ディランとリチャードに会いに2013/11/24 19:57

 ** お知らせ **
  11月25日から12月1日までロンドンへ行くため、ブログのアップやコメントのお返事、メンテナンスなどができません。
  帰国までお待ち下さい。


 いよいよ明日、ロンドンへ発つ。
 ロンドンの最低気温、3度、最高気温6度。…氷点下にならないだけでもましだが、東京では1年に1度あるかないかといほどの寒さ。雨が降らないと良いのだが、そうもいかないだろう。
 とにかく私は超弩級の寒がり。できる限りの防寒対策をするが、なんだか身動きができないような気がしてきた。

 一方、ボブ・ディラン。チケットはロイヤル・アルバート・ホールでのピックアップになるので、チケット販売会社にもう一度メールして手配を確認。どうやら大丈夫そうだ。
 当初、"Special Guest" なる前座があるということだったが、結局これは無いとのこと。19時30分開演予定。



 何せ場所が場所なだけに、何か大サービスな曲をやってくれるのだろうか。いや、そこはディランなのでそうは行かないのか。どちらでも私は構わない。
 私が見るのは27日と28日。28日が今回の欧州ツアーの最終日。翌日がジョージの命日,11月29日だから、何かジョージとの想い出の曲をやってくれるだろうか。2002年の [Concert for George] の時は自分のツアーのために参加できないけれど、代わりにということでマジソン・スクウェア・ガーデンで "Something" を歌ってくれたディラン様。 "If Not For You" でも良いし、最近のブートレグシリーズに収録されていた、"Time Passes Slowly" でも良い。
 そもそも、CFGそのものがRAHでの開催だったのだ。その点も感慨深い。

 ところで、ディラン様。これ、なんですか?よく分からないけどすごく面白い!チャンネルを上下にかえても、かえても "Like a Rolling Stone" !

Bob Dylan's 'Like A Rolling Stone' Released As Groundbreaking Interactive Video

 今回のロンドン行きでボブ・ディランともうひとつ重要なのは、リチャード3世をめぐる旅に出ること。
 リチャード3世は中世末期、プランタジニット王家最後の国王。議論の的であり、悪人だったとか、そうではないとか、甥を殺したとか、殺していないとか、とにかく色々な説が取り沙汰され、リチャードを擁護する人のこと、リカーディアンと言う。
 私もそのリカーディアンの一人。彼が甥を殺したかどうかはともかくとして(私はFifty Fifty だと思っている)、非常に優秀な人だったということで、歴史上の人物として好きなのだ。

 去年、レスターで彼の骨が発掘され、DNA鑑定の結果も合致した。ロンドンから電車で1時間強、レスターで彼が発見された駐車場や、埋葬されるであろう大聖堂などを見る。さらに、リチャードが戦死したボズワース・バトルフィールドにも行く予定。
 この古戦場というのが、レスターから20キロほど離れた野っ原。ヘリテージ・センターがちゃんとあるのだが、公共交通機関がなく、車で行くことを前提としている。そのようなわけで、今回は勇気を奮い起こしてタクシーを利用する。
 今回は心強い同行者が居る。この人はもともとリカーディアンとして知り合ったのだが、なんとボブ・ディランのファンということも共通していたという奇縁で知り合うことになったのだ。

 ディランとリチャードのほかにも、あそこにも行きたい、あれもも見たい。あっという間の5日間だろう。