Circus restart !2010/07/24 10:59

 18日のステージ上で倒れてしまったものの、しばらく休息してからステージに戻り、最後の3曲を演奏し切ったマイク・キャンベル。彼の強さに感動するとともに、ハートブレイカーズというバンド(この場合、トムさんもハートブレイカーズの一人。彼自身も、自分をそうだと思っている)が、どんなバンドか再認識したような気がする。中断はどうしてもするにしても、マイク抜きの5人で演奏するという選択肢はあまりないらしい…。ハートレブレイカーズのイメージどおりではある。もっと言えば、トム・ぺティという人がどういう人かという事も同時に再認識させられたのかもしれない。

 マイクが本当に具合悪そうにしている動画もあるけど、それを張りつけるのは気の毒なので割愛。その代り、ステージに復帰し、最後まで演奏して、オーディエンスに向かって挨拶をするところ。



 ええい!あまりマイクに触るな!暑苦しい!とくにヒゲ!ベンモントが、ジャケットに袖が通らなくてアタフタしながら、列に加わるところが可愛い。…おいおい、ぶっ倒れるほど暑いんだから、無理に着なくても良いだろう。
 私が前回見たときもそうだったが、マイクはいつも最後までトムを見守るように、ステージに残っている。そして今回も、いつものようにトムさんの後ろからステージを降りて行った。まるで何事もなかったかのように。

 ともあれ、大事を取って、20日のライブは8月末に延期。これは、マイクの身のことを思えば当然。当人は困っていそうだが…。まぁ、ボス・トムが命令口調で無愛想に即決、異議なしだろう。
 かくして、22日のデトロイトから、晴れてツアー再開。アップされている写真や映像を見ると、マイクもバンドもいつもの通り元気に演奏しているようで、ひと安心だ。まだまだ暑い時期のライブは続く。大勢の人々がTP&HBのツアーを楽しみにしている。無理をせず、体調管理に気をつけ、元気なライブを聞かせてほしい。

 Cool Dry Placeに、カントムから "Some days are diamons" と、"Song and music from "She's the One" をアップした。
 前者は、[Wildflowers] の後、ジョニー・キャッシュのアルバム制作に参加し、さらに映画「彼女は最高」のサントラ録音、そして伝説のフィルモアライブの時期について語っている。
 どうやら、離婚がどうのこうのという時期らしく、なぞの借家に住んでいるトムさん。まさか本当に彼の言うように「掘っ立て小屋」だったとは思えないが、とにかく、ニワトリと同居はしていたらしい。ニワトリ…と、トムさん…。ニワトリってあれで結構凶暴だから(ヒヨちゃんとか)、トムさんとか簡単に負けそう。
 ジョニー・キャッシュのセッションで、カール・パーキンスと会い、有頂天になるところも可愛い。そう言えば、全く同じような現象が、ジョージにもあったな。
 いざ、映画のサントラ制作に入ってみると、「向いてない」ということで、ぺースがつかめない。そりゃそうだ。そこで、ハートブレイカーズとしてのアルバムにしてしまえば良いんじゃ…と、思ったとたんに、仕事が進む。やれやれ。
 それにしても、トムさんはハートブレイかーズ以外にも、相談ができる友達に恵まれている。これって、大事なことだよね。

 アルバム[She's the one] に対する、「アルバム」としての思い入れはあまり深くないようで、コメントも短く終わっている。
 それでも、私にとっては "Walls" はかなりランクの高い名曲で、とくにCircusのバージョンが好き。あのプロデューシング技術をあらん限り詰め込んだような迫力と、美しいサウンド。そしてあのリンゼイ・バッキンガムの凄まじいコーラス!やはり強いコーラスは素晴らしい。さらに、ハウイの声も加わっていたのだから、まさに無敵のヴォーカル・ワークと言うべきだろう。

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