I'm Free2013/08/14 21:43

 エドガー・ライト監督の映画 [The World's End] が見たい。
 同じくライト監督、サイモン・ペグ,ニック・フロスト出演の「ショーン・オブ・ザ・デッド」などはあまり好きなタイプの作品ではないが、この [The World's End] は面白そう。



 なんだか果てしなく下らなそうで良い。マーティン・フリーマンの使い方など 今となってはかなり贅沢ではないだろうか。
 日本で劇場公開されるかどうかは微妙。ビデオ・スルーになれば良い方だろうか。エドガー・ライトと言えば、彼がプロデューサーを務めている、[Sightseers] が日本で劇場公開になったのには驚いた。

 さて、[The World's End] の予告編で、冒頭に「三銃士」に関する会話が出てくる。そして流れる曲が、"I'm Free"。
 オリジナルはもちろん、ザ・ローリング・ストーンズ。映画で使われているのは、1990年、UKのバンド,ザ・スープ・ドラゴンのカバーバージョンだ。



 ビデオに、とても時代を感じる。これが当時の最先端だった。[The World's End] の主人公達にとって、この1990年のバージョンこそが、最初にアルコールを飲み始めた時期 ― つまり青春期に重なっており、それをなつかしのカセットテープで聴くというわけ。

 この "I'm free" という曲に関して、私は個人的ながら新たな発見をしてしまった。
 この曲がストーンズであることは覚えていたが、オリジナル録音がどのアルバムに入っているかを覚えていない。私の耳が記憶していたのは、ライブ・アルバムである [ Stripped] のバージョン。
 iPodの楽曲検索で確認してみると、どういうわけかこのライブ・バージョンしか収録されているない。ストーンズのアルバムは全て揃えたつもりなのだが。確か、1965年のアルバム [Out of Our Head] に収録されているはずだし、私もこのアルバムは持っている。
 よくよく確認してみると、なんと私が持っている [Out of Our Heads] はアメリカ版で、"I'm Free" が収録されているのは、UK版の[Out of Our Heads] だったことが判明。ジャケットは全く違うし、曲目もかなり異なっている。なんでも、発売はアメリカの方が先だったとのこと。
 そういえば、ビートルズにもUKオリジナルアルバムとは別に、アメリカ版の編集アルバムというものがあった。CD化されるにあたって、その辺りは綺麗に整理されたと聞いている。ストーンズはそうは行かなかったらしい。
 これは少なからずショック。私は完全にストーンズを揃えたつもりだったので、もう一度詳細に確認する必要にせまられてしまった。
 そのようなわけで、"I'm Free" のオリジナル録音版を、初めてYouTubeで聴くことになった。[Stripped] とはかなり異なる雰囲気で、このオリジナル・バージョンもかなり格好良い。

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