Union Flag2018/09/07 21:01

 ミック・ジャガーが、新曲に合わせてハーモニカを吹いている動画をツイッターにあげて、話題になっている。
 新作、ストーンズだといいな…ブルージーもいいけど、やっぱりロックンロールがいいな…




 この動画で面白かったのが、ソファの上にユニオン・フラッグ柄のクッションが置かれていることだ。
 UKの人って、本当にこういうの置くんだ!
 ユニオン・フラッグのクッションといえば、数年前に某BBCドラマで登場したことでかなり話題になった。ミックの部屋に置いてあるものも、ほぼ同じデザインだと思う。

 ユニオン・フラッグと言えばの話で、一つ思い出すのがビートルズ。たしか、クラウス・フォアマンか誰かが言っていたのだが、ハンブルグ時代、酷い環境で生活していたビートルズが、ユニオン・フラッグにくるまって寝ていたと言う話。
 でも、実際それをジャケット・デザインに連中もいて、しかも格好良い。



 歴史的な観点や、連合か、独立か ― とにかく、いろいろ議論もあるのだろうが、このユニオン・フラッグのデザインの良さは際立っており、UK人の多くにも愛されているのだろう。
 かくいう私もこのデザインが好きで、ちょっと手元にあるものだけでも、バッグ,コンパクト,パスケースを持っている。「カワイイ」というだけではなく、クールな雰囲気もあって、ちょうど良い。そういうデザインなのだろう。



 ところで、全く関係ないのだが…  この我がブログが、プロバイダーのブログ・アクセスランキングで1位にランキングされているように見える。これは何かの間違いだと思う…いつも100位台なのだが。どういう不具合なのだろう?

The Continuing Adventure of Kimi Räikkönen2018/09/11 21:18

 私を含めた、多くのファンの願いもむなしく、フェラーリはキミ・ライコネンとの契約を今年限りとし、来年からシャルル・ルクレールがセバスチャン・ベッテルのチームメイトになることが、正式に発表された。

 覚悟はしていたが、ショックで、悲しい。本当に残念。
 ありがとう、キミ。本当にありがとう。寂しくなるけど、あなたの事は、ぜったい忘れない …… って!ちょっと待てぇ!!

 ザウバー・アルファロメオと契約?!しかも2年?!


 意外過ぎて、超びっくり!!
 いや、確かにキミ・ファンの「妄想」としてはあったと思うよ?でも、まさか!いや、まさか!そんな夢みたいな事、あるはずないだろう?!キミはフェラーリを最後に F1 を引退し、家族と静かな生活を送るんだとばかり…!それでも十分、感謝してあまりあるのに!!キミの居ない F1 の時代が来るんだと覚悟していたのに!!
 ザウバーで!走る!キミ・ライコネンが!!
 超嬉しすぎてニヤニヤが止まらないんですけど!ニュースリリースからずーっとニヤニヤが止まらなくて、嬉しくて、ワクワクしすぎて、ヒャッハーーーー!!!

 整理しよう。

 まず、フェラーリ。
 そもそも、ルクレールと2019年の契約を交わすことが、前提で話は進んでいたのだろう。しかし、予想外のトップ交代や、キミの好調さから、キミの契約続行にも揺れ動いたのではないだろうか。
 しかし、フェラーリは次世代のスターも育てたい。すでに他のチームにはフェルスタッペンをはじめとする、若いスター候補がいる。その対抗馬が必要だ。
 ルクレールには魅力がある。フェラーリの決断の遅れ,方針の揺れが影響して、チームとしての前進を止めたくはない。キミは惜しいが、時間には逆らえないのだ。

 それからセブのこともある。4年連続ワールド・チャンピオンで、しかもまだ二十代半ばだったセブは、フェラーリに来て、居心地良いことこの上なかった。もちろんナンバー・ワンドライバーだし、チームメイトは8歳年上で、親友のキミ。優しくて、正直で、最終的には守ってくれる。去年の契約条件にまでキミを入れたのだから(噂だが、真実だろう)、まさに至れり尽くせり。
 しかし、勝てる車でありながら大きなミスも多い。そろそろ、お兄さん達に守ってもらえるばかりの環境ではなく(実際、F1で年下がチーメイトだったのは、2014年だけでは?)、責任という重圧と、下からの突き上げでプレッシャーのかかるポジションに移行しなければ、セブは成長していけないかも知れない。
 そうして新しいフェラーリがまた前進するのは、とても良いことだろう。

 さて、ザウバー・アルファロメオ。
 2017年9月7日の記事でも言及したとおり、私はアルファロメオにある程度の好意を持っている。今年から、ザウバーと提携したタイトル・スポンサーとして F1 にその名が帰ってきて、格好良いエンブレムが車体に輝いている。あのエンブレムの車にキミが乗るなんて!!高校生のころから、ずっとキーホルダーを持っていた甲斐があるというものだ。
 ザウバーというチームも、好きな方だ。何せ私が F1 を見始めた頃からあるチーム。城達也の声で「この、おじさんは、ペーター・ザウバー」というナレーションを聞いた覚えがある。日本人ドライバーもお世話になっているし、セブ、キミもザウバーから F1 デビューした。
 もちろん戦闘力の劣る車ではあるが、フェラーリエンジンだし、期待は持てる。
 ザウバーとしては、F1 随一の人気を誇り、経験豊かなキミが加入することで、得る物は多いだろう。技術面でも、金銭面でも、モチベーション面でも。彼がいるといないじゃ、注目度が全く違う。

 そして、キミとザウバー・アルファロメオとの契約は、ザウバーとフェラーリの関係強化を表しているようにも思える。
 正直に言ってしまえば、キミとルクレールが入れ替えと聞いて ― 来年、万が一ルクレールに見切りをつけざるを得ない事態になった場合、キミを呼び戻すオプションがあるのではないか ― という憶測は、多くの人の頭によぎっただろう。
 さすがにそこまでは、無い ― と思う。しかし、フェラーリ、キミ、ザウバー、アルファロメオ ― これらの要素が同居すると、全くあり得ないとは言い切れない。

 F1 界全体としては、どうなのか。
 若いドライバー参入を進めたい一方、絶大な人気を誇る大ベテランにもいて欲しい。これは政治的ジレンマだっただろう。アロンソの F1 離脱表明があっただけに、なおさらだ。
 そこに来て、まさかのキミ・ライコネンのザウバー移籍。しかも複数年。これはF1全体にとっても、おいしい結果だろう。
 キミ自身は政治に興味がなくても、彼の余りある魅力を、政治の方が放っておかないのだ。

 なんだかもう、キミの予想外のザウバー行きが嬉しすぎて、とっちらかっている。
 やっぱり F1 が好きなキミ。純粋にレースが好きで、闘争心に衰えがない。唯一無二、魅力に溢れた最高のドライバー。F1 レーサー,アイスマン,キミ・ライコネンの冒険は、まだまだ続く
 なんだか、セブよりもキミの方が好きなんじゃないかと、さすがに今日ばかりは思った。

 そう、セブ、セブのこと。
 キミは内心、ほっとしているかも知れない。「友情はおろか、人間関係そのものに興味がなく、F1 に友達はいない」と言われていたキミが、珍しく「一番いいやつだ」と評したのがセブであり、ごく最近も、その関係は「純粋な友情」と言っている。この年下の親友と、トップチームでドライブすることは、来年も続けたいほど、充実した、楽しいものだったに違いない。
 その一方で、最終的にはセブを守り、勝たせなければならない。純粋な友情で結ばれた二人だが、F1 という競技で、同じチーム ― しかもフェラーリという、独特の難しい環境に いることが、その関係を少し窮屈にしていたのかも知れない。同じチームに、大事な親友がいるが故の、心の痛みも、きっとあっただろう。
 違うチームに在籍していたときや、2年間 F1 を離れたとき、そして戻ってきたとき ― 出会った頃はルーキーであり、やがて若きチャンピオンとなったセバスチャンとの、何の屈託もない、あの関係に戻ることができる。スイスの自宅が近く、休日に一緒にバドミントンをしたり、一緒の車で仕事から帰ったり、その車中で楽しくお喋りしたり。そういう二人に、戻るのだろう。

 セブはきっと、寂しいだろう。でも、私と同じように、キミがザウバーで走ることには、キミのファンとして、親友として喜んでいるのではないだろうか。
 さぁ、セバスチャン。ミハエル・シューマッハが憧れなんでしょう?あなたが、フェラーリを引っぱるんだよ。助けてもらうんじゃない、セブが引っぱり、セブが助け、セブが守るんだ。そうやって最強のワールド・チャンピオンになるんだよ。ミスしてる場合でも、キミに甘えている場合でもないのさ。

 今年も、まだまだ。私は諦めていない。キミもフェラーリも諦めていない。セブが一番諦めていない。来年は来年。週末には良いレースを見せて欲しい。

 せっかくだから、動画をはりつける。
 シェルの企画で、特別仕様のアルファロメオ(!)を、セブとキミの二人で操縦する。ステアリング,アクセル,ギア担当。そしてブレーキとクラッチ担当。さぁ、上手く行くのか?!
 シェルは、エンストとかして、わぁー難しいー!…という展開を期待したのかも知れないが、「簡単すぎ」などと言われて、楽々パスされてしまった。セブ・キミをなめちゃいけない。もしくは、F1 レーサーなら、誰でやってもこんなものかもね。

Aretha Franklin2018/09/15 21:10

 先月、アレサ・フランクリンが亡くなった。
 ソウルは守備範囲外なのだが、さすがに彼女の偉大さは知っている。

 アレサ・フランクリンといえば、私にとっては、ほとんどこれでイメージができている。
 映画「ブルース・ブラザーズ The Blues Brothers」(1980)の名シーン。この名作映画の中でも一番の名シーンだと思うし、一般的にもよく知られたアレサ・フランクリンの映像ではないだろうか。
 熱唱するアレサ・フランクリンと女性三人に、途中から無表情なジェイクとエルウッドが参加するところが最高。こういう演出、よくも考えつくものだ。



 ロックンロールファンとしては、ロックの楽曲を歌うアレサ・フランクリンにも注目したいところ。
 ビートルズの曲をいくつかカバーしている。"Let It Be" は彼女向けに作られた、という話はこの度初めて知った。しかし、どうもビートルズの名曲 ― 特にポールの曲はポールの声が合いすぎて、どうも私にはピンとこなかった。
 一方で、こちらも映画の一場面だが、"Jampin' Jack Flash" はべらぼうに格好良い。彼女のカバーは別のバージョンで聞いたこともあるのだが、やはりキースとロニーが入っているとロックとしての固さが違う。
 それにしても、みんな若い。アレサ・フランクリンも、キースも、ロニーも、ウーピー・ゴールドバーグも。
 その張りのある、ゴージャスな歌声は音楽史に、ポップス史に、ソウル史に刻まれ、永遠となるだろう。

Lyrics for Life2018/09/20 20:41

 フロリダ州はゲインズヴィルを拠点に活動する人気ロックバンド、シスター・ヘイゼルが、小児がんへの支援を目的としたチャリティ,Lyrics for Life を主催している。
 そのパーティ・イベントとコンサートが、9月14日に、もちろんゲインズヴィルで開かれた。これによって30万ドルの寄付金が集まったという。

 この Lyrics for Life コンサート、実はトム・ペティをトリビュートしたスペシャル・セットも用意されており、ポスターにも明記されているのだ。



 実際のセットリストが見つからないのだが、どうやら "Free Fallin'", "I Won't Back Down" などが演奏された模様。
 しかも、スタン・リンチも登場したらしい!相変わらずスタンはシスター・ヘイゼルと仲が良い。どうやら元気にしているようで嬉しい。

 すごく音が悪いのだが、"American Girl" の動画があがっている。



 これ、なかなか面白い。後ろのスクリーンに、本家本元トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの映像が使われている。みんな、大好きだよね、TP&HB。

Gainesville2018/09/24 20:14

 トム・ペティのボックスセット、[An American Treasure] から新曲、第三弾、いよいよ注目の楽曲 "Gainesville" が発表された。
 さぁ、さっそく聴くぜ!ハートブレイカーズの故郷,ゲインズヴィルへ!UKにリヴァプールあり、アメリカにゲインズヴィルあり!



 これが公式アルバムではボツになるっていうのだから、TP&HBは恐いな~…次のアルバムで入れるつもりがあったかも知れないが…それにしても!
 この曲、最初に聞いたときはそのリフの不思議さにちょっと戸惑う。ザ・キンクス(という、いうよりは The Kingsmen か…)の "Loui Loui" と同じリフかと思ったら、一音多い。この変わったリフは、マイクが作ったのではないだろうか。

 ハードに始まったと思ったら、すぐフォーク・ロック風味。きゃあ、あらやだ、好み!
 舞い上がるように爽やかで、広やかな高揚感。夢のなかのロックンロールという感触。

 さて、この曲の正体は?
 どの時期の作品なのだろう。[Highway Companion] の時期にも思える。
 そして特徴的なのが、ピアノ。これ、誰が弾いているのだろう?派手にソロを弾く前はベンモントっぽいのだが ― ソロのドカドカした感じは、いつものベンモントらしくない。
 もしやトムさん自身とか … 笑っているし。いや、ジェフ・リンだったりして?でもそうなら事前に知らされても良さそうだ。
 現時点での予測としては、ピアニストはベンモントであり、ちょっとはっちゃけた彼の演奏に、トムさんがウケている…と見た。さて、真実はいかに?

 YouTubeには、フロリダ・ゲイターズ(フロリダ大学の運動部)の "Brilliant. We miss you, Tom." というコメントがついていた。マスコットの名前はアルバート。
 トムさんが亡くなって、ゲイターズのホームゲームで、"I Won't Back Down" が大合唱される動画はたくさんあがっている。
 この動画の良さは、スクリーンにトムさんの姿が見えること。ふるさとゲインズヴィルも、世界もトムさんボックスを待っている!

An American Treasure がやってきた ヤァ!ヤァ!ヤァ!2018/09/28 20:58

 リミテッド・デラックス・ボックスの [An American Treasure] が到着!
 速い!
 ご苦労であった、ups !さすがフェラーリのスポンサーなだけあるな。

 開封、開封!
 おおぅ~立ち上る、新品豪華ボックスセットの香り~!



 そして、限定版なので、番号が振ってある。
 私のは、No. 5357  ― 私は数字では5が好きなので嬉しい。奇数!
 マグネット仕様で、紙も高品質、トムさんのこれまでのボックスにはなかったクォリティ!やはり気合いが違う。



 早速聴く!邪道だが、曲そのものが未発表の曲から聴く!
 "Lost in Your Eyes" で号泣!オリジナル・マッドクラッチ!何て良い曲を録音していたのだ!しかもこれまで未発表だったなんて、罰当たりなんだか、神々しいのだだか。何が何だか分からない…

 さぁ、どんどん楽しもう。
 "Don't be afraid to live what you believe." ― それを実行するのだ。

 ところで…
 なぜ私の手元には、まったく同じリミテッド・デラックス・ボックスが二つあるのか…?
 謎だ …… いや、単にオーダーミスしただけだ…
 通常版も発送済みだし、日本版も買うつもりなのだが。どうしよう。