'Hotline Bling' as Bob Dylan2016/01/23 22:17

 先週、ジミー・ファロンが新しいボブ・ディランのモノマネを披露したとのこと。これは嬉しい。早速拝見!



 やっぱり最高、ジミー・ファロン。大好き。
 本歌は、Drakeという人らしい。一応こちらもチェックしたが…よくもまぁ、70年代のディラン様, しかも "Positibely 4th Street" 風にしたものだ。
 歌声はほぼ完璧。真面目にこれをディランだと言われて聴けば、信じるレベル。ハーモニカは声ほどは似ていないのだが。
 照明やアングルも上手い。ジミー・ファロンは、がっちりした体格で、首が短い。そこが、もともと華奢な骨格のディラン様との違い。

 このモノマネの舞台裏の様子もアップされている。



 以前にも話題にしたが、ファロンがスティーヴィー・ニックス(本物)と一緒に、トム・ペティのモノマネをした時も、骨格の違いが惜しかった。トムさんも基本は華奢で、首もほっそりと長い。
 声はディランほどのレベルでは似ていない。そもそも、それほど声を似せようとしていなかったようだが、視線とか仕草とか、語尾などはそれなりに似せている。
 ハートブレイカーズのレベルが高く、 ― とりわけ、スタンとベンモント役の人がよく似ている。つまるところ、一番似ていないのはスティーヴィー・ニックス。



 こうなったら、ファロンは「一人ウィルベリーズ」をやるべきではないだろうか。五人中、二人はサングラス・キャラだし。ジョージのヒラヒラした声とか、ロイ・オービスンの美声もマネのし甲斐があるというものだ。
 合成を駆使するのはファロンの芸風ではないかも知れないが、ぜひともやってほしい。