Unseen Letter from George2015/05/27 22:19

 日本語のニュースにもあがっていた話題。1966年にジョージが友人のラジオDJ, ポール・ドリューあてに書いた手紙が公開され、[Revolver] にあたるアルバムを、メンフィスのスタックス・レーベルで録音する話があり、頓挫したということが分かった。
 これまでにもビートルズがスタックスで録音する話があったという情報はあったが、ビートル自身のコメントとして明らかにされたのは初めてだし、頓挫した原因が金銭的な問題だったことも判明した。

 こちらの日本語ニュースはほぼ全文を翻訳していて、嬉しい。

ザ・ビートルズ、ジョージの書簡からスタックスでのレコーディング計画の新事実浮上

一方、こちらの記事は、ジョージの特徴的な筆跡が分かり易くて良い。

Read a Previously Unseen Letter Penned by George Harrison to DJ Paul Drew in 1966

 最初の大文字が多くはブロック体になるのがジョージのクセらしい。小文字では s や h, r がとても特徴的だ。
 私も英語を手書きするときは筆記体が多い。やっかいなのは、自分で書いた筆記体が自分で読めないこと。

 ジョンとリンゴが向かえに来るのを待っているなんて可愛いではないか。

 最初に、エドウィン・スターに言及しているのが興味深い。スターは1965年にモータウン参加のレーベルからデビューした。ジョージは手紙でアルバムが出ているかどうかを尋ねているが、実際にスターがアルバムを最初に発表したのは1968年だ。
 次に言及している「ミセス・ミラー」とは、アメリカ人歌手エヴァ・ミラーのこと。

 制作中の曲,アルバムにも言及していて、シングルが "Paperback Writer" と "Rain" であることも明かしている。
 そのようなわけで、冒頭だけ "Paperback Writer"。冒頭のジョージの表情が素敵。



 一方、"Rain"。ポールの前歯が欠けているのが良く分かる。なんでも、バイクで事故ってこうなったとか。



 1966年。ジョージは23歳。まだまだ少年っぽさを残すビートルズ。友人に好きな音楽や、仕事のこと、仲間のおめでた、自分たちを取り巻く大人のお金をめぐる騒ぎなど、生き生きと綴っていて、良い手紙だ。

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