CRTジョージ祭 20112011/01/23 20:45

 毎年1月の恒例行事、レココレプレゼンツ、CRTジョージ祭。今年は18日新宿百人町で開催された。いつもは歌舞伎町内で、それはそれでスゴい場所なのだが、夜の百人町はまたどうも不思議な雰囲気の場所だった。
 今回は、遠方のジョージファン友達をだめもと誘ってみたのだが、うまい具合に来訪となり、なおいっそう楽しいイベントとなった。

 CRTジョージ祭といえば、イラストレーター,本秀康さんの愛あふれるジョージ語り。相変わらず熱く、妄想満載のジョージトークが炸裂し、大きな頷きが乱れ飛んだ。
 今回は何度目かの、[All Things Must Pass] 特集。他にジョージ関連の大きなイベントが少ないので(故人なのだから当たり前だが)、こればかりやっているという印象もあるが、その一方でいくらでも語りがいのあるのが [All Things Must Pass] とも言える。
 本さんのコレクションの中から、"Wah Wah" のデモ・バージョンを聞いたのだが、これがあの "Wah Wah" とは信じられないほどの、ヨロヨロ楽曲でびっくりしてしまった。この音が、あの格好良いガッチリクール・ロックンロールに仕上がるのだから凄い。本さんも、萩原さんも「これがああなるんだから、凄いよね」という、妙な感心のしかた。
 ここで名物、本さんの名言。「人間だってこんなにはなれませんよ。」…まぁ、確かに "Wah Wah" の格好よさは頭抜けているから、そうも言いたくなるか。
 映像は、悶絶するほど格好良い、[Concert For Bangla Desh] の、"Wah Wah"。冒頭の、ジョージのアップが格好良い。今まさに、青春と情熱と音楽の力を掛けて、でっかい事をやってのけようとする男の表情!何度見ても惚れる。



 大勢が狭いところに密集して、気合一杯でドカンとかますのが格好良い。1971年という時代だからこそできる雰囲気だろうか。ジム・ケルトナーとリンゴの位置がいやに近いところが面白い。最近のコンサートならもう少し離すのだろうが、この準備期間の短かったコンサートならではの処置だろうか。しかしこの近さが、ドラムの塊のような押し出しの強さになっている。さらに、視覚的にも格好良い。
 何もかも、格好良いづくしの "Wah Wah" だ。

 本さん曰く、そろそろジョージ関連の盛り上がり - 山が欲しいとこの事。そこで、[Cloud Nine]のスペシャル・エディション発売 が良いのではないかと。たしかに、ジョージのアルバムとしては、[All Things Must Pass] と並ぶ、エポックだ。
 やるなら、デモなどの未発表音源を満載し、豪華2枚組プラス、未発表写真満載のブックレットつきにしてほしい。
 同時に、Eagle Vision の "classic album" を作成。スタジオに、ジェフ・リンを筆頭に、関係者全員集まって、インタビュー形式の "Cloud Nine" 語り。もちろん、ダーニもギターを抱えてスタンバイ。「俺たち、"Cloud Nine" 聞いたよ!」…というわけで、なぜかトムさんとマイクが出てくる。そして、ウィルベリーズ,クラプトンとの日本公演という流れで締め。…完璧ではないか!

 ジョージ祭りではいろいろと面白い情報を得ることになるのだが、今回面白かったのは、これ。会場大爆笑。



 いつぞやのCRTウィルベリーズ祭りで萩原さんが、「こういうの(ウィルベリーズっぽい事)、誰かがやるよね。奥○民○とか、井△△水とか…」と言っていたが、やっぱり出た。
 このビデオは明らかにウィルベリーズのコピーだが、むしろカバーとでも言った方が良いのだろうか。こういうのは楽しくて良い。このロゴも、ディランの [The 30th Anniversary Concert Celebration] を真似たのだろう。なかなか凝っている。
 もっとも、CRTでは「口直しにウィルベリーズ見ようぜ!」…ということになった。リンクしたので、お口直しにどうぞ。やっぱりウィルベリーズは良いね…!という結論。

 来年のCRTジョージ祭はどんな話題で盛り上がるだろうか?マーティン・スコセッシの映画か、はたまた本当に [Cloud Nine] 大作戦が展開するのか?今から楽しみだ。

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