David Bowie ― 2016/02/14 20:44
ディヴィッド・ボウイが亡くなって、一ヶ月余りが経った。
大きなニュースだったので、何人かから、ファンだったかと訊かれたが、私はファンではなかった。才能豊かで巨大な存在だったが、私の趣味には合っていなかったらしく、聴こうと思ったことも無いし、アルバムも持っていない。たぶん、私は眉毛のしっかりした顔が好きなので、眉毛無しのボウイの印象が強すぎるのだろう。ミュージシャンを眉毛で判断されてはたまらないだろうが、とにかくそんなもの。
かと言って、まったく無縁だったのかというと、そうとも言い切れない。主に、ボウイの曲をカバーしたものが、少し好きだったりする。
最初にボウイの楽曲カバーを聞いたのは、ショーン・マリンズの "Changes"。
そもそもは、マリンズがジョージの "What Is Life" をカバーしており、その収録アルバムである "The First Ten Years" を購入したのが始まり。このアルバムに、"Changes" が収録されていたのだ。例によってクレジットをまったく見ていなかったため、マリンズのオリジナルだと勘違いし、良い曲だと思っていたのだ。
このアルバムを買ったという話をお友達のYさんにしたところ、「それ、チェ、チェ、チェ、チェチェイジ~ンズ!が入っているアルバムだな!」と言われ、初めてボウイのカバーであることを知ったといわけ。もちろん、Yさんはボウイのファンだった。
2004年の3月、ボウイが最後となる来日ツアーを行ったときのこと。そのYさんから、チケットが余ったから、一緒にボウイのライブに行かないかと誘われた。もちろん大喜びでついて行ったのだが、残念ながらあまり覚えていない。たしか、良く分からない前座が余計だった。
しかし、"All the Young Dudes" という曲がとても良かったという記憶が焼き付いた。
そのことを、CDショップでぶらぶらしながら友人のCさんに話したところ、「じゃあ、これを買うんだ!」と勧められたのが、モット・ザ・フープルのアルバム [All The Young Dudes]。
ボウイの話をして、フープルを勧められるというのも斜め上を行く選択だが、とにかく私はこのアルバムトラックでもある、"All The Young Dudes" のカバー・バージョンがとても気に入った。
ボウイのカバーで、最後に聴いたのは "Starman"。一種のスーパーバンドである、ゴールデン・スモッグのアルバム [Blood on the Slacks] に収録されていた。
どこか別の所で聴いたような曲だとは思っていたが、ボウイとはピンときておらず、この曲のオリジナルが彼であることを知ったのはごく最近のことだ。
かように、デイヴィッド・ボウイと私は、すれ違い続けた。彼のアルバムを買うきっかけをつかめぬまま、今日にいたる。
眉毛のことはともかく、何かの拍子でアルバムを買うかも知れないし、買わないかも知れない。
それでも、最後の来日となったライブを見に行っているし、上記のようにまったく無縁とも言えない。ロック界が失った偉大な才能が惜しまれ、ちょっと寂しい気持ちがするのも正直なところだ。
大きなニュースだったので、何人かから、ファンだったかと訊かれたが、私はファンではなかった。才能豊かで巨大な存在だったが、私の趣味には合っていなかったらしく、聴こうと思ったことも無いし、アルバムも持っていない。たぶん、私は眉毛のしっかりした顔が好きなので、眉毛無しのボウイの印象が強すぎるのだろう。ミュージシャンを眉毛で判断されてはたまらないだろうが、とにかくそんなもの。
かと言って、まったく無縁だったのかというと、そうとも言い切れない。主に、ボウイの曲をカバーしたものが、少し好きだったりする。
最初にボウイの楽曲カバーを聞いたのは、ショーン・マリンズの "Changes"。
そもそもは、マリンズがジョージの "What Is Life" をカバーしており、その収録アルバムである "The First Ten Years" を購入したのが始まり。このアルバムに、"Changes" が収録されていたのだ。例によってクレジットをまったく見ていなかったため、マリンズのオリジナルだと勘違いし、良い曲だと思っていたのだ。
このアルバムを買ったという話をお友達のYさんにしたところ、「それ、チェ、チェ、チェ、チェチェイジ~ンズ!が入っているアルバムだな!」と言われ、初めてボウイのカバーであることを知ったといわけ。もちろん、Yさんはボウイのファンだった。
2004年の3月、ボウイが最後となる来日ツアーを行ったときのこと。そのYさんから、チケットが余ったから、一緒にボウイのライブに行かないかと誘われた。もちろん大喜びでついて行ったのだが、残念ながらあまり覚えていない。たしか、良く分からない前座が余計だった。
しかし、"All the Young Dudes" という曲がとても良かったという記憶が焼き付いた。
そのことを、CDショップでぶらぶらしながら友人のCさんに話したところ、「じゃあ、これを買うんだ!」と勧められたのが、モット・ザ・フープルのアルバム [All The Young Dudes]。
ボウイの話をして、フープルを勧められるというのも斜め上を行く選択だが、とにかく私はこのアルバムトラックでもある、"All The Young Dudes" のカバー・バージョンがとても気に入った。
ボウイのカバーで、最後に聴いたのは "Starman"。一種のスーパーバンドである、ゴールデン・スモッグのアルバム [Blood on the Slacks] に収録されていた。
どこか別の所で聴いたような曲だとは思っていたが、ボウイとはピンときておらず、この曲のオリジナルが彼であることを知ったのはごく最近のことだ。
かように、デイヴィッド・ボウイと私は、すれ違い続けた。彼のアルバムを買うきっかけをつかめぬまま、今日にいたる。
眉毛のことはともかく、何かの拍子でアルバムを買うかも知れないし、買わないかも知れない。
それでも、最後の来日となったライブを見に行っているし、上記のようにまったく無縁とも言えない。ロック界が失った偉大な才能が惜しまれ、ちょっと寂しい気持ちがするのも正直なところだ。
コメント
_ bombay2goa ― 2016/02/18 01:02
_ NI ぶち ― 2016/02/19 22:39
>bombay2goaさん
これ、見てました!渋い選曲だな~と思っていたんです。ロニー・スペクターからだったんですね。
この曲の壮大さ、力強さからすると、スペクターやボウイの声にはとても良く合っていると思います。♪
これ、見てました!渋い選曲だな~と思っていたんです。ロニー・スペクターからだったんですね。
この曲の壮大さ、力強さからすると、スペクターやボウイの声にはとても良く合っていると思います。♪
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
https://youtu.be/ig5bjPls2ls
ボウイはロニー・スペクターのバージョンが長年のお気に入りだったようで、レコーディング中はジョージの曲だとは知らずにフィル・スペクターの曲だと思っていたらしく、知らないうちにジョージへの追悼をしていたんだ、という発言を残してます。