Waiting for Bob Dylan2013/09/03 21:23

 ディラン様のブートレグ・シリーズ10,[Another Self Portrait] がまだ届かない。そろそろ届いても良さそうなものだが…。
 待ち遠しすぎてきつい。

 かつては、誰かの新譜などが出ると、その少し前からそのアーチストの音楽を全く聴かないという、「ナントカ断ち」というものをしていた。断った分、晴れて新譜を聴いたときの感動が増すに違いないという、およそ科学的根拠に乏しい話だが、ジョージ愛のレコスケ君も、ジョージのダークホース・ボックスの時に「ジョージ断ち」をしていた。禁断症状が現れ、最後は倒れていたが。
 私もウィルベリーズがデラックス・ボックスの再版の時、3ヶ月前からジョージ,ディラン様,TP&HBの三者断ちをした。なぁに、この三者が聴けなくても、ストーンズも、ザ・バンドもあることだし、大丈夫さ…と思ったが、甘かった。
 辛い!死ぬほど辛い!ウィルベリーズのためとは言え、凄まじい苦痛である。しかし、私は耐えた!ウィルベリーズのためなら、これしきの苦難はなんでもないはずだ!
 が、しかし私は最後に力尽きた。ウィルベリーズ・ボックスのリリース前に高熱(40℃)を発し、救急車で運ばれ、1週間の入院を余儀なくされた。リリース日は病院で迎え、退院して最初にしたことは、自宅に届いていたボックスを開くことだった。

 それ以来、「断ち」はしていない。ディラン様もちゃんと聴いているし、ディラン様ラジオも欠かさない。それでも、[Another Self Portrait] 関連の動画は我慢している。どうやらジョージ関連があるらしいのだが…我慢、我慢。倒れない程度に我慢。

 仕方がないので、ディラン様近影を拝む。先月、カリフォルニア州アーバインでのライブ映像。"Love Sick"。



 どうして大根なんて持っているのだろう。ああ、サンマの季節だからか。
 …と思ったら、マイクだった。

 すっかりあの低音でブツブツ歌いが定着しているディラン様。
 時々、左手を腰のあたりに添えて格好つけるディラン様。帽子はやめたのかな?顔がよく見えるから、帽子はない方が良い。

 ちなみに、ロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリーでは、ディランの人物画の特別展示が9月から始まった。来年の1月まで続くとのこと。ロンドンにお越しの際はぜひ。
 11月のライブのとき、ディラン自らが来ないかな…

Bob Dylan: Face Value, at National Portrait Gallery