The Story of Jeff Lynne & ELO ― 2015/09/22 22:18
[Jeff Lynne's ELO: Live in Hyde Park] のボーナストラックとして収録されている、BBCのドキュメンタリー番組 [Mr. Blue Sky: The Story of Jeff Lynne &ELO] を見た。以前に YouTube で見たのだが、日本後字幕がついているので、改めて観賞。
この作品、タイトルの割にあまり ELOが出てこない。もうちょっとたっぷりELO時代の映像が見られたら面白かったと思うのだが。
かわりに、彼のプロデューサーとしての活躍は丁寧に紹介されている。
やはり、ジョージ自身のコメントが無いのが寂しい。ジョージはまずはジェフと友達になるべく、F1に連れて行ったという。そういえば、トムさんもF1ではないがサーキットに連れて行かれていた。
ビートルズのプロデューサーとして迎えられる下りはもたっぷり。彼の細心さがうまく作用したとのこと。ミュージシャンのメンツとしては申し分なく、一番の課題はジョンの音源の問題だったのだろう。トムさんがその大変さを思うコメントをしていたのが印象的。彼はビートルズ・アンソロジー・プロジェクトについて語っているのはめずらしくないだろうか。
トム・ペティと言えば、やはり "Free Fallin'" がクローズアップされている。何度聞いても名曲。
彼が知り合う遙か前 ― トムさんが、やっとソニーのカセットデッキを買うことが出来た頃の話が面白い。あまりカセットそのものが無いので、ELOを買って、愛聴していたという話だ。
"Do Ya" にはとても影響を受けたと言っている。カセットの話と同じことなのか、それより以前のことなのか、良く分からないが、[Conversations with Tom Petty] にはこんな話が出てくる。
ぼくはELOのファンでね。ジェフ・リンのことは、彼がザ・ムーブの時から認識していた。よくザ・ムーブを聞いたものだよ。イングランドからの輸入レコードを手に入れた。ベンモントが買っていたんだ。 だからぼくは実際、セカンド・アルバムの [You're Gonna Get It] を、ジェフ・リンにプロデュースして欲しかった。どうして駄目だったのかは知らないけど。あのころ、彼は忙しかっただろうし、外部のプロデュースもしていなかったんだろうな。 とにかく、ぼくは彼に来てもらって、一緒に録音がしたかった。彼と仕事ができるように、ずっと希望を持ち続けていたんだ。
いま思えば、TP&HBのセカンドアルバムのプロデュースを、ジェフ・リンがしなくて本当に良かったと思う。セカンドアルバムは、あれで最高だし、その流れからの名作サード・アルバムだろう。
そして1987年から1988年にかけて機が熟し、集まるべき人が集まって [Full Moon Fever] ができ、ウィルベリーズが結成されるのだから。
ともあれ、TP&HB の "Change of Heart" は、"Do Ya" の影響だというので、並べて聴いてみる。シャツの前、開け過ぎね。
キラキラと輝く若さ!マイクの格好良さときたら!ベンモントの頭髪の多さと言ったら!
ジェフ・リンのドキュメンタリーは、80分ある。これがちょっと長すぎたかも知れない。ELO 時代のことにもっと時間を取っていれば80分でも良いのだが。ビートルズのプロデュースをした後をながく引っぱり過ぎた印象。これは、カバーアルバムが発売されるタイミングだったせいだろう。60分にした方が見やすかったと思う。
ともあれ、ビートルの二人に、ジョージの代理人二人、トム・ペティにジョー・ウォルシュなんて豪華なメンバーが語ってくれるドキュメンタリーなんて、なかなかない。ジェフ・リンはその音楽的な才能とともに、人と出会う幸運にも恵まれた人だと、実感した。
この作品、タイトルの割にあまり ELOが出てこない。もうちょっとたっぷりELO時代の映像が見られたら面白かったと思うのだが。
かわりに、彼のプロデューサーとしての活躍は丁寧に紹介されている。
やはり、ジョージ自身のコメントが無いのが寂しい。ジョージはまずはジェフと友達になるべく、F1に連れて行ったという。そういえば、トムさんもF1ではないがサーキットに連れて行かれていた。
ビートルズのプロデューサーとして迎えられる下りはもたっぷり。彼の細心さがうまく作用したとのこと。ミュージシャンのメンツとしては申し分なく、一番の課題はジョンの音源の問題だったのだろう。トムさんがその大変さを思うコメントをしていたのが印象的。彼はビートルズ・アンソロジー・プロジェクトについて語っているのはめずらしくないだろうか。
トム・ペティと言えば、やはり "Free Fallin'" がクローズアップされている。何度聞いても名曲。
彼が知り合う遙か前 ― トムさんが、やっとソニーのカセットデッキを買うことが出来た頃の話が面白い。あまりカセットそのものが無いので、ELOを買って、愛聴していたという話だ。
"Do Ya" にはとても影響を受けたと言っている。カセットの話と同じことなのか、それより以前のことなのか、良く分からないが、[Conversations with Tom Petty] にはこんな話が出てくる。
ぼくはELOのファンでね。ジェフ・リンのことは、彼がザ・ムーブの時から認識していた。よくザ・ムーブを聞いたものだよ。イングランドからの輸入レコードを手に入れた。ベンモントが買っていたんだ。 だからぼくは実際、セカンド・アルバムの [You're Gonna Get It] を、ジェフ・リンにプロデュースして欲しかった。どうして駄目だったのかは知らないけど。あのころ、彼は忙しかっただろうし、外部のプロデュースもしていなかったんだろうな。 とにかく、ぼくは彼に来てもらって、一緒に録音がしたかった。彼と仕事ができるように、ずっと希望を持ち続けていたんだ。
いま思えば、TP&HBのセカンドアルバムのプロデュースを、ジェフ・リンがしなくて本当に良かったと思う。セカンドアルバムは、あれで最高だし、その流れからの名作サード・アルバムだろう。
そして1987年から1988年にかけて機が熟し、集まるべき人が集まって [Full Moon Fever] ができ、ウィルベリーズが結成されるのだから。
ともあれ、TP&HB の "Change of Heart" は、"Do Ya" の影響だというので、並べて聴いてみる。シャツの前、開け過ぎね。
キラキラと輝く若さ!マイクの格好良さときたら!ベンモントの頭髪の多さと言ったら!
ジェフ・リンのドキュメンタリーは、80分ある。これがちょっと長すぎたかも知れない。ELO 時代のことにもっと時間を取っていれば80分でも良いのだが。ビートルズのプロデュースをした後をながく引っぱり過ぎた印象。これは、カバーアルバムが発売されるタイミングだったせいだろう。60分にした方が見やすかったと思う。
ともあれ、ビートルの二人に、ジョージの代理人二人、トム・ペティにジョー・ウォルシュなんて豪華なメンバーが語ってくれるドキュメンタリーなんて、なかなかない。ジェフ・リンはその音楽的な才能とともに、人と出会う幸運にも恵まれた人だと、実感した。
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