Time Is On My Side (RS/ TP&HB)2022/03/14 22:19

 ザ・ローリング・ストーンズのヨーロッパ・ツアーが発表された。6月22日スペイン,マドリッドから始まり、7月31日スウェーデン,ストックホルムまで。どれもスタジアムや、ハイドパークなど、とにかく器が大きい。
 羨ましい…本気で行きたくて、ウィーンの場所とか確認し始める。ああ、プラーター公園じゃん…路面電車、夜中まで動いているかな…地下鉄乗る必要あるかな…とか…行かないけど。でも行きたい。

 ストーンズといえば、先日ラジオで「"Time is on my side" にはイントロの異なる二つのバージョンがある」と言う話をしていた。実は私には初耳だった。ストーンズのファンの間では常識なのだろう。
 よく分からないので、自分が持っている,つまり CDで持っている物を確認すると、私が自分の中でストーンズのセカンドアルバムだと思っている [12 X 5] に収録されていた。厳密に言うと、 [12 X 5] はアメリカでのセカンドアルバムであって、UKでは違うらしい。
 とにかく、私が持っている方のバージョンが先に ―― 1964年6月にロンドンで録音された。そしてアメリカでシングル,およびアルバム収録曲として発表された。
 私の耳に慣れているこのバージョンの特徴は、イントロがイアン・スチュワートが弾くオルガンだけ。Wikipediaによれば、「ややルーズな感じに」聞こえるそうだ。




 一方、ギターのソロが冒頭から入っているもう一つのバージョンは、1964年11月にシカゴで録音された。これが UK におけるセカンドアルバム [The Rolling Stones No.2] に収録された。ウィキペディアによれば、当時のラジオや、ベスト盤などにはこちらのバージョンが使われたとのこと。
 


 どうしてロンドンと、シカゴ、5ヶ月おいて二回録音したのかは、よく分からない。知っている方がいたら教えて欲しい。

 "Time is on my side" といえば、どうしても思い出されるのが、1997年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズがフィルモアでライブを行った際に演奏され、その音源(たぶんインターネットかラジオで中継されていた)がブートレグで出回っている。
 これがまた最高なのだ。トムさんのだらんとしたヴォーカルが、実はしなやかで力強い。そして、忘れてはいけないのが、ハウイとスコットのハーモニーだ。美し過ぎず、整い過ぎず。三本のギターがガツン、ガツン、ガツンとロックンロールであることを高々と響かせる。格好良い。



 実は、沢田研二, 玉置浩二, 高橋幸宏(ジョージ・ファン)という豪華な三人によるカバーもあるのだが、改めて聞いてみたら、やっぱりストーンズやハートブレイカーズとは違い過ぎて辛かった。悪くはないのだが…ご興味のある方は検索していただきたい。

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