Waiting on a friend2016/09/08 21:14

 色々立て込んでいて、楽器の練習がままならない期間があったので、ウクレレの新曲も、しばらく形にならなかった。
 選んだのは、"Waiting on a Friend"。ザ・ローリング・ストーンズ1981年の曲だ。



 ウクレレに編曲して分かったのは、この曲が恐ろしく単純にできていること。キーはCなのだが、C, F, G, Amぐらいしか出てこない。ロックはだいたいこういうものなのだろう。
 先生が爆笑したのは、Aメロの頭がきなりAm であること。イントロがあるとは言え、なかなか人を食った作りだ。
 "Angie" のような弦楽器向きのメロディがあるわけでも無いので、オリジナルではニッキー・ホプキンズが弾いていたイントロのピアノ・ソロを、なぞることにした。

 さて、前述の通りオリジナルのキーはCなのだが、こちらのライブは、なんとF。



 しかも、このライブは1981年なのだという。曲が発表された同じ年に、なぜ完全四度も高くするのだろう?もの凄い謎。
 ミックの音域の問題とは思えない。サックスのソロにキーを合わせた?サックスはFの方が吹きやすいと言うことがあるのだろうか?サックスは完全に門外漢なので分からない。それとも、ギター・チューニングの問題なのか。
 高くした方がライブ映えするとか、そういう理由だろうか。
 とにかく、この予想の斜め上を行く移調は、ストーンズの柔軟性と、意外性、変えているようで、実は変わっていない、またはその逆…そんなことを考えさせる。