(期間限定)フェラーリファンのみなさんへ2017/09/18 11:30

 本来、投稿する気はなかったが、昨夜のシンガポールGPがあまりにも衝撃的過ぎたので、F1とフェラーリ、ベッテル、ライコネンのファンの方への、気持ちの共有として、この記事を投稿する。
 期間限定。そのうち削除する予定。

 私はセナが生きていた頃からのF1ファンですが、ベッテルほど応援しているレーサーは、ヒル以来です。もちろん、ライコネンも大好きです。
 別にティフォシではありません。もちろん、フェラーリが強いと嬉しいのですが、どちらかというと、レーサーを贔屓にする方で、今、フェラーリを一番応援しているのは、一番すきなドライバーが二人とも所属しているからです。

 昨夜のレースは本当に残念でした。かろうじて最後まで見たのは、ベッテル,ライコネン,フェラーリだけではなく、F1のファンだからだという意地に近かったです。それにしても、あれほどショックで、落胆したのはセナが死んだとき以来かも知れません。
 昨日のクラッシュは誰も悪くないでしょう。沢山のレースのあいだには、あんなこともあります。強いて言えば、セブはマックスを警戒しすぎた。マックスはスタートが悪すぎ、キミは良すぎて、互いに行き場所がなかった。そんなところでしょうか。

 ティフォシには酷ですが、はっきり言えば、今年もメルセデスの優位は変わりません。シューマッハが下地を作り、若かったハミルトンとロズベルグが切磋琢磨し、あのメルセデス・ベンツが作りあげたマシンです。そう簡単には王座を譲らないでしょう。
 フェラーリは、今までよくも上に行ったり、食らいついたりしたものです。ともあれ、あと6レース、何が起こるか分かりません。本当にハミルトンが勝つのか、彼自身が一番警戒しているでしょう。メルセデス,フェラーリ、双方とも決して油断も絶望もしていないはずです。
 最近は、「圧倒的なチームの強さ」が目立ちますが、異なるチームで三つどもえや、1ポイント差なんて、よくあったものです。まだ分かりません。

 私はF1というスポーツが好きですが、あの情け容赦のなさ、奇跡なんて起きない、全ては愚かな人間の業の末の、それでも欲望と歓喜を求める、政治,経済,技術、エゴの渦巻く複雑な競技だからかも知れません。その中で、人間的な魅力のあるレーサーに出会うと、とても入れ込んでしまう。ヒルや、ベッテル、ライコネンがそうです。(他にも、現役ではマッサやグロージャン,リカルドが好きです。)

 キミが来年の契約をしたと聴いたとき、私は「キミは、フェラーリとセブをチャンピオンにして、F1を去るつもりだ」と思いました。それは今年じゃない、来年なのだという、キミの思いが分かったような気がしました。
 セブはまだ30歳です。今年がどうなろうが、まだまだ続くであろう、セブのF1人生のために、キミはあと1年、側で何かをしてあげたいのだと思います。そしてもちろん、自分の稼ぎも、勝利も、栄誉も欲しいでしょう。

 勝負の世界で、普通に友情を保つのは、なかなか難しいことです。元々友人同士だったハミルトンとロズベルグだって、互いを「あっち」などとは、本当は呼びたくはなかったはずです。
 その点、固い友情で結ばれたセブとキミは、幸運にも年齢が離れており、レーサーとしてのキャリアの放物線も、ずれています。二人はこの幸運に感謝しているでしょう。昨夜以降、チームや、レーサー同士でどんな話があったかは分かりませんし、まだ話していないかも知れません。 少なくとも、フェラーリのツイートに載ったこの写真を見る限り、互いの顔は見たようです。



 昨夜以来、私も心の整理が付きません。フェラーリの "Grill the grid"でも見て、心を安らげます。(10チームで最長5分以上… イチャイチャ 楽しそうにし過ぎ)



 くり返すようですが、まだレースは6戦あります。フェラーリが勝っても、負けても、何かしらのドラマが待っています。シンガポールの予選のように、ハンガリーの「盾」のように、スパのトウのように。
 それらのドラマの末に、ハミルトンがチャンピオンになれば、彼の栄誉を称えましょう。F1はスポーツなのですから。

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