The mail from R. McGuinn2013/09/06 22:34

 ディラン様の新譜が届かない!とっくにShipされているのに!
 一昨日注文した、「キンチョウリキッド水性60日用」の方が先に届いた!これはきっと、何かの陰謀だ!陰謀に違いない!助けて、ヨナタン!

 「助けて、ヨナタン!」とは、旧約聖書に出てくる、ダヴィデとヨナタンの話が元となっており、私がよく使うフレーズ。確か、サムエル記。上下は忘れた。英語で「デイヴィッドとジョナサン」と言えば、親友同士のたとえ。
 私は宗教的にはまったくの平均的な日本人ではあるが、聖書を持っている。これは音大在学中に、西洋音楽・文化を理解するのに、必要だったため。けっこう役に立つ。

 今週のディラン様ラジオこと、[Theme Time Radio Hour] のテーマは、ずばり [The Bible] 。テーマがテーマなだけに、色々と面白い選曲や、面白い話が聴けた。
 ブラインド・ウィリー・ジョンソンの "John The Revelator" が格好良かった。もっとも、この曲に関しては映画 [Blues Brothers 2000] の印象が強いが。

 ロック的には、今回一番のツボは、もちろん「フロリダからのメール」。毎回思うのだが、この番組に寄せられる「メール」や手紙は、スタッフやディランが作っているのだろうな。
 今回の「メール」は、フロリダ在住R.マッグインさんから。「やぁ、ボブ。ぼくには聖書にお気に入りの箇所があるのだけど、分かる?」それに対しディランは、あの「伝道の書(コヘレトの言葉)」の一節を朗読する…

To every thing there is a season, and a time to every purpose under the heaven
A time to be born, and a time to die; a time to plant, a time to reap that which is planted
A time to kill, and a time to heal; a time to break down, and a time to build up
A time to weep, and a time to laugh; a time to mourn, and a time to dance
A time to cast away stones, and a time to gather stones together
A time to embrace, and a time to refrain from embracing


 ディランは朗読しただけでとどめたけど、ピーター・バラカンさんは、ザ・バーズを流さずにはいられなかった。そりゃそうだ。



 R. マッグインというメールの送り主(ということになっている)は、ロジャー・マッグインに決まっている。ロジャーって、今はフロリダ住まいなの?もしや、今回のメールは本当にロジャーから送られてきたとか?
 この番組は、時々どこまで本気だか分からなくなることがある。

 "Turn! Turn! Turn!" を、トム・ペティとロジャー・マッグインが共演している動画がある。1990年、ロジャーのコンサートにトムさんが参加した時のようだ。先に "Mr. Tambourine Man"、そして後半が "Turn! Turn! Turn!"。



 ギターも歌声も美しく、さらにドラムが無遠慮にぶっ叩く感じがロックで良い。
 ロジャーと共演するときのトムさんは、彼とかなり見つめ合いながら歌うのだが…けっこう凄い。数秒で恥ずかしくなって目をそらしたりしない。好きなんだなぁ…本気で。

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