Peterson: Strobo Clip Tuner2013/08/06 21:35

 ウクレレを習い始めて1年以上。あれこれ弾けたり、弾けなかったり。
 楽器はよく考えもせずに、先生の勧める(いや、実際には先生が欲しい楽器だった)コリングスを購入。この時点で既に一生モノの楽器を手にしたらしい。
 さすがに良い楽器を持つようになると、チューナーが気になり始めた。何せこれまで使っていたチューナーは、せいぜい1200円程度の安物。KORGなのでそれなりの性能のはずだが、さすがにこれはまずい。
 そもそも、1200円のKORGを買ってから、ピッチの調整が出来ないことに気付いて驚くというお粗末な話である。ここは一つ、これまた先生のお勧めするチューナーを買おうではないか。さすがに、コリングスより高いチューナーというものはあるまい。

 その前に、私が持っているチューナーをおさらい。



 黒いのが、このたびクビになった1200円のKORG。お世話になりました。
 ピンク色の大きなものは、ティン・ホイッスル用のヤマハ。もちろんピッチの調整もできる。写ってはいないが、実は同じ物を黒でもう一つ持っている。どうして二つ持ちになったのかは覚えていない。レコスケ君キーホルダーつきのケースに入れている。
 右は音叉。440=A。これは、私が7歳か8歳のころに、親から買い与えられた物。私があまりにも音痴なのに驚いて買ってくれたのだ。これで音程が良くなったり、聴音の成績が上がるようなことは…なかった。
 ウクレレの先生は、私にお勧めのチューナーを尋ねられて、「まぁ、音叉でも」とおっしゃったのだが…いや、音叉はともかく、私の耳があてにならないのですよ。

 さて、先生はまず最初に、ピーターソンのクリップタイプを勧めてくれた。他にも何か勧められたが、ピーターソンが一番のお勧めである様子。
 よぉし、わかったぁ!ピーターソンに決定!I楽器さんのチューナー部門に乗り込み、お兄さんにいきなり。
 「チューナー下さい。ピーターソン下さい。クリップタイプ下さい。」
 そしてどーんと買いました。ストロボ・クリップ・チューナー!

 まず、イカした缶に入っている。ううむ、オシャレ!もっとも、この缶に戻すことはないが。



 ヘッドにセットしていざ、ON!
 普通、針がメーター上を左右に動いて音程を計る。針が真ん中に来れば、音が合っていると言うこと。しかし、ストロボ・チューナーは、黒い帯のような画像が左右に細かく動く…というより、回る。右に回れば音が高く、左に回れば低い。
 このイメージの動きが凄い。感度が高い。残響が下がっていくところまで出る。これは高性能。さすがに先生が勧めるだけのことはある。
 さらに良いのは、ピッチの調整はもちろん、音を合わせる楽器も選べる。ウクレレも選択肢にある。そして作りががっちりしていて、丈夫。実のところこの頑丈さは重要だ。
 これは良い物を買ったと、ニヤニヤしている。

 ピーターソンの公式動画でも、ストロボチューナーを紹介しているのだが…感度の良さはイマイチ表現仕切れていない。



 YouTubeで見つけたのが、この動画。



 アラン・ローガンが、ピート・タウンゼントのギターとピーターソンのチューナーについて語っているのだ。突っ立ってダラダラ話しているだけなのでべつにそれほど面白くはないが…。
 アラン・ローガン。高橋是清。彼がピートのギター・テックだったことにびっくり。今ではハートブレイカーズのギター・テックのアラン。私も去年、ロイヤル・アルバート・ホールのステージに姿を見た。
 ハートブレイカーズと一緒に仕事をする前では、[Concert for George] のリハーサル風景にその姿を見ることが出来る。当時はエリック・クラプトンか誰かのギター・テックだったか?
 意外なところで意外な人の来歴が気になってしまった。