Key change2016/08/29 21:40

 ランダムにアルバムを聴いていたら、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの2010年 [Mojo Tour] にあたった。たしか、ファンクラブ特典で無料ダウンロードできたのだと思う。
 アルバム [Mojo] の楽曲もふんだんに盛り込まれているが、最後はお決まりの "American Girl"。私も一番好きな曲。やはりライブはこれがないと締まらない。

 そう言えば、このライブ演奏では、"American Girl" のキーが低い。
 オリジナルのキーと比べて、どの程度低いのだろう。私の絶対音感はアヤシイ。バンド活動も40年になろうとすれば、メインヴォーカルの音域も変わるのも当然だろう。クラシックとは違って、ポップスのバンドはキーを変えられるのは良いことだ。
 音域の違いを反映するのなら、少なくとも3度,もしかしたら4度くらいは低いかも知れない…?

 まずは、オリジナル・スタジオ録音と同じキーで歌っている、若い頃の演奏。チョコミント・シャツのトムさん。エンディングのソロでマイクの耳元でなにか言っているトムさん。キーはDメジャー。



 こちらは、2014年。2010年と同じキー。



 何と、キーはC!つまり、「レ」から「ド」に二度(全音)下がっただけ。これは意外。
 ついでに、"Free Fallin'" と "I Won't back down" で確認したが、この二曲は2014年もオリジナルと同じキーで歌っている。

 "American Girl" はいつから二度下がったのだろう?
 2008年のサマー・ツアーでは、C。下げている。



 2008年2月のスーパーボウルは?



 これはDだ。オリジナルのキー。念のために2006年のデビュー30周年ライブも確認。



 やはりD。どうやら、2008年のスーパーボウルと、サマーツアーの間に、下げたらしいのだ。

 それにしても、どうしてわずか二度だけ下げたのだろう。高音域の点でいうと、"Free Fallin'" や "I Won't Back Down" もかなり高いが、キーは下げていない。
 となると、ライブでの演奏順が理由だろうか。そういえば、[Mojo] の演奏などは、かなりリラックスした演奏で、若い頃のような緊密な雰囲気はない。それはトムさんだけではなく、ベンモントもかなり緩い。
 最後はリラックス、観客の幸せな歓声の波に乗り、キーもちょっとだけ下げて。そんな感じだろうか。それはそれで、別に悪い事とも思えない。長くバンド活動を続けるには、緊張と弛緩のバランスを取り、継続をするための努力を惜しまないのも大事に違いない。
 この僅かなキーチェンジが、大好きなバンドを聞き続けられる一つの要素なのかも知れない。