The Water Is Wide2015/05/31 19:34

 ウクレレの発表会後、特にどの曲をやりたいという希望もなかったのだが、先生のリクエストで、"The Water Is Wide" をやることになった。
 ちまたではこの曲が流行っているらしいのだが、先生のリクエストはそれとは関係なく、先生自身が個人的に好きな曲だとのこと。私も好きな曲なので、やることにした。
 今回は、アルペジオよりも、一音一音にコードを当てはめて、ブロック弾きすることにした。キーは、普通はGが多いようだが、ウクレレには低いので、Cにした。

 "The Water Is Wide" は17世紀にスコットランドで成立したフォーク・ソングで、ピート・シーガーが歌っため、20世紀、21世紀にも、またポピュラーになった曲だ。
 色々な演奏があり、どれを選ぶかは迷う。動画サイトに上がっている演奏の多くが、演出のし過ぎで、あまり良くない。
 そんな中で、カーラ・ボノフのバージョンが良かった。シンプルで、オーバー・プロデューシングにも陥らず、淡々とした美しさが映えている。



 たしか、ディランの [Rolling Thunder Revue] では、ディランとジョン・バエズがデュエットしていた。…ディラン・ファンが言うのもどうかと思うが、あれはバエズ一人のほうが "The Water is Wide" の良さが出ていたかも知れない。

 ロックでは、ザ・バーズの演奏を見つけた。



 1969年だそうだ。
 いかにもバーズらしいギターのパッセージに、ロジャー・マッグイン独特の歌声。ギターソロも淡々としていて格好良い。最後のヴァーズになって、ヴォーカルがツインになるところが感動的だ。
 バーズは "Wild Mountain Thyme"も歌っている。アメリカは西海岸で結成されたバンドに、ふるいケルトの音楽が合う。ルーツの力強さが時と場所を越えて美しく響いている。