Ugly - Tom O'dell2025/12/14 19:22

 2008年6月にこのブログを始めて以来17年、こんなに記事にブランクを空けたことはなかった。空いてもせいぜい1週間とか、10日くらいだったのだが、このたびはじめて約2か月記事をアップしない日が続いた。
 なんのことはない、現代人らしく仕事が多忙過ぎた。もともと多すぎる業務をこなしているという実感はあったが、11月からはそれに拍車がかかり、さらに毎日出社するという負荷が加わったために、すっかりブログをアップできないでいた。
 その間、ショパン・コンクールが終わり、フィギュアスケートのGPシリーズも終わり、そしてF1もシーズンが終わっていた。

 音楽的には、ピアノの発表会があった。いつもならバッハしか弾かない私だが、今回は忙しすぎてバッハの準備が間に合わず。それまで弾いていたショパンを仕方なしに弾いたのだが ― 発表会のたびに思うのだが、びっくりするほど酷い演奏だった。とんでもなくだめな演奏でも、場数を踏んでるだけあって、落ち着いていたのは良かったのだが。ともあれ、やはり私はバッハ以外はだめだなぁと自覚するに至る。

 トム・オデールが新譜を出しているのに気づいたので、購入。
 彼のアルバムはここ2枚ほど低迷していたのだが、今回はドラムとベースの入ったバンド・サウンドに戻ってくれて嬉しい限りだ。
 私の中で、トム・オデールがちょっとエリオット・スミスのカテゴリーに入りそうな感じがする。初期のアルバムのもっと明るくて弾けた感じは、もっと戻り代があるので、まだまだ期待している。そういえば彼も生で見てみたいアーチストの一人だ。
 改めて聴いてみると、相変わらず苦しそうに歌う、絞り出しスタイル。私が好きなジョージ・ハリスンやトム・ペティのスタイルと共通していると、改めてトム・オデールの良さを認識した。

Steve Cropper2025/12/17 20:53

 12月3日にスティーヴ・クロッパーが亡くなったと聞いた。彼の死去を受けていろいろな写真をネットで見たが、とびきり若い頃(20代?)の美男子っぷりに度肝を抜かれた。

 スティーヴ・クロッパーと言えば、私にとっては「ニール・ヤングと握手する人」である。ボブ・フェスの一番の盛り上がりどころ、”My Back Pages”の冒頭だ。



 ボブ・フェストと言えば、ジョージの出番でのスティーヴ・クロッパーも忘れがたい。ギター・ヒーローのくせに、このときはリズムギターしか弾かなかったジョージ。ボブのためのコンサートだということもあるし、スティーヴ・クロッパーがいるなら、彼に任せるべきだとでも思ったのだろう。ジョージは本当に幸せそうにプレイしている。
 ジョージはあまりライブが得意ではなく、声に波のある人だが、ボブ・フェストは絶好調だった。



 そしてもう一つ、私にとってのスティーヴ・クロッパーは、ブルース・ブラザーズ・バンドの人だ。特にお気に入りは名曲(というか、ブルース・ブラザーズの中でも特にお気に入り) “Soul Man” 。あのギター・リフは超名作である。
 改めて映像を見ると、曲良し、演奏良し、ダンスも良し。非の打ち所がない。

2025年フィギュアスケート全日本選手権2025/12/23 19:41

 私が好きなスポーツ。野球,F1,フィギュアスケート。
 一年で一番盛り上がる、フィギュアスケート全日本選手権が終わった。3日間、テレビにかじりつき、フィギュア師匠(という名の友人)とチャットしまくっていた。
 今回はオリンピック出場選手選考会とあって、各自の意地と情熱と根性の詰まった、熱い演技が沢山飛び出し、良い大会だったと思う。

 個人的に残念だったのは、友野一希。その卓越した表現力、ダンサーとしての魅力は他に追随を許さない彼だが、ただジャンプの能力だけは届かなかった。四回転のジャンプはどれも無理して跳んでいる傾向にあり、当然成功率は低い。日本の男子シングルという世界一のハイレベルな争いでは、勝ち切れなかった。彼が他の国の選手だったら、間違いなく複数回オリンピックに出ていただろう。これまで、世界選手権の枠取りに計り知れない貢献をしてきただけに、本当に残念。
 こうなったらノー・プレッシャーの四大陸で存分に存在感を発揮してほしい。四大陸は意外と力が抜けて名演技がでやすいのだ。

 女子はまさに、涙、涙の展開だった。
 フリー前半最後の滑走だったのでテレビには間に合わなかったが、三原舞依の現役最後の全日本は、大きな感動に包まれた「木星」で締めくくられた。



 独特の優美でしなやか、かつ儚い雰囲気で大好きだった三原。病気と怪我との戦いに多くの時間を割かれ、その分不足した練習時間が、彼女とオリンピックとの距離だった。同門の坂本との名コンビぶりは見ているこっちがニヤけるほどで、どれほど一緒にオリンピックに行かせてやりたかっただろう。ただし、同門から2人は無理だとも言えるので、坂本という天才であり、親友が、三原の壁でもあったのかもしれない。

 そして一番好きな坂本花織も、今回で最後の全日本選手権となった。様々なドラマを生んできた、心に残る大舞台。そもそも、今回のフリーは、樋口、青木あたりからベテラン勢の(20代だが)雰囲気が良かったのだ。祈る三原を見ても号泣、号泣している樋口を見ても号泣。本屋大賞の本を読んでもちっとも面白くないのに、どうしてこうフィギュアとなると簡単に号泣するのだろうか。



 坂本にはまだオリンピックという大仕事が待っている。全日本にピークをまず持ってきて、ここまで達成してしまったので、もう一度練習して磨き上げ、加点を増やして(後半、フリップからのコンビはもっと伸びる)、何色のメダルを手にするか。
 フィギュアシーズンは折り返しを過ぎて、いよいよオリンピックを迎える。みんな悔いのないように臨んでほしい。

Here comes the new Champion !2025/12/29 19:33

F1は5年ぶりに新しいチャンピオンが誕生して終了した。
おめでとう、ランド・ノリス!応援していた甲斐があった!

 シーズン初戦こそ、去年からの流れで当然ランドが勝ち、このままチャンピオンへの道を突っ走るのだろうなと思ったら、これが大違い。なんとチームメイトのピアストリとの争いが白熱してしまったのだ。これは予想できたような、さすがに予想外だったような…。
 とにかく前半、冷静にポイントと重ねるピアストリと、動揺を隠せないランド、対象的なレースが続いた。正直、ピアストリは本当に素晴らしかったと思う。同じ車に乗っているなら、当然チャンピオンになるチャンスがある。彼はそれを虎視眈々と狙い、実行していったのだ。
 しかし、ランドにはセブというメンターがついている!(←強調部分)だんだん本来の強さを取り戻し、終盤にはチャンピオンをぐっと引きつけ、最後は僅差ではあったが確実に王座を獲得した。よく言われているが、まさに「いい奴のまま」でチャンピオンになった、珍しい例だろう。みんなの祝福を見ていると、本当にそのとおりだなと思う。



 カルロス・サインツなんて、とても仲良しなだけに本当に嬉しそうだ。

 げに恐ろしきは、フェルスタッペンである。終盤のあの追い上げはすごかった。同時に不可解なのは、チームメイトは苦戦するあの車だ。今回のマクラーレンのように、二人のドライバーが揃って好成績を出すのが普通であって、レッド・ブルの極端な違いはなにか根本的に間違っているのかもしれない。
 チーム運営もドタバタがあった。プリンシパルがシーズン途中で変わったし、ドライバーも初戦の2レースで変えてしまった。酷い成績ではあったが、あんまりだと思う。結果的には、角田くんはあのままレーシング・ブルズにいれば素晴らしい成績を上げ、来シーズンの飛躍を期待できただろう。角田くんはローソンのかわりに貧乏くじを引き、来年のシートを失うことになってしまった。
 角田くんというレーサーは、これまでのどの日本人ドライバーとも異なる性格の、稀有な存在だ。ここでF1を離れてしまうのはとても惜しい。エンジンや政治、経済的な問題が色いろあると思うが、ぜひとも来年の早い時期にどこかのシートを勝ち取ってほしい。

 F1は短いシーズン・オフに入る。その前にここ数年、毎年やっている、Secret Santaをどうぞ。みんな段々わかってきて、まともな物を送る人は減ってきた(角田なんて、日本酒を送ったことがある)。
 私が好きなのは髪の毛フサフサなサインツに櫛をプレゼントした、ハジャーだな。

 この映像を見るといつも思うのだが、全員がバリバリと遠慮なく包装紙を破ってしまう。日本人の多くはテープで止めてあるところからきれいに剥がして、あわよくば包装紙をもう一度使おうとするのではないだろうか…と、思ったら、角田くんもバリバリやっていた。ユキー!!さすが一味違う日本人ドライバー。

 ラッピングといえば、フェラーリ時代のセバスチャンとキミが「ラッピング対決」をしたことがある。これもまた日本人との違いがわかって面白いし、そもそもセブとキミの違いも分かって笑える。と、いうかキミは酷い。本当に酷い。