Here She Comes Again2017/09/10 13:32

 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの公式 twitter が、Guitar World のツイートをリツイートし、クリス・ヒルマンの新譜紹介,新曲を聴こう!…と言う。ええ、もちろん行ってみましょう。

Chris Hillman Premieres "Here She Comes Again," Featuring Roger McGuinn

 ロジャー・マッグインにデイヴィッド・クロスビーが参加しているのも大事だが、ハートブレイカーズも関わっている、ヒルマンの新譜[Bidin' My Time] 。9月22日が発売日なのでまだ手元には届いていないが、まずは "Here She Comes Again" がフルで公開された。

 新譜のトレイラーにも使われていたこの曲だが、フルで聴くとさらにその素晴らしさに衝 撃を受ける。



 何て美しいギター・サウンド、何て温かなメロディとハーモニー。曲全体を包む光彩、1960年代の青春の息吹。満を持して迸るギター・ソロ。私の大好きなザ・バーズの良さが再現されている。
 私はデイヴィッド・クロスビーが居た頃までのバーズが好きで、カントリー色が強くなると、それほど魅力を感じない。ヒルマンの新曲 "Here She Comes Again" はまさに、「好きなバーズ」そのものだ。
 もちろん、サウンド的には60年代よりずっとゴージャスで、その点はTP&HBの影響でうまく頭の中ではブレンドされている。

 Guitar Worldの記事によると、"Here She Comes Again"は、70年代後半にヒルマンとマッグインが共同で作っていた。1978年のライブ音源も残っている。



 ヒルマンの新譜[Bidin' My Time] については、手元についてから記事にするつもりだったが、この曲をフルで聴いたら、いてもたってもいられなくなった。

 タイトルの "Here She Comes Again" と言えば、ザ・スタンズの同名曲のことも、記しておきたい。本当に素晴らしい曲だし、「バーズ愛」に溢れている。

Here She Comes Again / The Stands ― 2012/02/20