Three Weeks Back to Back2018/07/11 22:27

 F1は普通、隔週でレースが行われるが、二週連続でレースを行うことを、「バック・トゥ・バック Back to Back」と言う。「続けざまに」という意味だ。
 今年は史上初、三週連続レースが行われた。フランス,オーストリア,そしてブリティッシュ。ドライバーも、チームクルーも本当に疲れただろう。あまりのハードさに、来年からはもうやらないらしい。

 やる方もきつかったが、見る方もきつかった。今シーズンは、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンが良く競っているので、毎回ハラハラ、ドキドキ、一喜一憂の繰り返しで、発狂しそうだ。
 ベッテルのファンとしては、彼がランキングでトップを走るのは嬉しいが、メルセデス,ハミルトンがこのままでいるはずがない。ともあれ、良い競り合いを続けて欲しい。シーズン後半、去年のような悪夢はご免だ。

 今年のベッテル,ハミルトンのつばぜり合いとは別に、たびたび話題になっているのは、来年のフェラーリのドライバーである。
 キミ・ライコネンは今年39歳になる。来年はそのライコネンを替えて、誰か他のドライバーがベッテルのパートナーになるのではないかという、噂が立っているのだ。
 一時期は、ダニエル・リカルドの名前が囁かれていた。しかし最近では、彼はレッドブルに残留するのではないかと言われている。

 そして、俄然その名が取り沙汰されてきたのが、モナコ出身の新人シャルル・ルクレールである。フェラーリ・アカデミー出身で、現在フェラーリ・エンジンを積んだザウバー・アルファロメオ。フェラーリとのコネクションは十分だ。
 そして、戦闘力の劣るザウバーで、予選 Q3 まで残ることもあり、しかもポイントも少しずつ取っている。
 もう日本のお馴染み解説陣も、ぞっこん、大絶賛!川井さんに至っては、「フェラーリ来年、もうこの子で良くありません?!」と言い出す始末。

 世界のベッテル・ライコネンのファンたち ― 特に女子ファンの反応や如何に?
 面白いことに、「キミに残って欲しいけど、ルクレールなら…まぁ…いいかな…」という反応が結構見られる。要は、若くて可愛いからだろう。セバスチャンより10歳年下だ。
 まぁ、確かに。そうかも知れない…

 しかし、私は断然「キミ・ライコネン残留派」である。まず彼のファンだ。キミがいるだけでレースが面白くなる。それにシーズン半ばで、ランキング3位。この三連戦でポディウムに立ち続けたのも彼だけ。チームメイトとの信頼関係、チームプレイの必要性なども含めて、キミを替える必要が無いように思える。
 そしてやっぱり、親友のキミに、セブのそばにいて欲しい。いつでも好きにイチャイチャしていただきたい。

 ひたすら、キミ・セブの楽しいドライブを堪能する、シェルの動画二つ。こういう企画、他のチームのドライバーではあるのだろうか。それとも、この仲の良いフェラーリ・ドライバーならではなのだろうか。





 キミは質問に対して、あまりまともに答えない。一方、チョコレート好き、シュニッツェル好き、ザッハトルテ好き。プレゼントは手紙が良い ― セブは可愛い。「ラブレターだな」とからかうキミ。
 「レースをやめたら、どうする?」という質問について、これといった答えのないキミ。するとセブが言う。
 「やめなきゃ良いんだよ。そうすればどうするか考えないで済む。」
 セブの本音が出たようだ。