No Matter What ― 2025/08/13 19:51
夏の保養地に滞在した2週間あまりの間も、いつもと変わらず仕事をしていた。いわゆる「ワーケーション Worcation」というものだろう。
当然は土日は仕事が休みだが、もう子どもではないので、保養地にいてもピアノを弾くか、本を読むか程度しかやることがない。そこで、ここ数年は映画を見ることにしている。
まず見た一本は、かなり話題になっていた「教皇選挙」。ちょうど8月からアマゾン・プライムでみられるようになった。評判どおりになかなか面白い映画だった。構成もよくできていたし、終わり方も良かった。
興味深かったのは、シスター役のイザベラ・ロッセリーニ。母親はイングリット・バーグマンだ。中年で化粧っ気のないシスター役が、母親の「オリエント急行殺人事件」における伝道師役とかぶり、やはり親子だなぁと思わせるそっくり加減だった。
映画は面白かったが、音楽的には特筆するべきことはなかった。ちなみに、この映画を見たら(見なくても)おすすめの小説は、新川帆立の「女の国会」かな。
もう一つ見たのが、2023年のアメリカ映画「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ」。1970年の(おそらくニューイングランドの)寄宿舎学校を舞台に、クリスマス帰省がかなわなかった問題児学生と、嫌われ者の教師、寮の料理人の三人の人間模様を描く。
ニューイングランドの寄宿舎学校!ベンモント・テンチみたいな良家の男子が集まる学園モノ…!と目をキラキラさせて胸をときめかせるのは早い。寮に残された若者は一人しかいないのだ。一応コメディということになっているが、少年と青年の間で揺れ動く難しい心情を描いたり、寄る辺のない偏屈中年の人生に対する複雑な想いを写したり。明るく振る舞ってはいても息子に先立たれた母親の悲しみなど、意外とテーマは重かった。
舞台が1970年とあって、男子生徒たちの何割かが長髪。その髪の長さが親との衝突になったりしていて、なかなか興味深い。
音楽もこの時代のものが使われていて楽しい。特に「おおっ」と思ったのが、Badfingerの “No matter what” ― いつ、どこで聞いても名曲だ。
寄宿舎学校の映画といえば、[The Penguin Lessons] はどうなったのだろう?原作がすごく良かったので、見たいのだが。(もっとも、原作とは設定が大きく異なる…)
当然は土日は仕事が休みだが、もう子どもではないので、保養地にいてもピアノを弾くか、本を読むか程度しかやることがない。そこで、ここ数年は映画を見ることにしている。
まず見た一本は、かなり話題になっていた「教皇選挙」。ちょうど8月からアマゾン・プライムでみられるようになった。評判どおりになかなか面白い映画だった。構成もよくできていたし、終わり方も良かった。
興味深かったのは、シスター役のイザベラ・ロッセリーニ。母親はイングリット・バーグマンだ。中年で化粧っ気のないシスター役が、母親の「オリエント急行殺人事件」における伝道師役とかぶり、やはり親子だなぁと思わせるそっくり加減だった。
映画は面白かったが、音楽的には特筆するべきことはなかった。ちなみに、この映画を見たら(見なくても)おすすめの小説は、新川帆立の「女の国会」かな。
もう一つ見たのが、2023年のアメリカ映画「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ」。1970年の(おそらくニューイングランドの)寄宿舎学校を舞台に、クリスマス帰省がかなわなかった問題児学生と、嫌われ者の教師、寮の料理人の三人の人間模様を描く。
ニューイングランドの寄宿舎学校!ベンモント・テンチみたいな良家の男子が集まる学園モノ…!と目をキラキラさせて胸をときめかせるのは早い。寮に残された若者は一人しかいないのだ。一応コメディということになっているが、少年と青年の間で揺れ動く難しい心情を描いたり、寄る辺のない偏屈中年の人生に対する複雑な想いを写したり。明るく振る舞ってはいても息子に先立たれた母親の悲しみなど、意外とテーマは重かった。
舞台が1970年とあって、男子生徒たちの何割かが長髪。その髪の長さが親との衝突になったりしていて、なかなか興味深い。
音楽もこの時代のものが使われていて楽しい。特に「おおっ」と思ったのが、Badfingerの “No matter what” ― いつ、どこで聞いても名曲だ。
寄宿舎学校の映画といえば、[The Penguin Lessons] はどうなったのだろう?原作がすごく良かったので、見たいのだが。(もっとも、原作とは設定が大きく異なる…)
コメント
_ TKJ ― 2025/08/14 10:28
_ NIぶち ― 2025/08/16 16:29
> TKJさん
おや、奇遇でしたね。「教皇選挙」はかなり話題でしたからね〜
70年代までは、本当にシスティーナ礼拝堂にカンヅメだったそうです。その後映画に出てきたような宿舎ができたそうな。
ローマ、1回だけ行きましたが、あまりの混み具合と狭さに、1回でいいなと思いました😆
holdover って、hangover 「二日酔い」と混同しがちですよね。そう、父親の入院先に行く映画でした。長髪とはっぱが乱れ飛ぶニューイングランドの寄宿舎…ああ、ベンモントもクリスマス休暇に帰省してマッドクラッチを観たんだろうなぁとか思いました
おや、奇遇でしたね。「教皇選挙」はかなり話題でしたからね〜
70年代までは、本当にシスティーナ礼拝堂にカンヅメだったそうです。その後映画に出てきたような宿舎ができたそうな。
ローマ、1回だけ行きましたが、あまりの混み具合と狭さに、1回でいいなと思いました😆
holdover って、hangover 「二日酔い」と混同しがちですよね。そう、父親の入院先に行く映画でした。長髪とはっぱが乱れ飛ぶニューイングランドの寄宿舎…ああ、ベンモントもクリスマス休暇に帰省してマッドクラッチを観たんだろうなぁとか思いました
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珍しいことに、どっちも見ていました。教皇選挙は、シャットアウトと言いながら、部下とかが普通に市街に出て行っていたり、インターネットはつながっていたり、そんなもんなのかと思いながら見ました。
ホールドオーバーズはオチを忘れかけていましたが、最後の方で父親の入院施設に面会に行く話でしたね。「当時の音楽」というので、70年代末を舞台にした別の映画(こっちはバカな青春映画)と一瞬ごっちゃになっていました。