Blue plaque honouring Rolling Stones ― 2015/02/15 22:16
イングランドはケント州ダートフォード駅の2番ホームに、新しいブルー・プラークが設置され、それが先日公開された。
曰く、「ザ・ローリング・ストーンズ 英国のロックバンド ミック・ジャガーとキース・リチャーズは、1961年10月17日に2番ホームで会い、最も成功したロックバンドとなる、ローリング・ストーンズを結成するに至る。」
Blue plaque honouring Rolling Stones unveiled at Dartford Railway Station
ブルー・プラーク Blue Plaque というのは、主に著名人の足跡を建造物に印した銘板のことだ。青い大きな円形で、その著名人の名前、生没年、この場所で何をしていたかなどが記されており、ロンドンでは町中でよく見かける。
建造物そのものと著名人につながりがなければいけないので、古くて17世紀後半以降の人が対象になっている。もしくは、その場所が特定されていれば、再建でも良いらしい。有名なところでは、チャールズ・ディケンズや、サミュエル・ジョンソン、コナン・ドイルなどの住居、妙なところでは、実在人物ではないシャーロック・ホームズとドクター・ワトスンの住所にもある。
実のところ、このブルー・プラークを設置する機関は一つではない。有名なのは歴史的建造物を保護するイングリッシュ・ヘリテッジが設置するものだが、ロンドン市なり、ケント州なり、独自に作ることもできる。当然、シャーロック・ホームズの住居はイングリッシュ・ヘリテッジの管轄ではなく、ロンドン市が観光サービス的に作った物だろう。
ミックとキースが会ったダートフォード駅のブルー・プラークは、ダートフォード・バラ・カウンシルが設置したもので、つまり地元自治体が認めた「歴史的建造物」というわけ。
このダートフォード駅での1961年10月17日の出来事は、「ミックとキースが出会った」とは表現し難い。二人はここで初めて会ったのではなく、「再会」だったからだ。
この「再会」というのが、ジョンとポールのセント・ピーターズ教会ので「出会い」とも、ゲインズヴィルの学生シェアハウスでのトムさんとマイクの「出会い」とも違うところだ。
ミックとキースは5歳くらいのときの幼友達で、音楽とは特に関係なく、カウボーイごっこなどをやっていた仲。その後、二人は違う学校に進んだため交流はなかったが、1961年18歳の二人が、ダートフォード駅で再会し「よぉ、久しぶり!」ということになった。
このエピソードは有名で、ストーンズデビュー25周年のドキュメンタリー冒頭でも語られる。
ミックは買って入手したチャック・ベリーとマディ・ウォータースのレコードを持っており、それを見たキースが、「よぉ、元気?それどこで手に入れた?!」と言ったことを笑いながら語っている。
私はバンドの結成秘話としては、ビートルズのそれよりも、このストーンズの駅での再会話の方が好きだ。そもそも、5歳の頃一緒に遊んでいたというのが素敵ではないか。
ロンドンへ行ったら、ブルー・プラーク巡りをするのも一興だ。私など、毎回あのブルー・プラークを見ようと思いつつ、毎回つい忘れてしまうのだが。
ダートフォードは、ロンドンのキャノン・ストリート駅(ザ・シティ・オブ・ロンドン。セント・ポールの近く)から、電車で40分ほど。ブループラークを見るためだけに、足を伸ばすのも中々の体験かも知れない。
曰く、「ザ・ローリング・ストーンズ 英国のロックバンド ミック・ジャガーとキース・リチャーズは、1961年10月17日に2番ホームで会い、最も成功したロックバンドとなる、ローリング・ストーンズを結成するに至る。」
Blue plaque honouring Rolling Stones unveiled at Dartford Railway Station
ブルー・プラーク Blue Plaque というのは、主に著名人の足跡を建造物に印した銘板のことだ。青い大きな円形で、その著名人の名前、生没年、この場所で何をしていたかなどが記されており、ロンドンでは町中でよく見かける。
建造物そのものと著名人につながりがなければいけないので、古くて17世紀後半以降の人が対象になっている。もしくは、その場所が特定されていれば、再建でも良いらしい。有名なところでは、チャールズ・ディケンズや、サミュエル・ジョンソン、コナン・ドイルなどの住居、妙なところでは、実在人物ではないシャーロック・ホームズとドクター・ワトスンの住所にもある。
実のところ、このブルー・プラークを設置する機関は一つではない。有名なのは歴史的建造物を保護するイングリッシュ・ヘリテッジが設置するものだが、ロンドン市なり、ケント州なり、独自に作ることもできる。当然、シャーロック・ホームズの住居はイングリッシュ・ヘリテッジの管轄ではなく、ロンドン市が観光サービス的に作った物だろう。
ミックとキースが会ったダートフォード駅のブルー・プラークは、ダートフォード・バラ・カウンシルが設置したもので、つまり地元自治体が認めた「歴史的建造物」というわけ。
このダートフォード駅での1961年10月17日の出来事は、「ミックとキースが出会った」とは表現し難い。二人はここで初めて会ったのではなく、「再会」だったからだ。
この「再会」というのが、ジョンとポールのセント・ピーターズ教会ので「出会い」とも、ゲインズヴィルの学生シェアハウスでのトムさんとマイクの「出会い」とも違うところだ。
ミックとキースは5歳くらいのときの幼友達で、音楽とは特に関係なく、カウボーイごっこなどをやっていた仲。その後、二人は違う学校に進んだため交流はなかったが、1961年18歳の二人が、ダートフォード駅で再会し「よぉ、久しぶり!」ということになった。
このエピソードは有名で、ストーンズデビュー25周年のドキュメンタリー冒頭でも語られる。
ミックは買って入手したチャック・ベリーとマディ・ウォータースのレコードを持っており、それを見たキースが、「よぉ、元気?それどこで手に入れた?!」と言ったことを笑いながら語っている。
私はバンドの結成秘話としては、ビートルズのそれよりも、このストーンズの駅での再会話の方が好きだ。そもそも、5歳の頃一緒に遊んでいたというのが素敵ではないか。
ロンドンへ行ったら、ブルー・プラーク巡りをするのも一興だ。私など、毎回あのブルー・プラークを見ようと思いつつ、毎回つい忘れてしまうのだが。
ダートフォードは、ロンドンのキャノン・ストリート駅(ザ・シティ・オブ・ロンドン。セント・ポールの近く)から、電車で40分ほど。ブループラークを見るためだけに、足を伸ばすのも中々の体験かも知れない。
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