Jailhouse Rock ― 2015/01/19 21:53
"Jailhouse Rock", 通称「監獄ロック」は、エルヴィス・プレスリー22歳の時のヒット曲だ。映画「監獄ロック」のサウンドトラックであり、初期エルヴィスの代表曲の一つと言って、間違いないだろう。
この動画に "Music Video" とあるからには、映画のシーンとは別なのだろうか。
とにかく若い。驚くほど少年の匂いを残している。"That's All Right" などに比べると強烈な地声使いで、声の肌触りもザラザラしている。その荒っぽさが曲調によく合っていて、素晴らしく格好良い。
この姿を見れば、アメリカでも、UKでも、少年達がエルヴィスに憧れ、エルヴィスを目指すのも当然という気がする。
そして20年後。
エルヴィスは1977年に亡くなるので、この動画は亡くなる少し前ということになるだろう。私は彼に詳しくないのでよく知らないが、これはマディソン・スクェア・ガーデンのような大きな会場に見える。
「70年代のエルヴィスの良さを語る!」…という「通」も居る。さすが、筋金入りのファンは違う。私は…すみません。無理。筋金が入っていないので。ええと…ものすごく歌の上手い………(中略)………人。
自分は、ロックを見た目の格好良さも込みで愛しているのだと、実感してしまった。
気を取り直して。
チビでデブ、しかも歌はとても上手いというわけでもない、でも格好良く、楽しいブルース・ブラザーズ。
一番好きな "Jailhouse Rock" と言ったら、これを挙げると思う。映画全体込みで好きなせいだろう。
ところで、最初にテーブルにあがって踊り出す囚人はジョー・ウォルシュだという話は、本当だろうか。80年頃のジョー・ウォルシュを知らないので、よく分からない。
そもそも、どうして "Jailhouse Rock" の話になったのか。久しぶりにジェフ・ベック・グループを聴いたからだ。[Beck-Ola] の "Jailhouse Rock" は、ベックはもちろん、ロッドにロニー、ニッキー・ホプキンズ、トニー・ニューマンという恐ろしく豪華な演奏。
とにかく最初から最後まで「演奏過多」とでも言うべき騒々しさ。その暑苦しい分厚さが、同時に格好良い。このアルバム収録バージョンは3分強という短い時間であることも良い。これがダラダラ続くと退屈になる。
特にニッキー・ホプキンズが素晴らしい。彼にしては弾きすぎというくらいピアノを弾きまくり、音も大きい。ジェフ・ベックのギターよりもせり出し、迫ってくる。まさに気迫のプレイ。
メンバー同士が嵐のようにサウンドを叩きつけ、殴り合うようなこの演奏。まるで調和とか、バランスということを度外視している。こういうバンドのノリは長く続けることが困難で、刹那的な芸術と言うべきだろう。ある意味、投げやりなほどの思い切りの良さと、格好良さ。凄まじいとしか言いようがない。
最後に、ゆるーい "Jailhouse Rock"。
これが同じ曲かと思うほど、ゆるい。Ukulele Club Liverpool なるグループが、街のお祭りでゆるーく演奏。観客もゆるい。前の数曲を聴いた後だと、なんだかホッとするような、腰砕けになるような。
この動画に "Music Video" とあるからには、映画のシーンとは別なのだろうか。
とにかく若い。驚くほど少年の匂いを残している。"That's All Right" などに比べると強烈な地声使いで、声の肌触りもザラザラしている。その荒っぽさが曲調によく合っていて、素晴らしく格好良い。
この姿を見れば、アメリカでも、UKでも、少年達がエルヴィスに憧れ、エルヴィスを目指すのも当然という気がする。
そして20年後。
エルヴィスは1977年に亡くなるので、この動画は亡くなる少し前ということになるだろう。私は彼に詳しくないのでよく知らないが、これはマディソン・スクェア・ガーデンのような大きな会場に見える。
「70年代のエルヴィスの良さを語る!」…という「通」も居る。さすが、筋金入りのファンは違う。私は…すみません。無理。筋金が入っていないので。ええと…ものすごく歌の上手い………(中略)………人。
自分は、ロックを見た目の格好良さも込みで愛しているのだと、実感してしまった。
気を取り直して。
チビでデブ、しかも歌はとても上手いというわけでもない、でも格好良く、楽しいブルース・ブラザーズ。
一番好きな "Jailhouse Rock" と言ったら、これを挙げると思う。映画全体込みで好きなせいだろう。
ところで、最初にテーブルにあがって踊り出す囚人はジョー・ウォルシュだという話は、本当だろうか。80年頃のジョー・ウォルシュを知らないので、よく分からない。
そもそも、どうして "Jailhouse Rock" の話になったのか。久しぶりにジェフ・ベック・グループを聴いたからだ。[Beck-Ola] の "Jailhouse Rock" は、ベックはもちろん、ロッドにロニー、ニッキー・ホプキンズ、トニー・ニューマンという恐ろしく豪華な演奏。
とにかく最初から最後まで「演奏過多」とでも言うべき騒々しさ。その暑苦しい分厚さが、同時に格好良い。このアルバム収録バージョンは3分強という短い時間であることも良い。これがダラダラ続くと退屈になる。
特にニッキー・ホプキンズが素晴らしい。彼にしては弾きすぎというくらいピアノを弾きまくり、音も大きい。ジェフ・ベックのギターよりもせり出し、迫ってくる。まさに気迫のプレイ。
メンバー同士が嵐のようにサウンドを叩きつけ、殴り合うようなこの演奏。まるで調和とか、バランスということを度外視している。こういうバンドのノリは長く続けることが困難で、刹那的な芸術と言うべきだろう。ある意味、投げやりなほどの思い切りの良さと、格好良さ。凄まじいとしか言いようがない。
最後に、ゆるーい "Jailhouse Rock"。
これが同じ曲かと思うほど、ゆるい。Ukulele Club Liverpool なるグループが、街のお祭りでゆるーく演奏。観客もゆるい。前の数曲を聴いた後だと、なんだかホッとするような、腰砕けになるような。
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