愛しのリッケンバッカー2015/04/21 21:50

 ギター・マガジンが「愛しのリッケンバッカー」と題した特集を組んでいるというので,買ってみた。
 リッケンバッカー愛用のアーチストとその楽器、楽器製造の現場、その革新性などを紹介している。

 リッケンバッカーと言えば、ビートルズ。リッケンバッカーと言えばジョンとジョージ!もちろん最大のスペースを割いてビートル・リッケンバッカーを詳細に紹介している。
 この手の記事はいろいろあるが、この特集の特徴は、写真のセンスが良いことである。



 そうだ!これだ!これぞ愛しのリッケンバッカー!愛しのジョージ・ハリスン!
 見よ、この美男子ぶり!アンニュイな表情、繊細なポーズ、夢見るような視線!髪の流れも、キリリとした眉、指先まで美しい!惚れ惚れする!
 この表紙以外の写真も可愛いショットを使ってくれている!よぉく分かっている!

 なにせ、以前組まれたリッケンバッカー特集のジョージ写真がコレだからな。



 許さん。誰だ、スネ毛丸出し海パン写真を選んだ奴は。インターネット上での特集だけならともかく、日本の某ダサいタイトルの(内容もややダサい)音楽雑誌でも使いおった!この恨みは一生忘れない。

 要するに、私は真面目に記事を読んでいない。ジョージとリッケンバッカーが格好良ければそれで良し。

 もちろん、トムさんも忘れない!
 そのトムさんの写真も、けっこうイケてるのを使ってくれている。60年365 Firegloにつけられたコメントも、「ウィルベリーズで共演したトムのアイドル、ジョージ・ハリスンが愛用していた360/12の6弦バージョンであり、初期衝動を今なお保ち続けているトムのピュアなスタンスが垣間見える」と、これまた分かっていらっしゃる。
 ピュア!ピュアなのだ!トムさんはピュアなのだ!

 しかも、さらなる「国内外リッケン愛用プレイヤー、この1本」の冒頭に、マイク・キャンベルの 1963年 625/12 Fireglo が紹介されている。
 そうだ、そうだ!トムさんとくれば、マイクだよね!一緒じゃないとね!!!
 もちろん、あの [Damn the Torpedoes] のジャケットに登場する楽器。どうせならジャケット写真も載せておいてくれればなお良かったのだが。

 しかも、「リッケンバッカー名演集」として、リッケンバッカーの印象的なリフをタブ譜つきで紹介している。1曲目はもちろん、"Mr. Tambourine man" 。2曲目にTP&HBの "The Waiting" があがっているのだ。
 「トム・ペティがざっくりとかきならすコードパートの上に、相方ギタリスト=マイク・キャンベルがオクターブ奏法で弾くキャッチーなメロディ・ラインを重ねていく」
 ロジャー・マッグインの影響も指摘している。うんうん、そうだ!そうだ!
 なかなかの力作リッケンバッカー特集、読み応えもありそうだ。リッケンバカに幸あれ!

 そのようなわけで、"The Waiting" のビデオで締める。マイクがこのビデオが嫌いでも、私は好きだ。みんな可愛くて良い。

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