Crossroads Guitar Festival 2023 ― 2023/10/04 20:40
カリブ海の島にあるクロスローズ・センターはエリック・クラプトンが1998年に資金援助をして設立された薬物依存症更生施設である。
1999年には資金集めのためのオークションがあり、ジョージも参加した。
同年にはコンサートも行われ、そちらにはボブ・ディランも参加した。その後、数年おきに [Crossroads Guitar Festival] として豪華な参加メンバーを集めてコンサートが行われ、その収益はセンターの運営に役立てられている。
これまでも何度か話題のコンサートがあったし、たしか数年前は映画にもなったような気がする。残念ながら1990年代以降のクラプトンにあまり興味が無い(ジョージの来日公演とCFGは例外)ので、あまりちゃんと見てこなかったのだが、今年のフェスティバルは、とりわけトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ・ファン「周辺」をざわつかせた。ジェイコブ・ディランのザ・ウォールフラワーズと、ロジャー・マッグインの共演があったからだ。どちらもトム・ペティとはとてもゆかりの深い二人。先日のディラン様とハートブレイカーズ共演も相まって、とにかく私の「周辺」はざわついている。
まずは、ザ・ウォールフラワーズによる、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのカバー "The Waiting" ―― ジェイコブの世代のトム・ペティ・ファンとしてはど真ん中に決まる曲らしい。それにしてもジェイコブ、ますます父親に似た声になってどうするんだ。
さらに、ロジャー・マッグインを迎えて、ザ・バーズの曲を披露。どうもどの動画を見てもマッグインのヴォーカルがうまく拾えていないというか…もともと声の大きい人ではないが…ちょっと残念。それだったらジェイコブがもっと出張って歌ってもいいのに。
ジェイコブ、まだまだだな!トムさんなんてロジャー・マッグインにコーラスをつけながらウィンクして見せたんだぞ。
"So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star" も、もちろんトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ「周辺」の曲であって、背筋がぞわっとする。
父と息子、両方とも TP&HB 「周辺」で目立つ動きをする今日この頃。ダニー・ハリスンも新譜を出すし(聴く気は無いけど)、一体なにが起ろうとしているのだ…?!
1999年には資金集めのためのオークションがあり、ジョージも参加した。
同年にはコンサートも行われ、そちらにはボブ・ディランも参加した。その後、数年おきに [Crossroads Guitar Festival] として豪華な参加メンバーを集めてコンサートが行われ、その収益はセンターの運営に役立てられている。
これまでも何度か話題のコンサートがあったし、たしか数年前は映画にもなったような気がする。残念ながら1990年代以降のクラプトンにあまり興味が無い(ジョージの来日公演とCFGは例外)ので、あまりちゃんと見てこなかったのだが、今年のフェスティバルは、とりわけトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ・ファン「周辺」をざわつかせた。ジェイコブ・ディランのザ・ウォールフラワーズと、ロジャー・マッグインの共演があったからだ。どちらもトム・ペティとはとてもゆかりの深い二人。先日のディラン様とハートブレイカーズ共演も相まって、とにかく私の「周辺」はざわついている。
まずは、ザ・ウォールフラワーズによる、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのカバー "The Waiting" ―― ジェイコブの世代のトム・ペティ・ファンとしてはど真ん中に決まる曲らしい。それにしてもジェイコブ、ますます父親に似た声になってどうするんだ。
さらに、ロジャー・マッグインを迎えて、ザ・バーズの曲を披露。どうもどの動画を見てもマッグインのヴォーカルがうまく拾えていないというか…もともと声の大きい人ではないが…ちょっと残念。それだったらジェイコブがもっと出張って歌ってもいいのに。
ジェイコブ、まだまだだな!トムさんなんてロジャー・マッグインにコーラスをつけながらウィンクして見せたんだぞ。
"So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star" も、もちろんトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ「周辺」の曲であって、背筋がぞわっとする。
父と息子、両方とも TP&HB 「周辺」で目立つ動きをする今日この頃。ダニー・ハリスンも新譜を出すし(聴く気は無いけど)、一体なにが起ろうとしているのだ…?!
Help Me ― 2023/10/09 19:30
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの公式動画として、 "Help Me" の演奏シーンが公開された。嬉しいサプライズ。2010年に発表されたアルバム "Mojo" のセッション時の映像だ。バンドの和やかな雰囲気も伝わり、胸が温かくなる。
この時期のトムさん、容姿が抜群に良いのだ。髪型もかなり私の好み!ミドル丈で、前髪を流すのがトムさんは一番良いと思う。
トムさんの丁寧な「拝みスタイル」のヴォーカルが好感度高し。というのは、この曲の主役はなんと言ってもハーモニカであり、スコット・サーストンである。彼の演奏を引き立てるためにすべてがあると言って過言ではない。一癖あるトムさんのヴォーカルだが、ここはひたすらに丹念に歌うことによって、ハーモニカの素晴らしさを損ねないよう、細心の注意を払っている。
そういう意味では世紀の大ヴィルトゥオーソであるギターのマイクと、キーボードのベンモントも、最低限度の演奏で最大の効果をもたらしている。このふたりをこんな使い方が出来るなんて、なんて贅沢なことだろう!
そういうわけで、"Help Me" はスコット・サーストンの名演奏を堪能する作品となった。イカしたロックバンドだけど、こんな小粋なこともできる、大人びた側面が鑑賞できて、充実感満点だ。
動画を見ていてびっくりしたのが、2分21秒。トムさんとロンの背後の壁に、日本語で「ハートブレイカーズ」とあるポスターが貼ってある!これはびっくり。私は初めてその存在を知った。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの事ならなんでも分かる、Heartberkers Japan Party さんに確認してみると、1986年ボブ・ディラン with トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの武道館公演のポスターだそうだ。むむっ!!欲しい!!クラブハウスの様子が公開され始めた当初からあるそうだ。
ちなみに、私は20年ほど前に、コンサート・フォー・ジョージのポスターを1万円で買い、いまも部屋の壁に飾っている。
私は音楽そのもの ―― 楽器,楽譜,CDなどは物で持つ人だが、関連物 ――例えば、書籍、雑誌、グッズ、そういう類いの物はほとんど持っていない。そんな私でも、やっぱりディラン様とトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズがお揃いとなれば、このポスターは欲しい!もっとも、べらぼうな金額を出すほどではないけれど。
この時期のトムさん、容姿が抜群に良いのだ。髪型もかなり私の好み!ミドル丈で、前髪を流すのがトムさんは一番良いと思う。
トムさんの丁寧な「拝みスタイル」のヴォーカルが好感度高し。というのは、この曲の主役はなんと言ってもハーモニカであり、スコット・サーストンである。彼の演奏を引き立てるためにすべてがあると言って過言ではない。一癖あるトムさんのヴォーカルだが、ここはひたすらに丹念に歌うことによって、ハーモニカの素晴らしさを損ねないよう、細心の注意を払っている。
そういう意味では世紀の大ヴィルトゥオーソであるギターのマイクと、キーボードのベンモントも、最低限度の演奏で最大の効果をもたらしている。このふたりをこんな使い方が出来るなんて、なんて贅沢なことだろう!
そういうわけで、"Help Me" はスコット・サーストンの名演奏を堪能する作品となった。イカしたロックバンドだけど、こんな小粋なこともできる、大人びた側面が鑑賞できて、充実感満点だ。
動画を見ていてびっくりしたのが、2分21秒。トムさんとロンの背後の壁に、日本語で「ハートブレイカーズ」とあるポスターが貼ってある!これはびっくり。私は初めてその存在を知った。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの事ならなんでも分かる、Heartberkers Japan Party さんに確認してみると、1986年ボブ・ディラン with トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの武道館公演のポスターだそうだ。むむっ!!欲しい!!クラブハウスの様子が公開され始めた当初からあるそうだ。
ちなみに、私は20年ほど前に、コンサート・フォー・ジョージのポスターを1万円で買い、いまも部屋の壁に飾っている。
私は音楽そのもの ―― 楽器,楽譜,CDなどは物で持つ人だが、関連物 ――例えば、書籍、雑誌、グッズ、そういう類いの物はほとんど持っていない。そんな私でも、やっぱりディラン様とトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズがお揃いとなれば、このポスターは欲しい!もっとも、べらぼうな金額を出すほどではないけれど。
ロスト・キング ― 2023/10/14 21:25
映画「ロスト・キング 500年越しの運命」を見た。
スコットランド,エジンバラに住む仕事も、家庭生活もイマイチイなフィリッパ・ラングレーが、シェイクスピアの「リチャード三世」の舞台を鑑賞したのをきっかけに、リチャードの実像に迫り、その遺体を発見しようと奮闘する物語。2012年にイングランドのレスターで実際に起きた、「リチャード三世の遺骨発見」を題材にした作品だ。
歴史好きで、とりわけプランタジニット朝(ランカスター朝,ヨーク朝を含む)に関心があり、リチャード三世に関しては「悪人説」否定派、二人の甥殺しについては五分五分という見解、二回レスターを尋ね、リチャードの墓にまで参った身としては、見ないわけには行かない、ドキドキ映画だった。
結論から言うと、イマイチ!期待値よりも面白くなかった。残念。
チューダー朝とシェイクスピアが広めた、「容姿醜悪、極悪非道のモンスター」というリチャード像の逆を行く ―― つまり、発掘された骨から再現されたリチャードの容姿に近い、若く美しいリチャードの登場は嬉しかったが、いかんせん出番が多すぎた。物語にロマンを盛るには一つの手段だったかも知れないが、フィリッパが夢とロマンだけでリチャードを発見に至ったみたいで、ちょっと納得がいかなかった。
実際のフィリッパ・ラングレーはもちろん、あんな短期間にリチャード擁護派(リカーディアン)になってすぐに遺骨を発見したわけではなく、もっと長い期間をかけ、それこそ今回映画で悪役になったレスター大学や、レスター市そして、BBCの力も借りて、いよいよ掘ったら、まさに遺骨が出たのだ。博打ではなく、かなり確信があっての発掘だったことを、当時から知っているだけに、映画はちょっとチープで簡単すぎた。
しかも、リチャードのDNA鑑定にはそれなりに時間が掛かったし、長い調査期間があり、そして発掘場所のレスターと、ヨーク家のヨークが埋葬場所を巡ってかなり長い間争った。やっと埋葬式がおこなわれ、ベネディクト・カンバーバッチが出席したのは、映画とは違ってかなり後なのだ。
やはりフィリッパの活躍は彼女自身をBBCが追い、サイモン・ファーナビーが案内役を務めたテレビドキュメンタリー,[Richard III: The King in the Car Park] が一番面白い。DVDも出ている。ちなみに、映画では埋葬式のシーンにフィリッパ自身が出演していた。
音楽的にもこれといって面白い要素が無くて残念。私が好きな映画はだいたい、音楽も良いものだ。
やはり、事実は小説よりも奇なり ―― と言ったところだろうか。
歴史好きで、とりわけプランタジニット朝(ランカスター朝,ヨーク朝を含む)に関心があり、リチャード三世に関しては「悪人説」否定派、二人の甥殺しについては五分五分という見解、二回レスターを尋ね、リチャードの墓にまで参った身としては、見ないわけには行かない、ドキドキ映画だった。
結論から言うと、イマイチ!期待値よりも面白くなかった。残念。
チューダー朝とシェイクスピアが広めた、「容姿醜悪、極悪非道のモンスター」というリチャード像の逆を行く ―― つまり、発掘された骨から再現されたリチャードの容姿に近い、若く美しいリチャードの登場は嬉しかったが、いかんせん出番が多すぎた。物語にロマンを盛るには一つの手段だったかも知れないが、フィリッパが夢とロマンだけでリチャードを発見に至ったみたいで、ちょっと納得がいかなかった。
実際のフィリッパ・ラングレーはもちろん、あんな短期間にリチャード擁護派(リカーディアン)になってすぐに遺骨を発見したわけではなく、もっと長い期間をかけ、それこそ今回映画で悪役になったレスター大学や、レスター市そして、BBCの力も借りて、いよいよ掘ったら、まさに遺骨が出たのだ。博打ではなく、かなり確信があっての発掘だったことを、当時から知っているだけに、映画はちょっとチープで簡単すぎた。
しかも、リチャードのDNA鑑定にはそれなりに時間が掛かったし、長い調査期間があり、そして発掘場所のレスターと、ヨーク家のヨークが埋葬場所を巡ってかなり長い間争った。やっと埋葬式がおこなわれ、ベネディクト・カンバーバッチが出席したのは、映画とは違ってかなり後なのだ。
やはりフィリッパの活躍は彼女自身をBBCが追い、サイモン・ファーナビーが案内役を務めたテレビドキュメンタリー,[Richard III: The King in the Car Park] が一番面白い。DVDも出ている。ちなみに、映画では埋葬式のシーンにフィリッパ自身が出演していた。
音楽的にもこれといって面白い要素が無くて残念。私が好きな映画はだいたい、音楽も良いものだ。
やはり、事実は小説よりも奇なり ―― と言ったところだろうか。
Positively 4th Street ― 2023/10/18 19:35
先月のファームエイドにおけるボブ・ディランとハートブレイカーズ(と言うことにしておく)との共演の興奮も冷めやらぬうちに、トム・ペティの誕生日が近づいてきた。
1999年以来、毎月欠かさずメールマガジンを発行してくださっている、Heartbreaker's Japan Partyさんのメルマガ "Depot Street vol.298" には、ダーティ・ノブズのベーシスト,ランス・モリソンのインタビューが載っており、今回の共演のきっかけが分かった。
モリソンによると、ファーム・エイドのほんの2,3週間前に、ボブ・ディランがマイクに電話をかけて、バンドを組むように頼んできたというのだ。
電話?!電話をかけたの?!誰が?!ディラン様自ら?それともマネージャー?マイクの自宅に?携帯に?マイクのマネージメントに?何回コールで出たの?!
やや頭のおかしいファンなので、細かいところが気になる。突然ディラン様から電話がかかってきてびっくり仰天するのか、慌てふためくのか。人はこういうとき、どんな反応をするのだろうか。いや待てよ。マイクのことだから、意外と日常的にディラン様とやりとりしてて、別に特別なことでもなかったとか?
「バンドを組むよう頼む」って、本当にバンドを組むことだけを頼む人はいないわけで、当然「自分が歌うためのバンドを組んで欲しい」だよね…?
マイクは(多分)慌てず騒がず、自分のバンド=ダーティ・ノブズが有るからと即応したのだが、そこにベンモントを加えるところ、やっぱりマイク最高。そうだよね、ディラン様だってそれを望んでいたはず。いや、もしかしたらベンモントも呼べるかと、ディラン様からリクエストがあった可能性だって否定できない。
とにかく、なにもかも気になる…この物語に続きはあるのか?
楽しい想像をしながら、今日もディラン&ハートブレイカーズを鑑賞する。約40年前と比較しながら見るのも良い。1986年、トム・ペティ36歳。腰を沈めて怪しい動きでディラン様の周りをうろつく、怪しい金髪小僧。
1999年以来、毎月欠かさずメールマガジンを発行してくださっている、Heartbreaker's Japan Partyさんのメルマガ "Depot Street vol.298" には、ダーティ・ノブズのベーシスト,ランス・モリソンのインタビューが載っており、今回の共演のきっかけが分かった。
モリソンによると、ファーム・エイドのほんの2,3週間前に、ボブ・ディランがマイクに電話をかけて、バンドを組むように頼んできたというのだ。
電話?!電話をかけたの?!誰が?!ディラン様自ら?それともマネージャー?マイクの自宅に?携帯に?マイクのマネージメントに?何回コールで出たの?!
やや頭のおかしいファンなので、細かいところが気になる。突然ディラン様から電話がかかってきてびっくり仰天するのか、慌てふためくのか。人はこういうとき、どんな反応をするのだろうか。いや待てよ。マイクのことだから、意外と日常的にディラン様とやりとりしてて、別に特別なことでもなかったとか?
「バンドを組むよう頼む」って、本当にバンドを組むことだけを頼む人はいないわけで、当然「自分が歌うためのバンドを組んで欲しい」だよね…?
マイクは(多分)慌てず騒がず、自分のバンド=ダーティ・ノブズが有るからと即応したのだが、そこにベンモントを加えるところ、やっぱりマイク最高。そうだよね、ディラン様だってそれを望んでいたはず。いや、もしかしたらベンモントも呼べるかと、ディラン様からリクエストがあった可能性だって否定できない。
とにかく、なにもかも気になる…この物語に続きはあるのか?
楽しい想像をしながら、今日もディラン&ハートブレイカーズを鑑賞する。約40年前と比較しながら見るのも良い。1986年、トム・ペティ36歳。腰を沈めて怪しい動きでディラン様の周りをうろつく、怪しい金髪小僧。
Hackney Diamonds ― 2023/10/24 19:49
いよいよザ・ローリング・ストーンズの新譜 [Hackney Diamonds] が届いたので、一日中聴き入っていた。work from home 最高。
まず驚いたのは、パッケージ。プラスチックケース入りの新譜って、最近ちょっとピンとこない。だいたい紙ジャケットに移行したとばかり思っていた。
最初に発表された "Angry" はさすがに出色の出来である。いかにもストーンズといったリフにちょっとブルージーな口当たり、ポップなコーラス。ストーンズは相変わらずストーンズだと確認できる。
良いなと思ったのは、"Whole Wide World" ―― ちょっと80年代風にキャッチーで甘いコーラスと、Aメロのコントラストが効果的だ。
ポールが参加していることで話題になった "Bite My Head Off" は、ポールならではの特徴よりも、ポールが器用であることがよく分かる曲に思える。"Come on, Paul!" というのはサービスかな。
バラードとして出色なのは、やはりキースの "Tell Me Straight"。キースって、ストーンズを特徴付ける勢いがあってシャープなギターリフを作り出す割に、自分で歌うストーンズの曲は比較的スローでじっくり歌い込む感じがあって好きなのだ。
ギターソロも、過不足なくさりげない感じがとても良い。ただ、ちょっと練り込み不足なのか、もうひとヴァース,もうひとコーラス合ってもよかった。やや中途半端なのが残念。
レディ・ガガの参加が話題になった、"Sweet Sounds of Heaven" は…うーん、イマイチ。もともと、私はレディ・ガガの良さが分からないので、べつになくてもいいし、おバカ男子のロックンロールに金切り声をあげる女子はいらないなぁと思う。しかも曲が長い。わざといったん終わるように見せて、アンコール?うーん、要らないなぁ。だったら "Tell Me Straight" をもっと作り込めば良いのに。
さて、チャーリーの居ないストーンズはストーンズなのかという問題。
スティーヴ・ジョーダンに不満はないし、何の問題もない。ストーンズはこのまま突き進んで欲しいと思うが、やはりチャーリーが叩いている "Mess It Up" を聴くと、やはりチャーリー独特の前のめりのノリが恋しく思うのだ。
バンド結成から長い年月が経ち、メンバーが替わり、亡くなり、そして三人になったストーンズ。最後にマディ・ウォーターズの "Rolling Stone Blues" でその佇まいがうかがい知れる。この三人だけの演奏、ライブでやってくれないかと、切望している。
まず驚いたのは、パッケージ。プラスチックケース入りの新譜って、最近ちょっとピンとこない。だいたい紙ジャケットに移行したとばかり思っていた。
最初に発表された "Angry" はさすがに出色の出来である。いかにもストーンズといったリフにちょっとブルージーな口当たり、ポップなコーラス。ストーンズは相変わらずストーンズだと確認できる。
良いなと思ったのは、"Whole Wide World" ―― ちょっと80年代風にキャッチーで甘いコーラスと、Aメロのコントラストが効果的だ。
ポールが参加していることで話題になった "Bite My Head Off" は、ポールならではの特徴よりも、ポールが器用であることがよく分かる曲に思える。"Come on, Paul!" というのはサービスかな。
バラードとして出色なのは、やはりキースの "Tell Me Straight"。キースって、ストーンズを特徴付ける勢いがあってシャープなギターリフを作り出す割に、自分で歌うストーンズの曲は比較的スローでじっくり歌い込む感じがあって好きなのだ。
ギターソロも、過不足なくさりげない感じがとても良い。ただ、ちょっと練り込み不足なのか、もうひとヴァース,もうひとコーラス合ってもよかった。やや中途半端なのが残念。
レディ・ガガの参加が話題になった、"Sweet Sounds of Heaven" は…うーん、イマイチ。もともと、私はレディ・ガガの良さが分からないので、べつになくてもいいし、おバカ男子のロックンロールに金切り声をあげる女子はいらないなぁと思う。しかも曲が長い。わざといったん終わるように見せて、アンコール?うーん、要らないなぁ。だったら "Tell Me Straight" をもっと作り込めば良いのに。
さて、チャーリーの居ないストーンズはストーンズなのかという問題。
スティーヴ・ジョーダンに不満はないし、何の問題もない。ストーンズはこのまま突き進んで欲しいと思うが、やはりチャーリーが叩いている "Mess It Up" を聴くと、やはりチャーリー独特の前のめりのノリが恋しく思うのだ。
バンド結成から長い年月が経ち、メンバーが替わり、亡くなり、そして三人になったストーンズ。最後にマディ・ウォーターズの "Rolling Stone Blues" でその佇まいがうかがい知れる。この三人だけの演奏、ライブでやってくれないかと、切望している。
お薦めの曲 ― 2023/10/29 20:50
スポーツをテレビで見るのが好きな私。ただでさえ、野球,F1,フィギュアスケートの三大スポーツに、ラグビーが重なったので、さぁ大変。
今週末のタイムテーブルはこのようになった。
28日土曜日 4:00 ラグビー・ワールドカップ三位決定戦
28日土曜日 14:00 フィギュアスケートGPシリーズカナダ男女ショート(録画)
28日土曜日 18:30 プロ野球日本シリーズ第一戦
29日日曜日 4:00 ラグビー・ワールドカップ決勝戦
29日日曜日 6:00 F1 メキシコGP 予選
29日日曜日 14:00 フィギュアスケートGPシリーズカナダ男女フリー(録画)
29日日曜日 18:30 プロ野球日本シリーズ第二戦
30日月曜日 5:00 F1 メキシコGP 決勝
実は先週、ラグビーの準決勝があって、同じような進行が二週連続なのだ。これらを全て見るのだが、さすがに全てをオンタイムで見るわけには行かない。基本的にラグビーと野球は生で見て、フィギュアとF1は録画で後追いという形を取っている。
いよいよ始まるフィギュアスケート本番。4Aを飛ばずに勝ったマリニンの今後の作戦に注目している。スケートアメリカの女子フリーを放映しなかったテレビ編成、許さん。ルナヘン(ベルギーの、ルナ・ヘンドリクス)のフリー見たかったのに!!
大好き坂本、好き好き坂本。坂本花織はGPシリーズ初戦から絶好調である。ジャンプもスケーティングも、振り付けの切れも絶好調で、笑顔も絶好調。これだから坂本ファン幸せなのだ。
フィギュアスケートはスポーツとしてだけではなく、舞踊の要素があるところが面白い。当然、音楽との相性などは重要だ。フィギュアの場合はシンクロナイズドスイミングとは違って、既存の良い音楽を巧みに踊るところが良い。私はシンクロのあのオリジナル音楽がダメ。うけつけない。
しかし、そのフィギュアスケートの人気曲にも、私の好みに合わないものもいくつかある。この数年、ずっと好きじゃないのが、映画「ムーランルージュ」と、ミューズの「エクソジェネシス交響曲」。両方とも大袈裟で空振り気味な曲調。前者は全体的に騒々しく、後者は下手なベートーヴェンとショパン要素のなんちゃって加減が我慢ならない。
私個人的には、この曲でだれか滑ってくれないかなぁと思っている曲もある。
今、自分で弾いているせいか、ショパンのプレリュード3曲くらい組み合わせたどうだろう。16番に、4番を挟んで、24番で締めるとかどうだろう。うまく編曲してほしい。
単独の曲では、ベッド・ミドラーの "Rose" これで滑る人が居ないのが不思議。
モーツァルト,ドン・ジョヴァンニによる幻想曲も、個人的にとてもお薦め。だれかショートで滑ってくれないかな。
GPシリーズも始まったばかり。これからさらなる名作の登場を心待ちにしている。
今週末のタイムテーブルはこのようになった。
28日土曜日 4:00 ラグビー・ワールドカップ三位決定戦
28日土曜日 14:00 フィギュアスケートGPシリーズカナダ男女ショート(録画)
28日土曜日 18:30 プロ野球日本シリーズ第一戦
29日日曜日 4:00 ラグビー・ワールドカップ決勝戦
29日日曜日 6:00 F1 メキシコGP 予選
29日日曜日 14:00 フィギュアスケートGPシリーズカナダ男女フリー(録画)
29日日曜日 18:30 プロ野球日本シリーズ第二戦
30日月曜日 5:00 F1 メキシコGP 決勝
実は先週、ラグビーの準決勝があって、同じような進行が二週連続なのだ。これらを全て見るのだが、さすがに全てをオンタイムで見るわけには行かない。基本的にラグビーと野球は生で見て、フィギュアとF1は録画で後追いという形を取っている。
いよいよ始まるフィギュアスケート本番。4Aを飛ばずに勝ったマリニンの今後の作戦に注目している。スケートアメリカの女子フリーを放映しなかったテレビ編成、許さん。ルナヘン(ベルギーの、ルナ・ヘンドリクス)のフリー見たかったのに!!
大好き坂本、好き好き坂本。坂本花織はGPシリーズ初戦から絶好調である。ジャンプもスケーティングも、振り付けの切れも絶好調で、笑顔も絶好調。これだから坂本ファン幸せなのだ。
フィギュアスケートはスポーツとしてだけではなく、舞踊の要素があるところが面白い。当然、音楽との相性などは重要だ。フィギュアの場合はシンクロナイズドスイミングとは違って、既存の良い音楽を巧みに踊るところが良い。私はシンクロのあのオリジナル音楽がダメ。うけつけない。
しかし、そのフィギュアスケートの人気曲にも、私の好みに合わないものもいくつかある。この数年、ずっと好きじゃないのが、映画「ムーランルージュ」と、ミューズの「エクソジェネシス交響曲」。両方とも大袈裟で空振り気味な曲調。前者は全体的に騒々しく、後者は下手なベートーヴェンとショパン要素のなんちゃって加減が我慢ならない。
私個人的には、この曲でだれか滑ってくれないかなぁと思っている曲もある。
今、自分で弾いているせいか、ショパンのプレリュード3曲くらい組み合わせたどうだろう。16番に、4番を挟んで、24番で締めるとかどうだろう。うまく編曲してほしい。
単独の曲では、ベッド・ミドラーの "Rose" これで滑る人が居ないのが不思議。
モーツァルト,ドン・ジョヴァンニによる幻想曲も、個人的にとてもお薦め。だれかショートで滑ってくれないかな。
GPシリーズも始まったばかり。これからさらなる名作の登場を心待ちにしている。
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