お前か、ウォーレン・ナントカ! ― 2009/06/17 23:24
ジョージの新しいベスト版 [Let It Roll] の入手が遅くなっている。
アメリカ版が16日発売だったが、日本のHMVはUK版待ちらしく、何度か偵察してみても現物がない。アマゾンでも予約してあるが、未だに発送の知らせも来ない。
ジョージ断ちが思いのほか長引いて、ストレスがひどい。今日はとうとう、胃がキリキリし始めた。2年前、ウィルベリーズ再販の際に、ジョージ&ディラン様&TPHB 三重断ちという自殺行為を数か月に渡って敢行した。もう少しで発売だ!…という時に、とうとう私は病に倒れ、40度の熱を出し、救急車で運ばれ、1週間入院した。そのせいで、ウィルベリーズ・ボックスの鑑賞が普通より数日遅れたのは、苦い思い出だ。
そうなってからでは遅いので、[let it roll] はiTunesで先に入手することにして、今聞いている。
おなじみの曲オンパレードのはずだが、いちいちキャーだの、ワーだのと奇声を発して大興奮している。やはり新たな気持ちで、しかも珍しい曲順で聞くのは、それなりにエキサイティングだ。しかも、これまでそう簡単には聴くことの出来なかった "I don't want to do it " や、大好きな "Isn't it a pity" のデモも入っているのだから…
しかし、感想はこれくらいにしておく。もっと聞きこんでから、しっかり書きたいし、盤や日本版を待っている人も居るだろう
ブックレットに関しては、PDFでダウンロードできる。視覚的には満足できるが、やはり現物を手に取れないのは味気ない。はっきりしているのは、どう転んでも美男子は美男子だということ。
注目のライナーノーツのライターは?…むろん、トムさんによる「ぼくのジョージ」ではないのだが、そこには見慣れた名前が。Warren Zanes....お前か!!
Warren Zanes。姓の発音がずっと疑問だった。ググってみて、「ゼインズ」という表記を発見したので、今後はそういうことにする。
彼は兄にくっついてロックな所に大分若いころから出入りし、自分もバンドの一員として、もしくはソロとして作品を発表している。しかし、今ではクリーブランドにある、ロックの殿堂のvice president of education, インタビュアー、文筆家としての活躍の方が有名だろう(博士号も持っていたりする)。
TP&HBファンにはおなじみの顔だ。ドキュメンタリー映画 [Runnin' down a dream] にも登場しているし、最近のトムさんのインタビューも行っている。「カントム」によれば、だいぶ昔からトムさんとは知り合いのようだ。
私はウォーレン・ゼインズにけっこう好意を持っている。
同じライターであるビル・フラナガンの文章は、書いてある内容は素晴らしいのだが、その表現方法が気に入らない。しかも、[ RDAD ] に出てきたときの容姿が更に気に入らない。これは「坊主憎ければ…」という次元だが。
その点ウォーレン・ゼインズは、容姿もなかなか格好良いではないか。

彼の本を読んだことはないが、インタビューしている感じは好印象
その評価を決定づけたのは、去年の秋、トムさんに行ったインタビューだ。
トムさんにしろ、マイクにしろ、ここ数年インタビューをすると、訊かれもしないのにジョージを語り出すという、いわゆる「ジョージ好き過ぎ病」の症状がずっと見られた。去年の秋のインタビューでは、珍しくトムさんがジョージの名前を出さないな…と思いながら読み進めていたら、なんとゼインズの方から持ち出したではないか。
「先日、ジョージ・ハリスンの話題になったとき、『ジョージのトラベリング・ウィルベリーズを結成したときの衝動』という物にピンと来ました。つまり、 [クラウド・ナイン] という彼のキャリアにおける頂点に達したその時に、図らずも、ただ純粋に音楽を作りたいという思いが迸ったという「衝動」のことです。あなた(トム)のマッドクラッチを再結成しようという決断は、このジョージのような思考の影響ではありませんか?」
おいおい、ウォーレン・ゼインズ Ph.D. … なにやら、普通のロック・ファンの心理とあまり変わりのないピュアで楽天的な発想で、高感度アップ。トムさんの方がびっくりして、「ええと…そうかもね。きみがそう言うまで、思いもしなかったよ。」と、答えている。
そんなゼインズが今回のジョージのライナー・ノーツを担当するとは、彼自身もうれしいことだろう。私もうれしいので、これからじっくり読ませてもらうことにする。
アメリカ版が16日発売だったが、日本のHMVはUK版待ちらしく、何度か偵察してみても現物がない。アマゾンでも予約してあるが、未だに発送の知らせも来ない。
ジョージ断ちが思いのほか長引いて、ストレスがひどい。今日はとうとう、胃がキリキリし始めた。2年前、ウィルベリーズ再販の際に、ジョージ&ディラン様&TPHB 三重断ちという自殺行為を数か月に渡って敢行した。もう少しで発売だ!…という時に、とうとう私は病に倒れ、40度の熱を出し、救急車で運ばれ、1週間入院した。そのせいで、ウィルベリーズ・ボックスの鑑賞が普通より数日遅れたのは、苦い思い出だ。
そうなってからでは遅いので、[let it roll] はiTunesで先に入手することにして、今聞いている。
おなじみの曲オンパレードのはずだが、いちいちキャーだの、ワーだのと奇声を発して大興奮している。やはり新たな気持ちで、しかも珍しい曲順で聞くのは、それなりにエキサイティングだ。しかも、これまでそう簡単には聴くことの出来なかった "I don't want to do it " や、大好きな "Isn't it a pity" のデモも入っているのだから…
しかし、感想はこれくらいにしておく。もっと聞きこんでから、しっかり書きたいし、盤や日本版を待っている人も居るだろう
ブックレットに関しては、PDFでダウンロードできる。視覚的には満足できるが、やはり現物を手に取れないのは味気ない。はっきりしているのは、どう転んでも美男子は美男子だということ。
注目のライナーノーツのライターは?…むろん、トムさんによる「ぼくのジョージ」ではないのだが、そこには見慣れた名前が。Warren Zanes....お前か!!
Warren Zanes。姓の発音がずっと疑問だった。ググってみて、「ゼインズ」という表記を発見したので、今後はそういうことにする。
彼は兄にくっついてロックな所に大分若いころから出入りし、自分もバンドの一員として、もしくはソロとして作品を発表している。しかし、今ではクリーブランドにある、ロックの殿堂のvice president of education, インタビュアー、文筆家としての活躍の方が有名だろう(博士号も持っていたりする)。
TP&HBファンにはおなじみの顔だ。ドキュメンタリー映画 [Runnin' down a dream] にも登場しているし、最近のトムさんのインタビューも行っている。「カントム」によれば、だいぶ昔からトムさんとは知り合いのようだ。
私はウォーレン・ゼインズにけっこう好意を持っている。
同じライターであるビル・フラナガンの文章は、書いてある内容は素晴らしいのだが、その表現方法が気に入らない。しかも、[ RDAD ] に出てきたときの容姿が更に気に入らない。これは「坊主憎ければ…」という次元だが。
その点ウォーレン・ゼインズは、容姿もなかなか格好良いではないか。

彼の本を読んだことはないが、インタビューしている感じは好印象
その評価を決定づけたのは、去年の秋、トムさんに行ったインタビューだ。
トムさんにしろ、マイクにしろ、ここ数年インタビューをすると、訊かれもしないのにジョージを語り出すという、いわゆる「ジョージ好き過ぎ病」の症状がずっと見られた。去年の秋のインタビューでは、珍しくトムさんがジョージの名前を出さないな…と思いながら読み進めていたら、なんとゼインズの方から持ち出したではないか。
「先日、ジョージ・ハリスンの話題になったとき、『ジョージのトラベリング・ウィルベリーズを結成したときの衝動』という物にピンと来ました。つまり、 [クラウド・ナイン] という彼のキャリアにおける頂点に達したその時に、図らずも、ただ純粋に音楽を作りたいという思いが迸ったという「衝動」のことです。あなた(トム)のマッドクラッチを再結成しようという決断は、このジョージのような思考の影響ではありませんか?」
おいおい、ウォーレン・ゼインズ Ph.D. … なにやら、普通のロック・ファンの心理とあまり変わりのないピュアで楽天的な発想で、高感度アップ。トムさんの方がびっくりして、「ええと…そうかもね。きみがそう言うまで、思いもしなかったよ。」と、答えている。
そんなゼインズが今回のジョージのライナー・ノーツを担当するとは、彼自身もうれしいことだろう。私もうれしいので、これからじっくり読ませてもらうことにする。
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