全ての曲を収納して、全てを聴くことに集中できる。この専門性と独立性が良かった。不足は直接 Bluetooth 接続できないことだけだった。
 しかし、アップルはもはや iPod を製造しない。遅かれ早かれ、私は iPod を捨てて、新たな大容量の音楽再生専門器機を入手する必要があったのだ。

 そうと決まったら、動き出すのは早い。さっそく今日、ヨドバシカメラに乗り込み、「iPod クラシックの代替機。容量 160GB 以上でイヤホンジャック & Bluetooth つき」という条件で、結局 64 GBの Walkman に microSD で124 BGを上乗せするという結論に至った。

 さらに、もはや完全に Work from Home に移行した以上、移動時以外も常にこの Walkmanで音楽を聴くべく、Bluetooth スピーカーも導入する。CD プレイヤーとして、Bose Wave Music System があるのだが、いかんせん CD の入れ替えは忙しい。そのようなわけで、Bluetooth スピーカーは相談するまでもなく、Bose の格好良いシルバーモデル。以上、しめて82,000円ほどのお買い上げ。
 なかなか大胆だが、音楽を愛する私の行動としては普通である。



 問題は、Walkman にどうやって全ての楽曲を入れるかという問題である。ちゃんとしたバックアップはないのだし、iTunesとは当然直接はつながらない。いろいろググって調べる必要がある。最悪、20年以上前にやったように、全てのCDを一から入れ直すことになるかも知れない。
 それでも、私にとっての音楽はそれだけのお金と労力に値する、大事な、大事なものなのだ。やるしかない。

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