ロンドン・オリンピック 閉会式 ― 2012/08/15 22:03
YouTubeにロンドンオリンピック閉会式が丸々上がっていたので、The Whoも観賞できた。おそらく、BBCの中継なのだろう。落ち着いて見られるアングルと、音声になっている。
YouTube Closing Ceremony London 2012 Olympic Game
日本の放映局にはいろいろと苦情も行ったようだが、あの中継はまだマシなほうだろう。他の局でやられたら目も当てられない状況になっていたことは間違いない。
私の録画はザ・フーの手前で切れており、絶叫を呼んだのだが。やはり事前に番組表で公表されていた時間より、伸びたかららしい。残りあと20分というところで、切れたようだ。
全体的な印象としては、開会式も含めて、「出られるアーチストは全員出ろ!」…という感じだった。これぞ、私が期待したロンドン・オリンピックのセレモニーだ。もったいぶって、お上品に、適当な量を出すのではなく、とにかく、どばっと出してしまう!…こういう機会はもう無いかも知れないのだから、ここまで割り切り、大盤振る舞いしてくれたのには、爽快感さえ感じた。
そういう意味で言うと、どうせならストーンズも出てしまえば良かったのにと思う。その一方で、最後にストーンズだと、ストーンズだけに飲まれる恐れもあるので、これで良かったとも言える(たとえるなら、[Concert for George] にディラン様が出ないのはそれなりに良かったことなのと同じように) ― 難しいところ。
せめて、ロニーだけでも、キースだけでも出て欲しかったというのは本音だ。
ザ・フーはスーパー・ボウルの時よりも良かったような気がする。相変わらず、最近のザ・フーを見ると、ザックの格好良さが目立つ。本当に、本当に良いドラマーだ。
印象的だったのは、レイ・デイヴィスの登場。私にとっては、「生きているレイ・デイヴィスが見られた!」…という感じ。正直言って、声はすっかり衰えて、悲しくなるほどだったが、あのキンクスのレイが、会場全体と一緒に歌っているのを見るだけで胸が一杯になる。
曲は "The Village Green Preservation Society" の方が良かったかも知れない。
ジョン・レノンのパートも感動的で良かった。さらに良かったのは、小野洋子が全く出てこなかったこと。彼女の姿をジョンの隣りに見ただけで、ゲンナリしてしまうので。
ピンク・フロイドの "Wish You Were Here" のパートも美しく、シンプルで良かった。私はプログレッシブ・ロックに全く興味がないが、この曲は単品としてものすごく好きなのだ。
もう一つ感動的だったのは、もちろん、"Here Comes the Sun" のパート。ボランティア・チームを称えるのに相応しい、包みこむような優しさは、この曲の持つ力だろう。
ギャラガーのバンドを見て、この人が兄なのか弟なのかも分からない私にはコメントもしようがないが(弟だった)…それにケチをつけるコメントを出す兄もまぁ、相変わらずなのだなと思う。無視ができないらしい。
開会式でローワン・アトキンソンが出た以上、閉会式でも誰かが出るだろうとは思っていた。しかも、若手で。そこで、当然私はザ・マイティ・ブーシュの二人に期待していた。歌って踊れるジュリアンと、ノエル!しかし、そこまでは上手く行かず。登場したのは、ラッセル・ブランド。なんとなく予想していた。
ラッセル・ブランドによる "I Am The Walrus" は、彼に非常に合っていて良い。日本のテレビではではベッカム夫妻が開会式と閉会式、双方に出たなどと喜んでいたが、私はラッセルが一時(一瞬!)噂になった、ケイト・モスと同じ閉会式に出たことの方が面白かった。
度肝を抜かれたのは、ELO の "Mr. Bluesky" が大きくフィーチャーされていたこと。開会式でも流れていたが、それどころではない扱いぶりで、嬉しくなってしまった。しかも、この曲に続いて登場したのが、パイソンの中でも一番好きなエリック・アイドルだったのだから!
さすがエリック、堂々たるパフォーマンスぶり。ジョージも楽しく観賞したことだろう。
そして英国民のみならず、選手の一部も大合唱していた "Always look on the bright side of life" ― あまりにも感動的なので、閉会式の最後でも良さそうなくらいだ。
以前、 ロイヤル・アルバート・ホールでやっていた、バグパイプつきのバージョンで凄く良かった。
開会式、閉会式とも、DVDでも出せば良いのに思うのだが、どうだろう。権利問題などが難しいかも知れない。
ともあれ、ロンドンでオリンピックをやって、期待したとおりのセレモニーを堪能できて、満足。満足。
YouTube Closing Ceremony London 2012 Olympic Game
日本の放映局にはいろいろと苦情も行ったようだが、あの中継はまだマシなほうだろう。他の局でやられたら目も当てられない状況になっていたことは間違いない。
私の録画はザ・フーの手前で切れており、絶叫を呼んだのだが。やはり事前に番組表で公表されていた時間より、伸びたかららしい。残りあと20分というところで、切れたようだ。
全体的な印象としては、開会式も含めて、「出られるアーチストは全員出ろ!」…という感じだった。これぞ、私が期待したロンドン・オリンピックのセレモニーだ。もったいぶって、お上品に、適当な量を出すのではなく、とにかく、どばっと出してしまう!…こういう機会はもう無いかも知れないのだから、ここまで割り切り、大盤振る舞いしてくれたのには、爽快感さえ感じた。
そういう意味で言うと、どうせならストーンズも出てしまえば良かったのにと思う。その一方で、最後にストーンズだと、ストーンズだけに飲まれる恐れもあるので、これで良かったとも言える(たとえるなら、[Concert for George] にディラン様が出ないのはそれなりに良かったことなのと同じように) ― 難しいところ。
せめて、ロニーだけでも、キースだけでも出て欲しかったというのは本音だ。
ザ・フーはスーパー・ボウルの時よりも良かったような気がする。相変わらず、最近のザ・フーを見ると、ザックの格好良さが目立つ。本当に、本当に良いドラマーだ。
印象的だったのは、レイ・デイヴィスの登場。私にとっては、「生きているレイ・デイヴィスが見られた!」…という感じ。正直言って、声はすっかり衰えて、悲しくなるほどだったが、あのキンクスのレイが、会場全体と一緒に歌っているのを見るだけで胸が一杯になる。
曲は "The Village Green Preservation Society" の方が良かったかも知れない。
ジョン・レノンのパートも感動的で良かった。さらに良かったのは、小野洋子が全く出てこなかったこと。彼女の姿をジョンの隣りに見ただけで、ゲンナリしてしまうので。
ピンク・フロイドの "Wish You Were Here" のパートも美しく、シンプルで良かった。私はプログレッシブ・ロックに全く興味がないが、この曲は単品としてものすごく好きなのだ。
もう一つ感動的だったのは、もちろん、"Here Comes the Sun" のパート。ボランティア・チームを称えるのに相応しい、包みこむような優しさは、この曲の持つ力だろう。
ギャラガーのバンドを見て、この人が兄なのか弟なのかも分からない私にはコメントもしようがないが(弟だった)…それにケチをつけるコメントを出す兄もまぁ、相変わらずなのだなと思う。無視ができないらしい。
開会式でローワン・アトキンソンが出た以上、閉会式でも誰かが出るだろうとは思っていた。しかも、若手で。そこで、当然私はザ・マイティ・ブーシュの二人に期待していた。歌って踊れるジュリアンと、ノエル!しかし、そこまでは上手く行かず。登場したのは、ラッセル・ブランド。なんとなく予想していた。
ラッセル・ブランドによる "I Am The Walrus" は、彼に非常に合っていて良い。日本のテレビではではベッカム夫妻が開会式と閉会式、双方に出たなどと喜んでいたが、私はラッセルが一時(一瞬!)噂になった、ケイト・モスと同じ閉会式に出たことの方が面白かった。
度肝を抜かれたのは、ELO の "Mr. Bluesky" が大きくフィーチャーされていたこと。開会式でも流れていたが、それどころではない扱いぶりで、嬉しくなってしまった。しかも、この曲に続いて登場したのが、パイソンの中でも一番好きなエリック・アイドルだったのだから!
さすがエリック、堂々たるパフォーマンスぶり。ジョージも楽しく観賞したことだろう。
そして英国民のみならず、選手の一部も大合唱していた "Always look on the bright side of life" ― あまりにも感動的なので、閉会式の最後でも良さそうなくらいだ。
以前、 ロイヤル・アルバート・ホールでやっていた、バグパイプつきのバージョンで凄く良かった。
開会式、閉会式とも、DVDでも出せば良いのに思うのだが、どうだろう。権利問題などが難しいかも知れない。
ともあれ、ロンドンでオリンピックをやって、期待したとおりのセレモニーを堪能できて、満足。満足。
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