Alright for Now2014/05/31 21:53

 目指すは、ウクレレでロック!
 好きな曲を自分で譜面に起こし、ウクレレに編曲するという作業は、"Here Comes the Sun", "Something", "Angie" と来て、いよいよトム・ペティに挑戦。[Full Moon Fever] の名曲、"Alright for Now"!

 原曲のキーはD。これだと、ウクレレでは低すぎる。そこで5度あげて、A に平行移動。
 それでもかなりハイポジションでの動きになるが、そこは幸い私の楽器がコリングスと、ピッチが良いので、対応できる。
 メロディを五線譜に取り、コードを足して、先生に相談。ポジションのアドバイスをもらい、さらに初めて右手のスリーフィンガー奏法を取り入れた。



 練習して弾いてみると、これがなかなか良い出来。先生も感心しきりで、譜面のコピーを取っていた。

 "Alright for Now" は、ジェフ・リンのソングライティング,パフォーマンス、プロデューシング手腕の光るアルバム [Full Moon Fever] において、ジェフ・リンが参加していない曲である。
 トムさんが言うことには、ジェフがイングランドへ行っている間、エンジニアも無し、本当にマイクと二人きりで録音したのだと言う。
 先生が言うには、チューニングの異なるギターをそれぞれ弾いているとのこと。



 冒頭で、トムさんが "One more..." というところも含めて、素晴らしい演奏。
 トムさんが娘たちのことを念頭に作った子守歌だが、同時に自分自身の気分へのララバイなのかも知れない。当時、[Full Moon Fever] について、"Free Fallin'" や "I Won't back down" がありながら、「売れない」という理由で、レコード会社が発売に消極的だったのだ。
 トムさんはすっかり意気消沈してしまった。しかも、ジェフもイングランドへ行ってしまうし…そんな中で、マイクと二人きりで、この美しく穏やかな曲を録音したのかと思うと、切ないくらい愛しい気持ちになる。

 この曲がライブ・レパートリーだった時期もあるが、私は聞いたことがない。
 かつては、1997年フィルモアの録音がブートレグで出まわっていたが、今は公式の [Live Anthology] で、1995年トロントでの演奏が聴ける。



 スタジオレコーディングにはなく、ライブにあるもの。ハウイのコーラス。控えめながら、存在感のある歌声。
 コンサートの最後、アンコールの最後にこの曲で観客達におやすみの挨拶をして、去ってゆくハートブレイカーズ。なんて幸せな聴衆たち!ちょっと切なくなるが、"American Girl" だって終わってしまうと切なくなるのは同じなのだから、こちらの静かな曲で終わるのも悪くない。

 ところで、ウクレレだが。
 次はメジャーと、マイナーのペンタトニック・スケールを使って、アドリブをやってみよう…!という意気込み。ウクレレでブルース!
 ピアノは発表会だし、ティン・ホイッスルもセッションがあるし…ブルースなんて本当に出来るのだろうか…?

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