The Hi-Res remastering of TP&HB2015/04/12 20:22

 トムさんが久しぶりに何を告知するのかと思えば、Hi-Res とか言うものらしい。
 日本語では、ハイレゾ。High-Resolution Audio ― 何がどうだかまったく分からないので Wikipedia で確認してみると… 「サンプリング周波数および量子化ビット数のうちどちらかがCD-DAスペック(44.1kHz/16bit)を超えていればハイレゾリューション」  …とまぁ、これまた全然分からない。
 ともあれ、要するに音が良いということらしい。
 それではトムさん、お願いします。



 トムさーん。…この人、女優だから…。新譜のプロモーションとか、ツアーとか、露出が増えると気合いを入れて容姿を磨き、超素敵トムさんになるのだが、どうも普段はもっさりし過ぎ。動画を撮るから、急遽、サングラスと帽子をのっけただけみたい。まぁいいや、女優だから仕方ない。

 「ハイレゾは正直言って、かなりスゴイ。多くの人はまだその凄さを知らないけど、すぐに分かるだろう。ぼくらがスタジオのコンソールの前で聞く音を聞くことができるんだ。はっきり言って、MP3なんてぼくがスタジオで聴く音の5パーセント程度だ。あんな素晴らしい音を聞かせられないなんて。ハイレゾはそれを実現してくれる。」

 トムさんもああ言うことだし、あまり考えもせずに全タイトルお買い上げ。ハートブレイカーズ関連の公式は、即購入することになっている。
 とは言った物の、そもそもハイレゾが何だか分かっていない私。良く分からないソフトをダウンロードして良く分からない時間を掛けて全てダウンロードしたけれど、どうやって聴くのやら。
 ここに至って、重大なことを知る。ハイレゾはiPod では聴けない。
 間抜けも良いところで、当たり前だろう。MP3は5パーセント程度だと言うのが本当かどうかは知らないが、とにかくiPodはハイレゾに対応していない。
 私は音楽を聞く機会の95パーセントを携帯音楽プレイヤーに依存している。だからこそお高めのヘッドフォンも購入しているわけで。

 まぁ、いいや。後悔はしていないので、とりあえずPCで聞いてみることにする。もちろんPCのスピーカーは当てにならないので、ヘッドフォンを使用。
 一番好きな、"American Girl" から。
 有名なイントロの冒頭3音が飛び込む。素晴らしい迫力!おお、これがハイレゾか!
 しかし恐ろしいもので、最初の強烈な印象が通り過ぎると、耳と脳が慣れる。要するに、CDやMP3と、それほど顕著な違いがあるかというと…どうだろう。MP3が5パーセントとして、ハイレゾがその20倍かと言うと、さすがにそんな事はない。
 私のような、音質に無頓着な人間に聴かせたのが悪かったか。何せ、オーディオに大金を使うくらいなら、そのお金で生を聞きに行くか、自分で習って演奏した方が良いと思っている人間なので。宣伝にならなくてごめんなさい。
 でも全タイトル買った。後悔はしていない。

 確かに、良い音、美しい音、クリアで、深みのある、隅々まで何もかも聞こえるような音で聴きたいという欲求は当然だろう。
 しかし音楽の価値は音質とは関係なく心に響く。良い曲、素敵な曲は、雑音だらけのラジオからでも、貧弱なスピーカーのPCからでも、自力で訴えてくる。TP&HBの音楽の魅力は、高くて高品質なオーディオの力を借りなくても、十分響く。
 最低限、TP&HBのMP3やCDを購入してくれれば、ファンとして、私は嬉しい。

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