Louie Louie2014/11/24 21:04

 今年のF1グランプリが終了した。最後はハミルトンが自力でチャンピオンを決めた。前回が誰もがびっくりの展開で手にしたタイトルだっただけに、今回のチャンピオン獲得は格別だろう。
 ドライバーも、チームも、運営、裏方さんも、みんなお疲れ様。来年、ドライバー・チームに大きな変化が起きて、また面白いシーズンになるだろう。
 そして、ミハエル・シューマッハとジュール・ビアンキが良くなりますように。

 UKのBBCでは、フォーメーションラップ(最初の1周を、隊列を組んでゆっくり走るラップのこと)における、各ドライバーのテーマ曲を、ドライバー自身に選んでもらうという企画をしていた。それぞれ、思い思いの曲を選んでいて面白い。

Formula 1 drivers formation lap music choice

 チャンピオンのハミルトンはラッパーのケンドリック・ラマーを選曲。最近のはやりの曲を選ぶ人が多い中、ニコ・ロズベルグはクィーンの "Don't Stop Me Now" と、私も好きな曲だが、なぜか音痴なカラオケがはりつけられている。
 ストーンズを選んだのは、残念ながらシーズンの最後の数戦は走れなかったマックス・チルトン。さすがUK人。自分の国のアーチストという意味では、リカルドもオーストラリアのパークウェイ・ドライヴを選曲している。

 そしてさすがと思わせたのは、セバスチャン・ベッテル。ロック大好き、ビートル・マニアのベッテル君が選んだのは…



 ザ・キングスメンの "Louie Louie" !他のドライバーとは一線を画しすぎている!さすがだ…。

 "Louie Louie" のオリジナルは、リチャード・ベリー。しかし、ロック好きにはこのキングスメンや、キンクスのカバー・バージョンの方がお馴染みではないだろうか。
 私は断然、キンクスのバージョン。マージ―ビート全開,ロックなノリに、青臭いけど格好良いコーラス、上手いのか下手なのか微妙だが、これしか合わないというギター・ソロ。



 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズもライブでカバーしているが、彼らは誰のバージョンを意識して演奏しているのだろうか。私はキンクスのバージョンだと思っている。

 最後にオマケ。セバスチャン・ベッテルを知る60秒。



 ストーンズかビートルズかなんて、ビートルズに決まってる。クラシック音楽か、R&B かと尋ねられて、「えーっと」と言ったのは何故だろう?クラシックも好きなのかな。寿司よりも、シュニッツェル。そりゃドイツ人だし。女性の好きな体の部位は…(笑)…
 「リトル・ブリテン」か、「ディナー・フォー・ワン」というのは新旧ブリティッシュコメディ対決。ベッテルは、「もちろんリトル・ブリテン」と答えている。確か、かれはモンティ・パイソンも好きだったはず。
 さすがにドライバーなので、オートマチックよりも、マニュアルが好き。セナとプロストならセナ。シューマッハとハッキネンならシューマッハ。最後に出てきたのはレッドブルのボスの名前で、テクニカル・ディレクターのエイドリアン・ニューウェイと、チーム代表のクリスチャン・ホーナー。ニューウェイと答えているその心は…?
 ともあれ、来年はフェラーリ。マクラーレン・ホンダと共に、F1をさらに面白くしてほしい。