(What's So Funny 'Bout) Peace, Love, and Understanding2015/03/03 21:34

 先週のディラン様ラジオこと[Theme Time Radio Hour] のテーマは "Question"。タイトルが疑問になっている曲の特集だった。

 番組の最後の方に登場したのが、(What's So Funny 'Bout) Peace, Love, and Understanding ― ディラン曰く、エルヴィス・コステロの歌として有名だが、一体だれがこの曲を書いたのか?
 そのようなわけで、まずはエルヴィス・コステロ 1978年。



 良い曲だし、良い演奏だと思うのだが…どうも、私にはコステロがフィットしない。ポップで明るく軽快で、私が好きなテイストなのだが…たぶん、あの容姿というか雰囲気がタイプではないのだろう…

 この曲を誰が書いたのかというと、ニック・ロウ。1974年に、当時かれが所属していたンバンド,ブリンズレー・シュウォーツが録音している。



 どうやら、こちらの方が好みらしい。マッシュルームなニック・ロウがとても可愛い。

 実は、私はこの曲をコステロでも、ニック・ロウでも知らなかった。知っていたのは、ザ・ウォールフラワーズのバージョンだ。ろくすっぽクレジットを見ていなかったので、てっきりウォールフラワーズのオリジナルだと思い込んでいた。

(What's So Funny 'Bout) Peace, Love, and Understanding / The Wallflowers

 このたび確認して初めて知ったのだが、この曲は2002年ウォールフラワーズのアルバム [Red Letter days] の日本版ボーナストラックだったのだ。ディラン様ラジオは2009年。ジェイコブが2002年にこの曲を収録していたことは知っていたのだろうか。
 ライブ・パフォーマンスもある。ああ、「ディラン家の一族」だなぁと…当人は嫌がるだろうが、思わずにいられない。そして、大好きだ。