Tom Petty: Somewhere You Feel Free - The Making of Wildflowers in Amazon Prime Video2024/07/13 21:07

 友達に教えてもらったのだが、[Tom Petty: Somewhere You Feel Free - The Making of Wildflowers] の日本語字幕付きががアマゾン・プライム・ビデオで見られる。
 最初、英語の字幕ばかり追ってみてしまったので、日本語字幕は嬉しい。早速鑑賞した。
 鑑賞する人には、是非とも良い音環境を整えて欲しい。パソコンやタブレットのスピーカーなど、もってのほか。Bruethooth 接続のモバイル・スピーカーや、イヤホンもちょっと信用できない。できれば有線スピーカーか、イヤホン、ヘッドホンが良いと思う。
 こちらはYouTubeの動画。同じ内容だが、字幕は英語のみ。



 日本語字幕を見て、最初に英語字幕で見たときと理解がそれほどかけ離れていないので安心した。
 より印象強く思ったのは、2枚組アルバムがふさわしいこのセッションが、結局営業的課題で1枚にカットされたのは、関係者にとって残念だったということ。そして完全版が2020年に即完売したため、2枚組でも成功したことを証明した ―― と締めくくられているが、そこはどうだろう。まず [Wildflowers] が1枚で大ヒットし、その後の新譜、ライブ活動を経て、そして完全版という流れなので、「証明」というのはちょっと違うかな。

 それから毎回驚くのだが、マイクの話す声はあまりにもトムさんとそっくり過ぎる。トムさんが喋っているのかと思ったら実はマイクだったというシーンが何度かあって、ちょっとゾクっとする。
 誰か、マイク・キャンベルのドキュメンタリー映画を作らないだろうか。ハートブレイカーズとして、トムさんの相棒として、セッション・マンとして、ソングライターとして、そしてとうとうバンド・ヴォーカル・フロントマンになるという、中々充実したミュージシャン人生を送っていると思う。

 さて、Heartbreakers Japan Partyさんのメール・マガジンが報じるところに寄ると、TP&HBとの仕事を多く行ってきた、マーティン・アトキンスが、この映画で自分の撮影した映像が無断で使われ、使用料も払われていないとして、ワーナー・ブラザーズを訴えたとのこと。
 そんなことってあり得る…?21世紀も四半世紀を迎えようとする、しかもアメリカでそんな基本的なアーチスト(映像作家を含む)の権利が無視されることなんて…?何かの行き違いか、手違いか、はたまた悪辣弁護士が暗躍しているのか…
 奇妙な世界である。