「威風堂々」もしくは「希望と栄光の国」2009/07/13 22:30

 昨晩のN響アワーは、エドワード・エルガーの交響曲を丸一曲放映して終った。もちろん、力作だし良い演奏だと思うが、私の感想はただ一言、「長い!」…だった。
 よっぽど自分は、クラシックに向いていないのだろう…

 エルガーと言えば、「威風堂々」しかも第一番。この曲ひとつで十分だと思う。これしか知らない。…と、言うよりこれだけ有名で、素晴らしい楽曲を一つでも作り、名を残せる音楽家が、世の中にどれほど居るだろうか?この曲の愛されぶりと、その素晴らしさを思うと、代表曲って一曲で十分なんだなと思う。
 音大時代に、知った風にこの曲をけなす上級生が居たが、私とはまったく相容れない価値観と言う事で、気にもならなかった。

 「威風堂々 第一番」をさらなる名曲たらしめているのが、歌曲バージョンである、「希望と栄光の国」。
 プロムスのラスト・ナイトの映像を見るたびに、いつかあの場所に行ってみたいと思わずにはいられない。ロイヤル・アルバート・ホールがダメなら(だめだろう!)、せめてハイドパークだけでも!



 ちなみに、あのアビー・ロード・スタジオの開設記念録音は、エルガー自ら指揮棒を振った、「威風堂々 第一番」だった(当時はもちろん、EMIスタジオ)。



 私がこのことを知ったのは、1997年にNHKで放映された、海外ドキュメンタリーを見たとき。
 このドキュメンタリーでは、ポールや、クリフ・リチャード、ホリーズの面々が日本語を話していたが(吹き替え)、やっぱり一番印象的だったのは、ジェフ・リンかな?(笑)

 アビー・ロード・スタジオに、ビートルズのレコーディングを見に行ったときの事を語っているのだが…
 「結局、10分くらいでつまみ出されちまったけどね。」
 私だったら、「出されちゃったけどね。」にするけどなぁ…バーミンガム風なのか?