君はロックンロール・スター!2009/05/18 22:03

 ジョージ音源断ち期間の切り札として、TP&HBは温存しているつもりだが、やはりザ・バーズなんぞを聴きこむと、TP&HBに突入せずにはいられない。

 バーズとTP&HBと言えば、なんと言っても最初に思い浮かぶのが、"So you want to be a rock 'n' roll star" ― まだトムさんの存在も認識できていなかった時期に、MTVでTP&HBがこの曲を演奏する85年の映像を見て(Pack up the plantation から、1曲切り取ったミュージック・ビデオとして、頻繁に流れていた)、「このバンド、格好良いな~」と感動していた ― つまり、これが私とTP&HBの出合いだったからだ。

 バーズの映像をYouTubeで鑑賞していた流れで、"So you want to be a rock 'n' roll star" のTP&HB別バージョンを初めて見た。これは、1982年の映像。



 これは良い!すばらしい!映像が悪くて、ほぼトムさんとマイクしか認識できないけど…

 演奏の完成度がまず凄い。特にコーラスワークの出来が良い。85年の時はコーラスのお姉さんが加わっていたので、TP&HBにしては少しバランスの変わったコーラスだった。一方、この82年はハウイ,スタン,ベンモントと、もしかしたらパーカスのフィルも加わって、かなり硬いハーモニーになっている。あれだけノリノリで、格好良く平行移動の和声を繰り出すのだから、よほど調子が良いのだろう(厳格なクラシック和声法では、平行は禁じ手。でも、あえて格好良い所で平行を繰り出すのが、センスの良さ)。
 85年には居たホーン・セクションもないので、マイクのギターも余計に堪能できる。
 そして、いつもの変わらぬリッケン馬鹿二人。85年のトムさんは[ジョージ赤リッケン]だが、この82年では[ロジャー黄リッケン]。もとがバーズの曲なんだから、[ロジャー黄リッケン]の方が正統派か?いやいや、ロジャーとても [A hard day's night] のジョージに惚れてリッケン弾きになったのだから、どっちもアリか。
 何と言っても、若い!トムさんが若い!32歳か…80年~82年頃のトムさんは、「女子度」が最も高い頃なので(「女の子を侍らす度合」ではなく、「女の子っぽい度合」のこと)、なおさら可愛い。
 例によってマイクに吸い寄せられ、耳元で何か言っているが…だから…聞こえないでしょ…。マイク、聞き返してるし。美容院で、髪を洗いながらとか、ドライヤーを使いながら話しかけてくる美容師の気が知れない。

 このライブの映像は、所々で断片的に目にする。とにかく若いトムさんと、ハートブレイカーズが可愛いので、きれいな映像でたっぷり見てみたい。まさに、きみはロックンロール・スター!
 そんなロックンロール・スターも、年をとれば、こんなんにもなるのさ!↓



 なんだこりゃ。若鳥の画像をググってたら、ぶちあたったので、ついでにさらす。…ハムレットごっこかな?

コメント

_ jerry ― 2009/05/19 00:56

はじめてみました。 85年よりもシンプルでいいですね。

この映像を観たあと、右の方にクリックしてみたら
パールジャムのステージに飛び入りする、キャンベル氏
の昨年くらいの映像もありました。
こちらもはじめて観ました、ありがとうございました~、エディが歌うこの曲も素敵です。

お礼に、エリック・クラプトンがごく最近ビックリな楽曲を取り上げていたのでご紹介いたします。
http://www.youtube.com/watch?v=EZiKxt15mus

_ NI ぶち ― 2009/05/20 23:14

>jerryさん
PJのステージには、ベンモントも居るのですが…ほとんど見えませんね。
 ECのLiverpoolでの選曲は、日本とは全然違って、いろいろ冒険してますね。

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