The Doobie Brothers the 50th Anniversary Tour2023/04/19 20:51

 ディラン様の興奮も冷めやらないまま、昨晩はパシフィコ横浜へ、ザ・ドゥービー・ブラザーズの50周年ツアーライブを見に行った。

 今回のツアーは50周年であると同時に、マイケル・マクドナルドが参加するという点が特別だろう。彼が参加するからこそ、ライブに来るという人も多かったのではないだろうか。
 実は、私はマイケル・マクドナルドが参加したドゥービーがあまり好きではない。ドゥービーのアルバムは1975年の[Stampede] までしか持っておらず、一度買ったはずの [Takin' It to the Streets]の CD は、音楽ファイルで持っているからと売り飛ばしてしまっている。
 来日が発表されたときも、マクドナルドはどうかな…と思って、ちょっとチケット購入をためらっていたのだ。でもやはりドゥービーほどのロックバンドがあとどれほど残っているのかと思い直し、参戦したというわけ。

 結果としては、完全に1975年までの曲で盛り上がり、マクドナルドの曲では休んでいるという、彼のファンには申し訳ないライブとなった。まぁ、そういうこともあるだろう。マクドナルドという人は、間違いなくある種の天才だとは思うが、私の好みでは無いと言うだけである。
 それに七割がたは私の好きなドゥービーなので、全体としてとても楽しかった。私にとってのドゥービーは活動時期が短く、曲も多くない。その多くない曲がどれも名曲で、それを続々とライブ・パフォーマンスしてくれるのだからたまらない。
 特に "Jesus Is Just Alright" は凄まじく良かった。それから1曲挟んで、"Long Train Runnin'", "China Grove" という間違いなしの展開。
 前回、初めてドゥービーのライブを見たとき、アンコール最後の曲が "Listen to the Music" というのは、スロー過ぎるのではないかとちょっと思っていたが、今回はバッチリきまったと感じた。会場全体も大合唱。こういう体験、久しぶりである。

 さて、"Listen to the Music" も終わり、これでコンサートはおしまいです!となったとたんに、会場に流れたのはなんとトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの "Refugee"...! 最後は完全にハートブレイカーズに持って行かれてしまったとさ。