The Comedy of Errors ― 2019/05/24 23:21
BBCが1978年から1985年にかけて制作した、シェイクスピア全作品(当時認定)のドラマ化のうち、「間違いの喜劇 The Comedy of Errors」には、ロジャー・ダルトリーが出演している。
このたび、UKからDVDを購入したので、楽しく鑑賞した。
そもそも、このBBCのシェイクスピア全集の存在は、学生の頃から知っていた。音大の図書館で、「ヘンリー四世」を見て、「こんなおじさん、プリンス・ハルじゃない!」と憤慨したものだ。
ロジャー・ダルトリーが出ているとあれば、DVDがほしいと思っていた。ところが、日本語字幕付きの全集はものすごい高額の代物だった。おそらく、教材向けだったのだろう。
友人のATさんと、どうやってUKから自分が見たい作品のDVDだけを入手するか、よく相談したものだ。その頃は、悲劇や喜劇をセットで売っていたり、やはり全集だったり。でも、「アテネのタイモン」とか、「タイタス・アンドロニカス」とか、要らなくない?私は「ロミオとジュリエット」も要らない・・・
そうこう言っているうちに、今日を迎える。
最近ある人から、今は単独の作品DVD入手可能と、教えてもらった。しかも、主演は「刑事フォイル」で有名な、若かりし日のマイケル・キッチンなのだ。
さて、「間違いの喜劇」。主人と従者がそれぞれ生き別れの同名双子で、彼らが偶然ある町に居合わせたことで、人違いをめぐる大騒ぎが起こるというのが、その内容。BBCでは双子を、一人二役で演じている。
マイケル・キッチンが主人のアンティフォラス(兄&弟)、ロジャー・ダルトリーが従者のドローミオ(兄&弟)。
ロジャー・ダルトリー、これがすごい大熱演!容姿は変えずに、二人を演じ分けなければならず、なかなか素人にできることではない。兄の方がちょっと抜けていて、しゃべる方もクセがある。弟の方が闊達でしゃれっ気がある。そして二人とも歯が出ている・・・

BBC「間違いの喜劇」は1982年の制作。二組の双子が同一シーンに登場するところは、どう処理するのかと心配したのだが、これがなかなかよくできていた。
一方、マイケル・キッチン・・・というか、フォイル警視正!若い!可愛い!なんてこった!すごい可愛い!この人、ホセ・カレーラス,ベンモント・テンチ系のハンサムくんだったんだ。

そして当然ながら、主従のやりとりがあるわけで(時々、お互いを取り違える)、あの穏やかな!フォイル警視正が!ロックスター・ロジャー・ダルトリーを、どつき回す!面白すぎる。どうしてもっと早く買わなかったのだろう。
UK版なので日本のオーディオ機器では再生できず、PCで見るしかないが、どちらか、もしくは双方のファンであれば、ぜひ入手してみてほしい。
このたび、UKからDVDを購入したので、楽しく鑑賞した。
そもそも、このBBCのシェイクスピア全集の存在は、学生の頃から知っていた。音大の図書館で、「ヘンリー四世」を見て、「こんなおじさん、プリンス・ハルじゃない!」と憤慨したものだ。
ロジャー・ダルトリーが出ているとあれば、DVDがほしいと思っていた。ところが、日本語字幕付きの全集はものすごい高額の代物だった。おそらく、教材向けだったのだろう。
友人のATさんと、どうやってUKから自分が見たい作品のDVDだけを入手するか、よく相談したものだ。その頃は、悲劇や喜劇をセットで売っていたり、やはり全集だったり。でも、「アテネのタイモン」とか、「タイタス・アンドロニカス」とか、要らなくない?私は「ロミオとジュリエット」も要らない・・・
そうこう言っているうちに、今日を迎える。
最近ある人から、今は単独の作品DVD入手可能と、教えてもらった。しかも、主演は「刑事フォイル」で有名な、若かりし日のマイケル・キッチンなのだ。
さて、「間違いの喜劇」。主人と従者がそれぞれ生き別れの同名双子で、彼らが偶然ある町に居合わせたことで、人違いをめぐる大騒ぎが起こるというのが、その内容。BBCでは双子を、一人二役で演じている。
マイケル・キッチンが主人のアンティフォラス(兄&弟)、ロジャー・ダルトリーが従者のドローミオ(兄&弟)。
ロジャー・ダルトリー、これがすごい大熱演!容姿は変えずに、二人を演じ分けなければならず、なかなか素人にできることではない。兄の方がちょっと抜けていて、しゃべる方もクセがある。弟の方が闊達でしゃれっ気がある。そして二人とも歯が出ている・・・

BBC「間違いの喜劇」は1982年の制作。二組の双子が同一シーンに登場するところは、どう処理するのかと心配したのだが、これがなかなかよくできていた。
一方、マイケル・キッチン・・・というか、フォイル警視正!若い!可愛い!なんてこった!すごい可愛い!この人、ホセ・カレーラス,ベンモント・テンチ系のハンサムくんだったんだ。

そして当然ながら、主従のやりとりがあるわけで(時々、お互いを取り違える)、あの穏やかな!フォイル警視正が!ロックスター・ロジャー・ダルトリーを、どつき回す!面白すぎる。どうしてもっと早く買わなかったのだろう。
UK版なので日本のオーディオ機器では再生できず、PCで見るしかないが、どちらか、もしくは双方のファンであれば、ぜひ入手してみてほしい。
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