F1 ゆく年くる年2020/12/14 20:04

 異例ずくめだった、今年の F1 シーズンが終わった。
 3月、オーストラリアのドタキャンから始まって、紆余曲折の末、17戦。ドライバー、メカニック、チーム関係者、主催者側、メディアなどなど、すべての F1 にかかわった皆さん、お疲れ様。この大変な状況で、17戦も開催してくれたことに感謝。
 日本の実況陣も、今シーズンの感慨にふけって、「ゆく年くる年みたいになっちゃった」とか言っている。
 私はキミとセブがイチャイチャするのを見るのも好きだが、実はテレビの実況連中が楽しくワチャワチャするのを聴くのも好きだ。特に川井ちゃんと右京さんの掛け合いはいいよね…!

「『うそつき』って言ってるの、右京さんだけですからね!」
「なんで半分笑いながら言うの…」
「あと5周です!」

 森脇さんや、浜島さんもお疲れ様。健康に気をつけて、来年も楽しく実況してほしい。

 ワールド・チャンピオン争いこそ、早々に決まってしまったが、F1はやっぱり魅力的。一戦たりとも、見逃せない。
 先週のサクヒールなんて、大混乱ぶりに川井ちゃんが「すいませんねぇ、こんな夜遅くにガタガタ騒いで…」と我に返る一幕も。
 わかる…。
 F1って時差が大きいことが多いから、寝静まった時間帯にガタガタ大騒ぎせざるを得ないのよ…!

 今年の F1 を振り返って、バーレーンでのグロージャンの事故に、触れないわけにはいかないだろう。
 本当にショッキングで、今の F1 でこんな事が起きるだなんて、本当に信じられなかった。グロージャンがヘルメットを取ったところが放映されたとき、心底ほっとした。
 川井ちゃんに言わせれば、コース上でのあれほどの炎上事故は、イモラのベルガー以来だという。私はまだ見ていない頃だが、たしか兄が見ていたと思う。給油をしていた頃は、ガレージで火がでることもあったが…今回の「爆発」は、本当に凄まじかった。
 これまでの F1 における安全のための取り組みが、有益なことだったことを、あんな形ではあるが、証明してみせた。これからもその歩みをとめることなく、いってほしい。

 セバスチャン・ベッテルが好きすぎて辛いので、ほかにも若いドライバーが好きになるといいなぁ、と思っていた今年のレース。どうやら、私はランドー・ノリスが好きらしい。かなり応援している。
 セブもそうなんだけど、まず笑顔がいい。私はけっこう、そういう第一印象を重視することがある。可愛い笑顔で、ヘルメットのデザインをアレコレ変えるってところもセブに似てる。
 来年はマクラーレンにリカルドも来るから(彼も好き)、笑顔が良いコンビになりそう。楽しみだ。

 キミ・ライコネンは相変わらずのマイペースで、なぜかチームメイトよりも前でフィニッシュする。予選はぜんぜんダメなのに。やっぱり長いレースには経験って大事なんだなと思わせる。
 私を含めたキミ・ファンにとって最高だったのは、やはりポルトガルのオープニングラップだろう。グラフィックの6位にキミが表示されたときは、本当に興奮して、夜中だというのに「ライコネンっ!!」と叫んでいた。
 タイヤがソフトだったということもあるが、同じソフト勢も3台抜いている。わずかに濡れた路面で、経験と技術が最高に発揮された瞬間だった。



 セバスチャン。本当に辛いシーズンを、最後まで走ってくれてありがとう。途中で抜けてもおかしくないくらいの状況だった。でも、セブは責任感があって、優しいから、ちゃんと走って、ちゃんと辛い思いをしてしまうのだ。
 フェラーリの6年間には、悔しさばかりが残るだろう。しかし、2017,2018年シーズンは、立派にチャンピオン争いをしたことや、去年の鈴鹿でポールを取ったことを、忘れないで欲しい。彼がトップ・ドライバーの一人であることは、私が信じて疑わない。
 来年は心機一転。新たなチーム、新たなエンジンだ。いきなりチャンピオンになれとは言わないけれど、ポディウムに加わることが増えることを、期待している。
 最後に、今年のセブの最高のオープニングラップ。雨のイスタンブール。去年のドイツもそうだったけど、ドライバーの腕が試されるウェットで、最高に輝いていた。

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