Wild Horses2015/04/30 21:10

 ザ・ローリング・ストーンズの、[Sticky Fingers] が、6月10日にデラックス・エディション,およびスーパー・デラックス・エディションで発売されるという。
 たぶん、デラックス・エディションを購入すると思う。私が好きなストーンズのアルバムは、[Exile on the Main St.] と、この [Sticky FIngers]。やっぱり "Brown Suger" は強い。
 なんでも、デラックス・エディションにはエリック・クラプトンが参加している "Brown Suger" が収録されているとのこと。あれだけ完璧な曲に馴染んでいるだけに、楽しみなような、怖いような。

 発売を前に動画なども公開されており、"Wild Horses" のアコースティック・バージョンが秀逸だ。



 ストーンズ・ロゴのジッパーが可愛い。ただ詞をどんどん見せていくだけなのだが、釘付けになってしまう。
 PCで聴いてもなかなかの音質だ。もともとアコースティック色の強い曲だが、こちらのバージョンはさらにアコースティック・ギターの音色の美しさが際立っている。

 "Wild Horses" はストーンズでも屈指の名曲で、カバーも多い。
 まず、ストーンズが [Sticky Fingers] を発売する前にカバーし、発表していたバージョン。ザ・フライング・ブリトー・ブラザーズ、1970年。



 私はややカントリーが苦手で、当然カントリー・ロックも得意では無いのだが、これはさすがに格好良い。原曲にはないピアノソロが美しい。どうやら、レオン・ラッセルが弾いているらしい。
 グラム・パーソンズはストーンズと ― 特にキースと親しかったため、この本家に先立つカバーが実現したとのこと。キースはパーソンズとの録音を望んでいたが、彼が1973年に死去したため、叶わなかったとキースの自伝に書いてあるそうだ。
 「だそうだ」というのは、私がまだキースの自伝を読んでいないから。音楽に関する本は音楽そのものにくらべて格段につまらないと思っているのも理由のひとつだが、日本語で読むか英語で読むか考えて、すっかり延期してしまっている。

 こちらは、アメリカでも拍手喝采のスボ。



 この人の魅力は、そのルックスとのギャップとともに、何と言っても声の美しさ。私が特に良いと思うのは、その若々しさだ。声という儚い楽器は、時と共に衰え、「枯れた味わい」とか、「貫禄と深み」などと言ってフィルターをかけるものだが、彼女が登場したときのその初々しく、クリアな歌声こそが、衝撃的だったのだと思う。
 こういう音楽ジャンルに興味はないが、ストーンズの名曲との取り合わせは素晴らしい。

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