Robbie Robertson2023/08/10 21:20

 CFG、CFGと浮かれ、夏の保養地で過ごし、その後とんでもなく多忙に過ごしていたら、ロビー・ロバートソンの訃報が飛び込み、びっくりしてしまった。
 ちょっと唐突なような気がして、ロビーって幾つだったっけと思ったが、80歳だったそうだ。ずっと若い人かと思ったら、ジョージと同い年だったのか。

 私にとってロビーと言えば、なんといってもザ・バンドであり、むしろロビーの居ないザ・バンドは聴かないし、ロビーのザ・バンド後の作品も聴いたことがない。そういう意味では、ビートルズにおけポールに近いが、違うのは私がロビー大ファンであるところだ。
 いきなり身も蓋もないが、私は彼のザ・バンドの時 ―― 特に [The Last Waltz] の容姿が超タイプのである。細くて考え深そうで、笑顔が可愛い。[The Last Waltz] 冒頭のロビーの姿に惚れ込んで、私にとってのザ・バンド歴が始まったと言って良い。
 ギターソロを弾く後ろ姿がドツボであり、同類はトム・ペティくらいしかいない。"You're still there, huh?" と声をかけるところから格好良いし…



 もちろん、容姿だけでは無い。私がもっとも彼を評価しているのが、優れたソングライターとしてだ。ボブ・ディランと行動を共にすることが多かった分そういう要素もあるが、ディランよりもよりメロディックで、ポップでありながら民謡にすら聞こえるような普遍性がある。
 その上でロックに決めるところは決めるザ・バンドのバンド力加わり、まさに怖い物なし。名曲は無数にあるが、ここはとりわけ私の好きな "Stagefight" を。私自身が "Stagefright" であるだけに、余計に好きなのだ。



 ちなみに、映画のバージョンではガース・ハドソンのオルガン・ソロがカットされているが、断然ノーカットバージョンがお薦めなので、CDで聴いて欲しい。

 週末のラジオは追悼企画で大変だろう。著名なミュージシャンたちからもコメントがあるだろう。ロビーを追悼するのにロビーの曲というのも妙だが、やはり "The Weight" にはそいう力がある。外せない名曲だ。
 R.I.P Robbie, the great songwriter...