オードリー2009/12/31 21:23

 私はどうやら、オードリーが好きらしい。
 基本的にブリティッシュ・コメディ好きなので、日本のお笑い芸人に入れ込むことはないのだが、去年2008年M1でのオードリーのネタ1本目「引っ越し」にノックアウトされてしまった。
 そうは言ってもいわゆるバラエティ,お笑い番組でオードリーだけ見るのは困難で、結局時間がもったいないので、好きと言う割に全然見ていない。休みだしということで、U様で見ているうちに、バカバカしすぎて頭からウエストポイントが吹っ飛んでしまった。

引っ越し(M1の時の方が面白かったけど、アドリブがなかなか良い)
親孝行
万引き
嫁募集

オードリーになってみよう! (無論、一方はピンクのベスト着用)

その1
「どうも~、オードリーです。今日も元気にハリスンと、クラプトンで漫才しようと思いますが…」
「みなさん、ご安心ください。今日のクラプトンはラリってませんよ」
「信用できねぇなぁ、おめぇよ…。いやぁ、ぼくらいつも忙しくしていて、なかなか休みも取れないのですが…」
「超暇だろっ!」
「暇じゃねぇよ、ビートルズなんだから!」
「クラプトンは暇だぞ。」
「お前がバンドをぶち壊しにするからじゃねぇか。でまぁ、たまの休みなんかには、カミさんを連れて旅行でも行きたいんですよね」
「俺も一緒に行きたいぞ!」
「なんでだよ!」
「お前のカミさんが、超おれのタイプだからだよッ!」
「笑えねぇな!」

その2
「どうも~、オードリーです。今日も健やかに、ハリスンとリンで漫才していきたいと思い…」
「みなさん、お待たせしました。本物の大林宣彦ですよ」
「ちげーよ、失礼だろ。大監督によぉ。それで、ぼくらちょっと遊びで友達バンドでも作ろうかと思いましてね。みなさんも、たくさん友達がいると思いますが…」
「どうみても居ないだろ!
「そんなことないでしょ、謝りなさい。」
「ごめんね。」
「謝ったので許してやってくださいね。」
「でも、お前だけは村八…!」
「指差すんじゃねーよ、聞こえたぞ村八分って!お前のバンドこそロックの殿堂から村八じゃねぇか。でも、やっぱりどうせバンドを組むなら、良いメンバーを揃えたいじゃないですか。お前、なんかバンドメンバーに希望ある?」
「ギターのチューニングができる奴だよ!」
「基本的過ぎるだろ、お前ジョン・レノンか!」
「おい、俺ってジョン・レノンだったのか」
「ちげーよ、ジェフ・リンだろうが!お前みたいなスタジオ引きこもりオタクといっしょにすんなよ」
「フィル・スペクターも同じだろ!」
「もっとヤベェじゃねーか!」
「ごめんなさい、殺さないでください!」
「なんだよ、俺がお屋敷の奥で酷い目にあわせるみたじゃねーか」
「あれだけは勘弁してください、アフロヘアーだけは…!」
「自分でしてんじゃねーか、いまどきお前だけだぞ、アフロヘアーに執着してんのは!ええ、それで友達をバンドに誘っているんですけどね…」
「おい昔、村八分ってバンドがあったよな」
「ここで蒸し返すな!ネタがすすまねぇじゃねーか!」

その3
「どうも~、オードリーです。今日も張り切って、ぺティとディランで漫才しようと…」
「みなさん、今日のディランは、シャワーを12回浴びてますよ」
「ええ、言ってる意味がよくわからないんですけどね。ぼくも久しぶりにツアーでもしようとおもうんですけどね…」
「この万年ツアー中毒野郎!」
「おめぇだろ!年がら年中、渡り鳥みたいに…」
「ははは、まったくだな、鳥みたいだな、はははは…」
「なぁ、寅さんか、ってんだよな…」
「………」
「寅さん、受けなかったみたいですね。なんででしょうね。でも、ツアーしてると疲れちゃって、声がつぶれちゃうんですよね」
「このダミ声野郎!」
「おめーだよ、ダミ声は!おめーだろうが!だからツアー中は部屋の湿度とか気をつけるんですよ。おまえ、ホテルの部屋に何か備え付けてもらったりする?」
「うーるせぇ。」
「あ、だめだこいつ会話できねぇ。ぼくはね、あとマッサージとか呼んで…」
「ジョージを呼んでもらうんだよ!」
「なんでだよ!ジョージも迷惑だろうが!」
「いろいろ慰めてもらうんだよ!」
「生々しいな!そんなことしてねぇで、さっさと寝た方が…」
「おい、さっきの寅さんだが、お前寅年だよな…」
「ここで思い出すな!どうでも良いよ、おれの干支なんか!」

その4
「どうも~、オードリーです。今日も朗らかに、キャンベルとぺティで漫才しようと思いますがね…」
「みなさん、どんなに羨んでもぺティみたいなゴージャス金髪にはなれませんよ」
「いきなり自慢でブチ切れそうなんですけどね。最近、携帯のカメラなんかで、隠し撮りとか問題になってますよね…」
「みなさん、こいつはボ・ディドリーを盗撮してたんですよ!」
「ファンだから撮らせてもらっただけじゃねーか、そんなヤラシぃ言い方すんな!」
「俺は人の脚線美を写すのが好きだぞ」
「シャレにならねーな、捕まるぞおめぇよ!」
「俺は、お前の脚はきれいだと思うぞ」
「気持ちわりーな!いつ見たんだよ!」
「初めて会った時だよ!」
「貧乏時代の話持ち出すな、馬鹿!グラビアカメラマンにでもなっちまえ!」
「おい、お前それ本気で言ってんのか?!」
「本気だったら、お前と30年以上も一緒にバンドやらねぇよ」
「でへへへへへへ…バァイ!」

 ま、大晦日だから良いじゃないですか。無礼講ってことで。けっこう楽しかった。ウエストポイントは改めて思い出すことにする。良いお年を。バァイ。