Readers' Poll: The 10 Best Rolling Stones Songs of the 1980s2015/06/26 22:26

 2015年2月15日の記事 Blue plaque honouring Rolling Stones で話題にした、ダートフォード駅の、ブループラーク。ここには、
 「ザ・ローリング・ストーンズ 英国のロックバンド ミック・ジャガーとキース・リチャーズは、1961年10月17日に2番ホームで会い、最も成功したロックバンドとなる、ローリング・ストーンズを結成するに至る。」
 とあるのだが、ビル・ワイマンがこれに異を唱え、文言が書き直されることになったという。
 
Rolling Stones Bassist Is ‘Disgusted’ By Plaque Honoring Band

 ワイマンによれば、ストーンズの創設者はブライアン・ジョーンズであり、名付け親もジョーンズ。ミックとキースはそのバンドに参加したに過ぎない。だから、このブルー・プラークの記述は間違っている ― と。
 ストーンズを結成するきっかけはジョーンズであり、あの二人が創設者ではないことは私も知っていたので、例のブルー・プラークの内容で誤解することはなかった。しかし、紛らわしいと言えば、紛らわしい。直すというのであれば、それは正確を期するという意味で良いことだ。
 もっとも、ダートフォード駅で、ミックとキースが再会したという「出来事」の重要性が、下がるわけでもない。相変わらず、ストーンズ・ファンにとっては、大事な場所であり続けるだろう。
 それにしても、ビル・ワインマン。面白い人だ。

 ローリング・ストーン・マガジンは、「1980年代の名曲投票」がシリーズ化しているらしく、ディランに続いて今度は、ザ・ローリング・ストーンズの読者投票ベスト10を発表した。

Readers' Poll: The 10 Best Rolling Stones Songs of the 1980s

1. Start Me Up
2. One Hit (to the Body)
3. Emotional Rescue
4. Waiting on a Friend
5. Undercover of the Night
6. She's So Cold
7. Mixed Emotions
8. Little T & A
9. Hang Fire
10. Almost Hear You Sigh

 1位は誰もが想像する曲だろう。私個人的には、 "Waiting on a Friend" が2位くらいにきても良い。"Hang Fire" も上位だ。あの "Tururururu..." というコーラスの格好良さは最高。
 さすがのストーンズも80年代というとポップでライトな雰囲気があるが、それでもほとんどブレのないロックンロールぶり。ビートルズやディランが大きく変容し続けたのに対して、この一本気な格好良さが、ストーンズの良さだ。

 動画はどれも格好良いが、ここは1989年の "Mixed Emotion"で。80年代も相変わらず喧嘩と仲直りを繰り返したグリマー・ツインズも、結局はいつも通りのラブラブなのだ。